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Bugs/server-control.wml,Bugs/server-request.wml



鍋谷です。

  Bugs/server-control.wml
  Bugs/server-request.wml
   
    * Initial Release.

です。1年半前の訳と比べて全面改訂されています。

大阪大学理学研究科物理学専攻 博士後期課程2年 大坪研究室(06-6850-5346)
         鍋谷 栄展      nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


#use wml::debian::template title="Debian bug tracking system" NOHEADER=yes WEBMASTER=bugs
<!--original_revision: 1.3 :-->

<h1>バグコントロールメールサーバ入門</h1>

電子メールによってバグ報告記録や関連文書を取り寄せることができる
メールサーバが <code>request@bugs.debian.org</code> にありますが、
更にバグ報告をいろいろな方法で操作できるメールサーバが
<code>control@bugs.debian.org</code> で運用されています。
<p>

コントロールサーバは、いくつかの追加コマンドがある以外はリクエスト
サーバと同じ動作をします。実際に、2つのサーバは同じプログラムなのです。
アドレスを2つにした理由は、ユーザが単に情報を要求しているだけである
場合に、 誤って問題が起きるのを避けるためです。
<p>

どちらかのアドレスにメールを送る場合のメールサーバの基本操作と
利用可能な共通コマンドの詳細については WWW上の
<A href="server-request#introduction">リクエストサーバ入門</A>、
ファイル <code>bug-log-mailserver.txt</code>、または
どちらかのメールサーバに <code>help</code> を送ることで参照できます。
<p>

メールサーバの <A href="server-refcard">リファレンスカード</A>
を WWW 上やファイル <code>bug-mailserver-refcard.txt</code> で参照
できます。または、電子メールで <code>refcard</code> コマンドを送る
ことでも利用できます)。

<h1>コントロールメールサーバのみで利用可能なコマンド</h1>

<dl>

<dt><code>close</code> <var>bugnumber</var>
<dd>

バグ報告 #<var>bugnumber</var> をクローズする。
<p>

バグを報告したユーザに通知が送られる。しかし、
(<var>bugnumber</var><code>-done@bugs</code> にメールを送った場合と
違い)バグをクローズしたメールの本文はその通知に<em>添付されない</em>。
バグ報告をクローズしたメンテナーは、別にメッセージを送るなどして、
バグを報告したユーザがなぜそのバグがクローズされたか確実に分かる
ようにしなければならない。

<dt><code>reassign</code> <var>bugnumber</var> <var>package</var>
<dd>

バグ報告 #<var>bugnumber</var> が <var>package</var> のバグであること
を記録する。このコマンドは、ユーザが擬似ヘッダをつけ忘れた場合に
パッケージを設定したり、以前のパッケージ設定を変更するために利用される。
この変更による通知は(処理中の写しの通常情報以外に)誰にも送られない。

<dt><code>reopen</code> <var>bugnumber</var>
 [ <var>originator-address</var> | <code>=</code> | <code>!</code> ]
<dd>

バグ報告 #<var>bugnumber</var> がクローズされている場合、再オープンする。
<p>

デフォルトで、または <code>=</code> を指定することで、元々の報告者が
そのまま再オープンされたバグ報告の報告者となる。そのため、元々の報告者は
そのバグ報告が再びクローズされる時に通知を受け取ることになる。
<p>

<var>originator-address</var> を指定した場合、バグ報告者のアドレス
を設定できる。自分が再オープンしたバグ報告の新しい報告者になる場合は、
<code>!</code> を使用するか、または自分の電子メールアドレスを指定する。
<p>

通常は、記録しようとする人がバグ報告を再オープンする報告者になる
と良いであろう。その場合、バグが再びクローズされる時に通知を受け
取ることができる。
<p>

バグがクローズされていない場合、reopen は何もせず、報告者の変更も行わない。
未解決バグ報告の報告者を変更する方法はない
(これは意図的であり、報告したバグについて誰からも何の発言も無いうちに
バグがクローズされ28日後にバグが消去されてしまうことを防ぐ)。

<dt><code>forwarded</code> <var>bugnumber</var> <var>address</var>
<dd>

バグ報告 <var>bugnumber</var> がパッケージの原作者のアドレス
<var>address</var> に転送されていることを記録する。バグ報告自体は
実際に転送されない。このコマンドは、間違った forwarded-to アドレス
を変更したり、転送済であることが記録されていないバグに対して
新しいアドレスを指定したりするのに使用できる。

