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[debian-users:22620] Re: pcmcia-source can't build modules package



池田@オレンジです。

On Wed, 31 May 2000 01:34:53 +0900
in [debian-users:22619] pcmcia-source can't build modules package
MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 <matsuda@xxxxxxxxxxxx> Wrote
> こんにちは。松田陽一@PAL-NET三鷹です。

ども(^^;

> [Q]
> potato を libretto30 で使ってます。
> apt-get upgrade しましたところ、pcmcia-source から作られる
> pcmcia-modules パッケージが、正常にインストールできなくなってし
> まいました。

> (2) make-kpkg --revision Custom.1 modules-image
>     とやったら、以下のようなエラーメッセージが出て来た。
> 
> Warning: The Custom.1 option only has an effect during
> the configure phase -- in other words, since the file
(略)
>     言われた通りに stamp-debian と stamp-configure を削除して、
>     改めて make-kpkg --revision Custom.1 modules-image を実行、
>     パッケージが出来上がった。

make-kpkg clean 後最初の make-kpkg --revision ほげほげ の時には、
configure phase があって、.dependファイルとか、config.hとかが作られます。
2度目からはそれが(多分同じだから)スキップされて前回作ったものがそのまま使
われます。
その「初めて?」というののチェックに、stamp-configureとかが使われているよ
うです。
ですから、make-kpkg --revision hogehoge kernek-image を2回やっても同じメッ
セージが出てきます。

このメッセージが出るようになったのはpotatoのいつの頃か(^^;からで、そんな
に「つい最近変わった」訳では無いと思いますが、いつからかは憶えてません(^^;
slinkの頃までは、単に2度目以降の--revision hogehogeが無視されてたような記
憶がありますが、昔の事なので:-)定かではありません。
この辺は「make-kpkgの仕様変更」ですから、カーネルバージョンとか、pcmciaの
バージョンとは関係ありません。

んで、このconfigure phaseで設定されるconfigは、
make-kpkg --revision hogehoge kernel-image
とやると/usr/src/linux以下だけが設定されます。
make-kpkg --revision hogehoge modules-image
とやると/usr/src/modules以下も設定されます。

# パスは、/usr/src/以下にソースを展開している場合

この辺はバグと言えばバグかもしれませんが、仕様です(^^;きっと(^^;

一番無難なのはmake-kpkg cleanした後に
make-kpkg --revision hogehoge kernel-image modules-image
と、一緒に作っちゃう事ですね。

> (3) dpkg --purge pcmcia-modules-2.2.15
>     rm --recursive -v /lib/modules/2.2.15
>     dpkg --install /usr/src/kernel-image-2.2.15_Custom.1_i386.deb
>     ここまではスムーズに作業できた。
> 
> (4) dpkg --install /usr/src/pcmcia-modules-2.2.15_3.1.8-12+Custom.0_i386.deb
>     を実行した途端、エラーメッセージが出力され、それまで認識できて
>     いた ether card を認識しなくなってしまった。

(3)と(4)の間でリブートしてなければ、今「インストール」されてるカーネルは
kernel-image-2.2.15_Custom.1_i386.debでも、今「動いてる」カーネルは、それ
以前のヤツだから、と〜ぜんそうなります。

ところで、pcmcia-modules-2.2.15_3.1.8-12+Custom.0_i386.debというのは、
pcmcia-modules-2.2.15_3.1.8-13+Custom.1_i386.debのtypoですね?
                             ~        ~
あと、自分でrmとか、あらかじめpurgeなんてしないで、

dpkg --install /usr/src/kernel-image-2.2.15_Custom.1_i386.deb \
    /usr/src/pcmcia-modules-2.2.15_3.1.8-13+Custom.1_i386.deb

と、まとめてインストールした方が無難です。
もちろん、これでも同じようにpcmciaを再立ち上げした所で同じようにエラーに
はなりますが...
(当然、上記後はリブート要)

> これはpcmcia-source が 3.1.8-12 から 3.1.8-13 に上がった際に混入し
> た、既知のエラーでしょうか?

/lib/modules以下は、カーネルバージョン別にしかディレクトリが分かれていな
いので、revisionが変わっただけの(今動いてるのと)同一カーネルバージョン
のモジュールを入れ替えたらこういう事になるってのは、100年前からそういう仕
様だと思いますが:-)

# "Set version information on all symbols for modules"とかセットしてなけ
# ればOKなのかな?
## 同一カーネルバージョンでもEXTRAVERSIONも駆使(^^;すれば、共存できるけど、
## ふつ〜そこまではしないよね(^^;
### 2.4からは、pcmcia関係がカーネルに入っちゃったので、この辺の事情はかな
### り変わって来ます

--

Masaki Ikeda <masaki@xxxxxxxxxxxx>
    Orange System Co.