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[debian-users:55811] [Translate] [SECURITY] [DSA 2358-1] openjdk-6 security update



かねこです。
URL 等は Debian-security-announce メーリングリストの元記事を確認
ください。

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Debian Security Advisory DSA-2358-1                   security@debian.org
http://www.debian.org/security/
December 05, 2011                      http://www.debian.org/security/faq
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Package        : openjdk-6
Vulnerability  : 複数
Problem type   : リモート
Debian-specific: いいえ
CVE ID         : CVE-2011-0862 CVE-2011-0864 CVE-2011-0865 CVE-2011-0867
                 CVE-2011-0868 CVE-2011-0869 CVE-2011-0871 CVE-2011-3389
		 CVE-2011-3521 CVE-2011-3544 CVE-2011-3547 CVE-2011-3548
		 CVE-2011-3551 CVE-2011-3552 CVE-2011-3553 CVE-2011-3554
		 CVE-2011-3556 CVE-2011-3557 CVE-2011-3560

Java プラットフォーム実装 OpenJDK に、複数の問題が発見されました。こ
の勧告は以前の 2 つの勧告 DSA-2311-1 と DSA-2356-1 を合わせたものです。

CVE-2011-0862
	JPEG およびフォントパーザに整数オーバフローがあり、信用でき
	ないコード (アプレット含む) からの、特権の昇格が可能です。

CVE-2011-0864
	OpenJDK の just-in-time コンパイラである Hotspot が一部のバ
	イトコード命令の処理を誤っており、信用できないコード (アプレ
	ット含む) が仮想マシンをクラッシュ可能です。

CVE-2011-0865
	符号付きオブジェクトのシリアライズに競合条件があり、信用でき
	ないコード (アプレット含む) がシグネチャを損なうことなく符号
	付きのコンテンツを変更可能です。

CVE-2011-0867
	信用できないコード (アプレット含む) が、ネットワークインター
	フェースに関する公開を意図していない情報を読み取り可能です
	(インターフェース MAC アドレスは引き続き信用できないコードか
	らのアクセスが可能です)。

CVE-2011-0868
	浮動小数点から long 型整数の変換がオーバフローするため、信用
	できないコード (アプレット含む) が仮想マシンをクラッシュ可能
	です。

CVE-2011-0869
	信用できないコード (アプレット含む) から SOAP コネクションを
	用いたプロキシサーバ再設定要求を出すことにより、HTTP リクエ
	スト要求を中断可能です。

CVE-2011-0871
	信用できないコード (アプレット含む) が、Swing MediaTracker
	コード経由で特権の昇格を行えます。

CVE-2011-3389
	TLS 実装が、CBC モードでブロック暗号化が用いられている場合に、
	ある種の選択平文攻撃に対して適切な保護を行っていません。

CVE-2011-3521
	CORBA 実装の IIOP 実装にデシリアライズの欠陥があり、信用でき
	ない Java  コード (アプレット) の特権の昇格を許します。

CVE-2011-3544
	Java スクリプティングエンジンに必要なセキュリティマネージャの
	チェックが抜けているため、信用できない Java  コード (アプレッ
	ト) の特権の昇格を許します。

CVE-2011-3547
	java.io.InputStream の skip() メソッドが共有バッファを用いてい
	るため、信用できない Java  コード (アプレット) から他のコード
	がスキップしたデータをアクセス可能です。

CVE-2011-3548
	java.awt.AWTKeyStroke クラスに、信用できない Java  コード (ア
	プレット) の特権の昇格を許す欠陥があります。

CVE-2011-3551
	Java2D の C コードに整数オーバフローがあり、ヒープベースのバ
	ッファオーバフローが起きるため、信用できない Java  コード (ア
	プレット) の特権の昇格を許します。

CVE-2011-3552
	悪意を持った Java コードが多数の UDP ポートを利用可能なため、
	サービス拒否攻撃に繋がります。

CVE-2011-3553
	JAX-WS が、ある種のサーバレスポンスのスタックトレースを既定で
	有効にしているため、機密情報漏洩の可能性があります。

CVE-2011-3554
	pack200 フォーマットの JAR ファイルのエラーチェックが十分でな
	いため、細工した pack200 ファイルの伸張の際に任意のコードの実
	行が行えます。

CVE-2011-3556
	RMI レジストリサーバで一部のメソッドのアクセス制限が抜けており、
	リモートの攻撃者からの任意のコードの実行を許します。

CVE-2011-3557
	RMI レジストリサーバで信用できない Java コードの特権を適切に
	制約していないため、RMI クライアントからの RMI レジストリサー
	バでの特権の昇格が可能です。

CVE-2011-3560
	com.sun.net.ssl.HttpsURLConnection クラスの
	setSSLSocketFactory() メソッドで適切なセキュリティマネージャ
	のチェックが抜けているため、信用できない Java コード (アプレ
	ット) からのセキュリティ制限の迂回を許します。

旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、これらの問題
はバージョン 6b18-1.8.10-0~lenny1 で修正されています。

直ぐに openjdk-6 パッケージをアップグレードすることを勧めます。

Debian Security Advisories に関する説明、これらの更新をシステムに適用
する方法、FAQ などは http://www.debian.org/security/ を参照ください。

Mailing list: debian-security-announce@lists.debian.org
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Seiji Kaneko                         skaneko@xxxxxxxxxxxx
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