いまいです。 2005 年の第 9 号です。 # 今週号は、やまねさんにコメントを頂きました。ありがとうございます。 --------------------------------------------------------------------------- Debian Weekly News http://www.debian.org/News/weekly/2005/09/ Debian Weekly News - March 1st, 2005 --------------------------------------------------------------------------- Debian コミュニティのための週刊ニュースレター、Debian ウィークリーニュー スの今年の第 9 号へようこそ。Harald Welte さんが、Linux では新記録とな る、4 つのギガビットイーサネットポート上で 2.1 M pps (パケット毎秒) の UDP パケットの転送が成功したと報告しました[1]。Debian もメンバーになっ ている OASIS[2] が規格の実装に悪影響を及ぼす特許ポリシーを採用したのを 受けて、John Goerzen さんが公開書簡への支持を呼びかけました[3]。 1. http://gnumonks.org/~laforge/weblog/2005/02/23#20050223-olsson-newrecord 2. http://www.oasis-open.org/ 3. http://lists.spi-inc.org/pipermail/spi-general/2005-February/001227.html Debian リリースの最新情報。Andreas Barth さんが、リリース進捗状況につ いての最新情報を報告しています[4]。彼はその中で、debian-installer[5] の 3 度目のリリース候補のスケジュールをまとめています。buildd インフラ ストラクチャもずいぶん改善されてきており、リリースに向けての準備がまも なく整うと思われます。多くのバグが修正されており、古くなったライブラリ が sarge からいくつか削除される予定です。 4. http://lists.debian.org/debian-devel-announce/2005/02/msg00010.html 5. http://www.jp.debian.org/devel/debian-installer/ Debian クラスタコンポーネント。クロアチアの The Rudjer Boskovic Institute は、Debian ベースの高性能コンピュータクラスタを構築する完全 なツールボックス、Debian Cluster Components を発表しました[6]。これは、 Debian ベースのクラスタを簡単に作成・展開する Debian パッケージ一式で 構成されています。 6. http://dcc.irb.hr/ LinuxWorld からのレポート。Jaldhar Vyas さんなどが、ボストンで行われた LinuxWorld Expo[7] で Debian ブースを運営し、そのイベントについてレポー トを書きました[8]。彼らは、たくさんの Debian CD を配ったこと、多くの寄 付を集めたことから、このショーは大成功だったと考えています。今や多くの 人々が .org パビリオンの大部分を占めていた Debian やその派生物について 聞いたことがあるはずです。しかし、フリーソフトウェアコミュニティが展示 会の他の部分とは壁で仕切られていたことに、彼らはがっかりしました。 7. http://www.jp.debian.org/events/2005/0215-lwe 8. http://www.braincells.com/debian/2005/02/24#report L4 における GNU/Hurd の進捗。Marcus Brinkmann さんが Hurd/L4[9] のプロ セス初期化コードを書き終え、最初のプログラムがその上で実行されました[10]。 Hurd/L4 は、Hurd を高性能な L4[11] マイクロカーネルに移植する意欲的な 試みです。Hurd の L4 移植の開発はペースが落ちていますが、Hurd/L4 上で 初めてユーザプログラムが起動されたのは、非常に重要な第一歩です。 9. http://www.gnu.org/software/hurd/hurd-l4.html 10. http://portal.wikinerds.org/gnu-hurd-l4-first-program 11. http://l4ka.org/ リリースへの一般的な疑問。Drew Daniels さんが、次期 Debian リリースに 対してユーザが抱いている数々の疑問、特に可用性と一時的な問題を取り上げ る目的で wiki ページ[12]を作成しました[13]。新規または重要なアップロー ドや、sarge で収録されるパッケージに関する質問にも答えています。 12. http://wiki.debian.net/?DebianReleaseFAQ 13. http://lists.debian.org/debian-release/2005/02/msg00113.html メンテナと開発元の密接な関係。Andrew Pollock さんは、Debian 開発者に、 Debian でパッケージにしているソフトウェアの開発元の作者と密接な関係を 維持するよう依頼しました[14]。彼は、いくつかのパッケージを引き継いでそ のバグについてそれぞれの開発者と議論したところ、彼らが Debian のバグ追 跡システムの存在を知らなかったことなど、いくつかの例をあげました。バグ が Debian でのパッケージングによるものではない場合には、開発元にそれを 知らせて話し合うべきです。 14. http://blog.andrew.net.au/2005/02/25#upstream AMD64 移植の最新情報。Goswin von Brederlow さんは、Debian の AMD64[15] 移植の進捗報告を提出しました[16]。GNOME と KDE はともに、sarge での依 存関係が満たされました。AMD64 で debian-installer のテストが成功したと いう最近の報告からすると、この移植版はついに公式リリースに追い付いたよ うです。 15. http://www.jp.debian.org/ports/amd64/ 16. http://lists.debian.org/debian-devel/2005/02/msg01161.html セキュリティ上の更新。いつもの手順はご存知でしょう。もしこれらのパッケー ジがひとつでもインストールされていたら、システムを更新してください。 * DSA 688: squid[17] -- サービス不能 (DoS) 攻撃。 * DSA 689: mod_python[18] -- 情報の漏洩。 * DSA 690: bsmtpd[19] -- 任意のコマンドの実行。 17. http://www.jp.debian.org/security/2005/dsa-688 18. http://www.jp.debian.org/security/2005/dsa-689 19. http://www.jp.debian.org/security/2005/dsa-690 今後も DWN を読みたいですか? このニュースレターの作成を手伝ってくださ い。Debian コミュニティを見守って、何が起こっているかをレポートしてく れるボランティアの記者を必要としています。どうすれば手伝うことが出来る か、寄稿のページ[20]を見てください。dwn@debian.org[21] であなたのメー ルを楽しみに待っています。 20. http://www.jp.debian.org/News/weekly/contributing 21. mailto:dwn@debian.org 今週号の Debian ウィークリーニュースは、Pascal Hakim さん、Martin 'Joey' Schulze さんが編集しました。 -- Nobuhiro IMAI <nov@xxxxxxxxxxxx> Key fingerprint = F39E D552 545D 7C64 D690 F644 5A15 746C BD8E 7106
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