[debian-users:48081] Re: arm版のtripwireについて

[Kobayashi Noritada <nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>]

小林です。

From: Yukio Hashimoto
Subject: [debian-users:48080] Re: arm版のtripwireについて
Date: Tue, 20 Feb 2007 22:43:00 +0900

> 　武藤さんの書かれた『Debian辞典』のp370〜の「自分でソースパッケージから
> 作ってみたい」を参考にtripwire2.4.0.1のソースを取得し、パッケージ化しよ
> うとしてみましたが、エラーを起こしてdebパッケージを作成することが出来ま
> せんでした。

# 『Debian辞典』は武藤さんじゃなくてやまだあきらさん + 鵜飼さんですよ。:-)

> ソースコードアーカイブを展開したディレクトリに移動して
> 
> $dh_make
> $dpkg-buildpackage -us-uc -rfakeroot
> 
> すると
> 
> It is recommended that the binary be copied to a secure location and
>   re-copied to /usr/sbin at runtime or run directly
>   from the secure medium.
> make[1]: *** No rule to make target `MANDIR/home/***/work/tmp/integrit/
> integrit-4.0/debian/tripwire/usr/share/man/man1'.  Stop.
> make[1]: Leaving directory `/home/***/work/tmp/integrit/integrit-4.0'
> make: *** [install] Error 2
> 
> 上記のエラーを表示してビルドが失敗。

dh_make は debian ディレクトリ *の雛型 (テンプレート)* を作成するコマ
ンドなので、作成された debian/* をいじらなくてはビルドが成功しません。
いじりましょう。

といっても、実のところ今回のように以前パッケージ化されたバージョンがあ
る場合は、dh_make を使ってテンプレートを作成し、一からパッケージ化する
必要はありません。古いバージョンのパッケージから debian ディレクトリを
もってきてビルドを試し、それでうまくいかなかったらその原因を探って 
debian/* を調整、というのが楽でしょう。

-- 
|:  Noritada KOBAYASHI
|:  Dept. of General Systems Studies,
|:  Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|:  E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|:          nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|:  Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06  4380 19BB ADA0 695C 9F53