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[debian-users:50354] LANDISKにDebianをポートしませんか?



きんねこ@金沢です。

  最近の高性能低価格NASは、Marvellというチップベンダの出しているARM9系のOrion
 というシリーズのSoCが搭載されていることが多いのですが、2.6.25からこれまでgitでブ
 ランチにあったOrion patchが統合されることになったそうです。

  Debianでは、tbmが、それにむけてQNAPのDebian標準サポートに動いているのは
 知っていましたが、OrionをDebian ARMの標準ベースで入れていこうとしているというの
 は知らなかったです。

http://www.linuxdevices.com/news/NS5637467946.html

  わたしが仕事で関わっているLANDISKシリーズも、いくつかの製品でOrionを採用して
 います。
  FとGSの底辺ラインのものは違うSoCですが、それ以外はOrionを採用しており、モデル
 による違いは、主にマイコンの搭載の有無や、FlashROMの容量、RAMの容量になります。

  先の記事には、LANDISKも名前が出ていますが、海外で売っていないので、なかなか
 こういうポート作業のターゲットになりません(^^;。

  国内で、この作業をやってやろうという方はいらっしゃいませんでしょうか?

  現在は、2.6.12ベースで、ボタン制御やLED制御のドライバを含めて、Debianベースの
 オープンな開発環境(Sarge/Etch)を作り、"OPEN LANDISK PLATFORM"としてハード
 ウエアOEMを希望する会社に提供しています。もちろん、これらのドライバ部分のソース
 も入ってます。
  この環境の対象ハードウエアは、HDL-GXR,GTです。これは公開を前提にして作られ
 ているので、そのまま利用することができます。L4Gは若干違う部分があるので、いまの
 ところ公開用にはまとめられていません。
  GXR,GTは、基板上にシリアルポートもあり、コンソールからの操作ができるほか、u-boot
 でMACアドレスを書いているので、QNAPのように起動後にMACアドレスをセットしなけ
 ればいけないような面倒なことはありません。

  必要な作業は、以下あたりではないかと考えています。

   ・ドライバ類のポート
   ・ハードアーキテクチャIDの登録と、それと連動したビルドオプションの追加
   ・d-iでの対応
   ・動作確認

  DebianのOrionサポートそのものが、まだ作業途上ですので、d-iなどディストリビューショ
 ンとしての対応を行うには、MLで英語のやりとりも必要になると思います。

  もし、これらの作業をやってみようという方がいらっしゃいましたら、個人的な範囲でのサポー
 トになりますが、機器やドライブの提供などを考えますので、ご連絡ください。