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[debian-users:53439] Re: デュアルブート環境を再構築したい



長南です。

状況が複雑すぎて、さっぱりわかりません。こういうときは、問題を
単純なものに分割して、順番に対処して行った方がよいと思います。

1) まず、Windows XP が単独でブートできるようにするべきでしょう。
   つまり、Windows の回復コンソール (と言うんですか) で一番目の
   ハードディスクの MBR とパーティションのブートセクタを修復して、
   Windows が単独でブートできるようにする。ご自分でもそれを
   なさったけれど、うまく行かなかったということのようですが、
   これに成功しなかったら、もっと複雑な Grub や MBM 経由での
   Windows のブートなんて、できるわけがありません。

   # よく知らないのですが、fixboot は fixboot C: というふうに
   # ドライブを引数として付けなくてもよいのですか。

   # 念のため、ハードディスクは Windows の入ったものだけにする、
   # ほかのハードディスクはすべて外す、なんてことを試してみるのも
   # よいかもしれません。

2) Windows が単独でブートするようになったら、メインで使う
   Linux を、そのディストリビューションのインストールディスクから
   レスキューモードでブートして、Grub を入れ直し、Windows との
   デュアルブートができるようにします。この場合、Grub は 一番目の
   ハードディスクの MBR に入れることになります。一番目のハード
   ディスクは sda か hda だと思いますが、どちらか確認しておくこと。

3) 2) に成功したら、ほかのディストリビューションの Linux の
   Grub の入れ直しです。ディストリビューションそれぞれの
   インストールディスクをレスキューモードで使うのが、
   間違いがないだろうと思います。このとき、Grub は MBR ではなく、
   必ずそのディストリを入れたパーティションのブートセクターに
   入れること。メインで使うディストリの /boot/grub/menu.lst を
   あとで手で書き直すことで、マルチブートを実現します。

# ここまで書いたとき、青木さんのメール [debian-users:53437] が
# 届きました。2)、3) については、青木さんがおっしゃっているように、
# Grub を入れた CD を作って (FD だってよいけれど)、そこから目的の
# ディストリをブートする方が、インストール CD のレスキューモードを
# 使うより楽だし、わかりやすいと思います。たぶん、その方が無難だし。

# Linux を再インストールしてもよいのなら、その方がもっと
# 簡単かもしれません。

大体、上のような順番でやってみるところではないでしょうか。途中で
うまく行かないことがあったら、そのとき質問なさればよいでしょう。
1) に関しては、Windows ユーザの方が詳しいでしょうけれど。

# ついでに書いておくと、今回は MBM を使わないこと。便利なブート
# ローダなのでしょうが、MBM を使うと、状況が複雑になるだけです。

-- 
長南洋一