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[debian-users:53387] Re: CUPSのDigest認証
武藤@Debianぷろじぇくとです。
At Sat, 28 Nov 2009 18:01:54 +0900,
canon wrote:
> > CUPS 1.3.8までのバグだったかと思います。
> > lpadminなどのlibcupsにリンクされたコマンドツールだと問題ないのですが、
> > Defaultのフォールバックの機構に問題があり、1.3.9で修正されていますね。
> > 1.3.8での回避方法としては「AuthType Defaultの代わりにAuthType Digestと
> > 明示的に設定する」です。
>
> 試しにすべての「AuthType」を「Default」から明示的に「AuthType Digest」としてみました。しかしやはりプリンタを認識しません。
> 「Authorized using Basic, expected Digest!」というエラーが数回発生してしまいます……。
>
> 不思議な事に「AuthType BasicDigest」または「DefaultAuth BasicDigest」かつ「AuthType Default」な時は認識します。
ふむ、では設定の問題か、バージョンの問題ですね。実機に入らないと検証するの
も難しそうです :)
いずれにしてもローカルホスト内の通信でDigestにする理由はあんまりない
と思います。怖ければcups-clientパッケージによるコマンドツールのほうを
使えば、ローカルでの通信についてはソケットファイル経由なのでだいぶ
安全です。
> あと確か「/usr/share/doc/libcups2/README.Debian.gz」を読む限り、DebianのCUPSって、デフォルトでSSLがサポートされていないんですよね。
> もしかしてGNUTLSもサポートされていないのですかね? となれば、CUPSで暗号化通信は「再コンパイル」しないとできないということになりますか?
> 勘違いであればすいません。
はい、勘違いですね。GNUTLSのほうでサポートされています(libgnutls26)。
> そんでもって「https」でcupsのウェブインターフェイスに接続すると、iceweaselでは「sec_error_untrusted_issuer」エラーが゜発生。
> CUPSのログには「Unable to encrypt connection from localhost!」というログが残っていました。
デフォルトで作られる証明書はiceweaselブラウザに登録されている認証機関に
署名を受けたものではないので当然です。
警告が出ないようにしたいなら、/etc/cups/server.keyを作り直した上、要求書に
認証機関から有償で署名を受けた証明書を/etc/cups/server.crtで置く、という
手順になります。
ただここまでする場合にはGNUTLSに互換性があるとはいっても、金銭出費が絡んで
くるので、実績のあるOpenSSLのほうにリンクした形でCUPSをビルドし直すほうが
確実でしょう。ソースパッケージのrulesのフラグを1つ変えるだけで済んだはず。
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武藤 健志@ kmuto @ kmuto.jp
Debian/JPプロジェクト (kmuto@debian.org, kmuto@debian.or.jp)
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