<dt><code>notforwarded</code> <var>bugnumber</var>
<dd>

<var>bugnumber</var> が任意のパッケージ原作者に転送済である
という記録を抹消する。バグ報告が転送済でない場合、
このコマンドは何もしない。

<dt><code>retitle</code> <var>bugnumber</var> <var>new-title</var>
<dd>

指定したバグ報告のタイトルを変更する
(デフォルトは元々のバグ報告の <code>Subject</code> メールヘッダが
使われる)。
<p>

他の多くのバグ操作コマンドと異なり、このコマンドをマージされたバグ報告
のひとつに用いた場合、変更を要求したバグ報告のタイトルのみが変更され、
マージされている全てのバグ報告のタイトルは変更されない。

<dt><code>severity</code> <var>bugnumber</var> <var>severity</var>
<dd>

バグ報告 #<var>bugnumber</var> の severity (重要度)レベルを
<var>severity</var> に設定する。この変更はバグを報告したユーザには
通知されない。
<p>

severity には 
<code>critical(致命的)</code>、<code>grave(重大)</code>、
<code>normal(通常)</code>、<code>important(重要)</code>、
<code>wishlist(要望)</code> がある。

<A href="Developer#severities">これらの意味</A>については、
バグシステムの一般開発者文書で調べること。

<dt><code>merge</code> <var>bugnumber</var> <var>bugnumber</var> ...
<dd>

2つ、またはそれ以上のバグ報告をマージする。
バグ報告がマージされると、マージされたバグ報告の任意の一つに対して
オープン、クローズ、転送済としてマーク・マーク解除したり、新しい
パッケージに再指定したりした場合に、マージされたバグ報告全てに同
じ操作がなされる。
<p>

バグ報告をマージするためには、それらが厳密に同じ状態でなければならない。
つまり、すべてのバグがオープンであるかクローズであり、すべて同じ原作者
のアドレスに転送済となっているか未転送になっていて、更に、すべて
同じパッケージ(群)に指定されていなければならない
(バグが指定されているパッケージについて完全文字列比較が行われる)。
それらのバグが同じ状態でない場合、<code>merge</code> コマンドを使用
する前に、<code>reassign</code>、<code>reopen</code> 等を使って
同じ状態にしなければならない。

<p>

<code>merge</code> コマンドで与えられた任意のバグが既に別のバグに
マージされている場合、コマンドに与えられた任意のバグにマージされ
ているすべてのバグがマージされる。「マージ」は(数学の)等号に似て
おり、再帰性、推移性、対称性を持つ。
<p>

マージされたバグ報告は、それぞれの報告のログに注意書きがなされる。
WWWページ上では、マージされている他のバグへのリンクが含められる。
<p>

マージされたバグ報告は、それぞれ個別の抹消期限がすべてのバグ
報告について満了した後、すべて同時に抹消される。

<dt><code>unmerge</code> <var>bugnumber</var>
<dd>

指定したバグ報告を、これにマージされていた他のバグ報告から分離する。
指定したバグ報告が複数のバグ報告にマージされていた場合は、指定したバグ
報告以外はすべてマージされたままとなる。
明示的に指定したバグのみが結合を取り除かれる。
<p>

ひとつにマージされた多くのバグ報告を 2 つのグループに分けたい場合は、
新しいグループに移したいバグ報告をそれぞれ個別にアンマージし、それから
新しいグループに merge しなければならない。
<p>

<code>unmerge</code> コマンド一回でバグ報告をひとつだけアンマージする
ことができる。複数のバグ報告を分離したい場合は、メール本文に複数の
<code>unmerge</code> コマンドを含めなければならない。

</dl>

<hr>
他のページ
<ul>
<li><A href="./">バグ追跡システムトップページ</A>
<li><A href="Reporting">Debian にバグを報告する方法</A>
<li><A href="Access">バグ追跡システムに記録されているバグ報告の調べ方</A>
<li><A href="Developer">バグ処理システムに関する開発者情報</A>
<li><A href="server-request">メールサーバの基本とバグ情報を取得するためのコマンド</A>
<li><A href="server-refcard">メールサーバリファレンスカード</A>
<li><A href="db/ix/full.html">未解決バグ、最近報告されたバグ一覧</A>
<li><A href="db/ix/packages.html">バグ報告を受けているパッケージ</A>
<li><A href="db/ix/maintainers.html">>バグ報告を受けているパッケージメンテナー</A>
 <li><A href="../">Debian GNU/Linux トップページ</A>

