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[debian-users:52905] Re: WindowsXP、Debian、Ubuntuマルチブート下でのMBRについて



On Sun, Aug 30, 2009 at 09:13:46AM +0900, tw wrote:
> > GRUBの選択画面はmenu.lstの内容をそのまま出しているだけだと思います。
> > 
> Ubuntuのmenu.lstの内容がMBRに書き込まれている、
> といいますか、上書きされるということですね。

微妙に違います。正確には「menu.lstの内容がMBRに書き込まれ」はしません。

UbuntuがMBRの内容を上書きして、 Ubuntuの入ったパーティションのなかの
menu.lstを読みにいくようになっているということです。

Liloと違い、MBR自身にはブートメニュー情報と等価な情報を置かないはずで、
どこに書かれているかをかいてあって、ファイルシステムを理解して読みにい
くのがGRUBの賢いところなので。

> > UbuntuのGRUB設定の仕組みがDebianと同じかどうか調べていないので的を外して
> > いるかもしれませんが、逆の順序でインストールしてもいかにも同じ挙動になりそう
> > なのでその前提で説明すると、
> > 
> > 1. UbuntuのインストーラでGRUBをセットアップ
> > 2. GRUBセットアップ時にインストーラは、Ubuntuブートパーティション以外に
> >    ほかのパーティションもチェックする
> > 3. Debianブートパーティションにカーネルを見つけたのでそれをmenu.lstに追加
> >    (menu.lstのMAGICブロック範囲外)

ここの意味がよりはっきりするでしょ。

> > 4. Ubuntuでカーネルパッケージに対して追加/削除/更新を行うと、update-grubが
> >    実行され、MAGIC範囲内の内容が更新される
> >    DebianなどのUbuntu管理外(MAGICブロック範囲外)のものについてはノータッチ
> > 5. MAGICブロック範囲外のものについてはノータッチだから、Debian側でカーネルを
> >    操作してもやはりUbuntu側grub.lstに変更は行われない
> > 
> > となりますね。
> > 
> > 要するにmenu.lstにおけるUbuntuカーネル以外のエントリはインストーラがユーザの
> > 便宜のために定義したものであり、以降の保守については自動ではなく、すべてユーザに
> > 任されています。
> 
> この部分ではっきり、目から鱗が落ちたような気がします!
> わかりやすいご教示ありがとうございました。