</ul>

<hr>
<address>
<A href="http://www.chiark.greenend.org.uk/~ijackson/";>Ian Jackson</A>
 /
<A href="mailto:owner@bugs.debian.org";>owner@bugs.debian.org</A>.
29 Mar 1998.
<p>
Debian bug tracking system
copyright 1994-1997 Ian Jackson, copyright 1997 nCipher Corporation Ltd,
copyright 1995 Steven Brenner.
<A href="http://www.chiark.greenend.org.uk/~ian/debbugs/";>Available
under the GPL.</A>

</address>
#use wml::debian::template title="Debian バグ追跡システム" NOHEADER=yes WEBMASTER=bugs
<!--original_revision: 1.4 :-->

<A name="introduction">
<h1>バグシステムリクエストサーバ入門</h1>
</A>

バグ追跡システムでは、要求に応じて平文でバグ報告を送付してくれる
メールサーバを運用している。
<p>

<A href="mailto:request@bugs.debian.org";><code>request@bugs.debian.org</code></A>
宛に電子メールを送ることで利用できる。<code>Subject</code> は
無視されるが、返信メールの <code>Subject</code> に利用される。
<p>

本文には一行に一つのコマンドを書いて送らなければならない。メール
発信者が受けとる返信には、自分のメッセージの写しとそれぞれのコマ
ンドに対する返事が書かれる。ほとんどのコマンドでは、誰かに通知が
送られることはない。しかし、メッセージは記録に残され、WWW ページ
で参照することができる。
<p>

ハッシュ記号 <code>#</code> で始まる行は無視される。
(署名が処理されてしまうのを避けるために)サーバは
<code>quit</code>、<code>stop</code>、<code>thank</code>、
<code>--</code> (2つのハイフン) で始まる行で処理を中止する。
また、認識不能なコマンドや不正な形式を持つコマンドが多くある場合も、
処理を中止する。正常な処理を行ったコマンドがひとつもない場合、サー
バは help 文書を送る。

<h1>利用可能なコマンド</h1>

<dl>
<dt><code>send</code> <var>bugnumber</var>
<dt><code>send-detail</code> <var>bugnumber</var>
<dd>

引数で指定したバグ報告の写しを要求する。
<code>send-detail</code>コマンドでは自動通知など全ての
メッセージが送られる(通常必要となる情報は <code>send-detail</code>
では送られないので、普通は <code>send</code> を利用すればよい)。

<dt><code>index</code> [<code>full</code>]
<dt><code>index-summary by-package</code>
<dt><code>index-summary by-number</code>
<dd>

それぞれ、
(full をつけると解決済、転送済バグ報告も含む)完全なインデックス
パッケージ名順のサマリ、バグ番号順のサマリを要求する。

<dt><code>index-maint</code>
<dd>

バグ追跡システムで(未解決または最近クローズされた)バグを持つ
メンテナーリストのインデックスページを要求する。

<dt><code>index maint</code> <var>maintainer</var>
<dd>

文字列 <var>maintainer</var> を含む全てのメンテナが持つ
バグのインデックスページを要求する。
検索語は大文字小文字を区別しない部分文字列比較によって検索される。
該当したメンテナーそれぞれに対してバグインデックスが個別のメール
で送られる。

<dt><code>index-packages</code>
<dd>

バグ追跡システムで(未解決または最近クローズされた)バグを持つ
パッケージリストのインデックスページを要求する。

<dt><code>index packages</code> <var>package</var>
<dd>

文字列 <code>package</code> を含む全てのパッケージに対する
バグ一覧を要求する。
検索語は大文字小文字を区別しない部分文字列比較によって検索される。
該当するパッケージそれぞれについてバグ一覧がが個別のメールで送られる。

<dt><code>send-unmatched</code> [<code>this</code>|<code>0</code>]
<dt><code>send-unmatched</code> <code>last</code>|<code>-1</code>
<dt><code>send-unmatched</code> <code>old</code>|<code>-2</code>
<dd>

それぞれ今週、先週、先々週の間に送られた特定のバグ報告に
該当しないメッセージのログを要求する(水曜日を週末として扱う)

<dt><code>getinfo</code> <var>filename</var>
<dd>

パッケージやメンテナの情報を含むファイルを要求する。
利用可能なファイルを以下に示す。
<dl compact>
<dt><code>maintainers</code>
<dd>
バグ追跡システムで利用されるパッケージメンテナー一覧。
これは <code>Packages</code> ファイル、override ファイルおよび
擬似パッケージファイル中の情報から作られる。


<dt><code>override.</code><var>distribution</var>
<dt><code>override.</code><var>distribution</var><code>.non-free</code>
<dt><code>override.</code><var>distribution</var><code>.contrib</code>
<dt><code>override.experimental</code>
<dd>
パッケージの重要度(priority)とセクション(section)の情報やメンテナー
の修正情報。この情報は FTP アーカイブ上の <code>Packages</code> ファイル
を生成する際に利用される。ディストリビューションツリーそれぞれに
ついてこの情報が利用可能である。また、現在の安定版と開発版ツリーでは、
そのリリース状態名以外にコード名でも利用することができる。


<dt><code>pseudo-packages.description</code>
<dt><code>pseudo-packages.maintainers</code>
<dd>
それぞれ、擬似パッケージに対する説明とメンテナーの一覧
</dl>

<dt><code>refcard</code>
<dd>
メールサーバリファレンスカードを平文で送るよう要求する。

<dt><code>help</code>
<dd>
このヘルプ文書を平文で送るよう要求する。

<dt><code>quit</code>
<dt><code>stop</code>
<dt><code>thank</code>...
<dt><code>--</code>...
<dd>

この行でメッセージの処理を中止する。
この行の後に任意の文書を含めることができるが、メールサーバはそれを
処理しない。例えば、あなたのメッセージを(バグ追跡システムのログや
<code>CC</code> または <code>BCC</code> で)読む人のために、
長いコメントを含める時には <code>#</code> よりもこれを使用する方が
適切である。

<dt><code>#</code>...
<dd>

コメント行。<code>#</code> は行頭になければならない。

<dt><code>debug</code> <var>level</var>
<dd>

デバッグレベルを<var>level</var>に設定する。<var>level</var>には
負でない整数が使用できる。0 はデバッグを行わない。通常のデバッグ
には 1 で十分である。デバッグ出力は写しに書き出されるが、これば
バグシステムの一般ユーザに役立つ情報ではない。
</dl>

この他、メールサーバの<A href="server-refcard">リファレンスカード</A>
が用意されている。利用には WWW 上や 
<code>bug-mailserver-refcard.txt</code>、
電子メールで <code>refcard</code> コマンドを使う。
(上記を参照のこと)。
<p>

バグ報告を操作したい場合は、<code>control@bugs.debian.or.jp</code>
アドレスを使用しなければならない。このアドレスは<A href="server-control">
上記のコマンド群のスーパーセット</A>を解釈する。詳細は別の文書で
記述されており、WWW</A> 上や <code>bug-maint-mailcontrol.txt</code>
、または <code>control@bugs</code> に <code>help</code> コマンドを
送ることで参照できる。
<p>

この文書を平文ファイル、もしくは電子メールで読んでいる場合は、
バグ追跡システムトップページ <code>http://www.debian.org/Bugs/</code>
から HTML 版が利用できる。
<p>

<hr>
他のページ
<ul>
<li><A href="./">バグ追跡システムトップページ</A>
<li><A href="Reporting">Debian にバグを報告する方法</A>
<li><A href="Access">バグ追跡システムに記録されているバグ報告の調べ方</A>
<li><A href="Developer">バグ処理システムに関する開発者情報</A>
<li><A href="server-control">電子メールコントロールインターフェース
を利用してバグを操作するための開発者情報</A>
<li><A href="server-refcard">メールサーバリファレンスカード</A>
<li><A href="db/ix/full.html">未解決バグ、最近報告されたバグ一覧</A>
<li><A href="db/ix/packages.html">バグ報告を受けているパッケージ</A>
<li><A href="db/ix/maintainers.html">>バグ報告を受けているパッケージメンテナー</A>
 <li><A href="../">Debian GNU/Linux トップページ</A>

</ul>

<hr>
<address>
<A href="http://www.chiark.greenend.org.uk/~ijackson/";>Ian Jackson</A>
 /
<A href="mailto:owner@bugs.debian.org";>owner@bugs.debian.org</A>.
20 Jan 1998.
<p>
Debian bug tracking system
copyright 1994-1997 Ian Jackson, copyright 1997 nCipher Corporation Ltd,
copyright 1995 Steven Brenner.
<A href="http://www.chiark.greenend.org.uk/~ian/debbugs/";>Available
under the GPL.</A>

</address>