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Re: News/weekly/2003/36/index.wml



<20030918.043218.730550513.nov@xxxxxxxxxxxx>の記事において
nov@xxxxxxxxxxxxさんは書きました。

> 遅くなりましたが、News/weekly/2003/36/index.wml の訳が終わりましたの
> でチェックをお願いします。
> 
> * Not just another pretty Face.(ただものではない。)
> 
> なんかピンと来ません・・・ :)

 これはいい感じじゃないでしょうか :-)

 あと、僕も最近他からの指摘でちょっと心している
のですが、英語の不定詞・動名詞を日本語にするときは、
できるだけ用言形式 (「〜すること」) を避けると、
読みやすい日本語になるようです。

# コメントの件はすみませんでした。 次からは
# もうちょっとわかりやすい伝達手段を考えます(^^;

-- 
中野武雄

--- index.wml.orig	Thu Sep 18 15:33:30 2003
+++ index.wml	Thu Sep 18 16:26:45 2003
@@ -6,7 +6,7 @@
 href="http://www.rioaudio.com/";>Rio Audio</a> は、Ogg Vorbis
 オーディオフォーマットをサポートしたおそらく初のデジタルオーディオ製品である <a
 href="http://www.digitalnetworksna.com/shop/_templates/item_main_Rio.asp?model=220&amp;cat=35";>\
-Rio Karma 20</a> を発表しました。最近のソフトウェア特許のことを考慮して、
+Rio Karma 20</a> を発表しました。最近のソフトウェア特許の議論に関連して、
 ドイツの <a href="http://www.debianforum.de/";>Debianforum</a>
 は欧州議会にあてた<a href="http://www.debianforum.de/wiki/OffenerBrief";>\
 公開書簡</a>に署名しました。</p>
@@ -14,9 +14,10 @@
 <p><strong>ただものではない</strong>。
 自称 Debian 転向者の Robert Storey さんは、インストールに成功した体験について<a
 href="http://www.distrowatch.com/dwres.php?resource=review-debian";>\
-レビュー</a>を書きました。彼は、優れたパッケージ管理システムは解決されていない
-依存性について報告するだけでなく、さらに何も尋ねることなく問題を解決すべきだと
-説明しています。その後、APM やフレームバッファの設定など、多くのインストール記事では
+レビュー</a>を書きました。優れたパッケージ管理システムは解決されていない
+依存性について報告するだけに留まらず、さらに進んで、
+何も尋ねることなく問題を解決すべきだ、と彼は説明しています。
+その後、APM やフレームバッファの設定など、多くのインストール記事では
 触れられていないような「インストール後の設定」についてのセクションへと続いています。
 </p>
 
@@ -26,8 +27,9 @@
 href="http://www.imagemagick.org/";>Imagemagick</a> のソースからのインストール・
 利用について<a
 href="http://lists.debian.org/debian-user-0309/msg00137.html";>チュートリアル</a>を
-書きました。Debian 3.0 には、動作が遅い割りに大量のメモリを消費する
-古いバージョンが入っているので、彼はもっと最近のバージョンを使いました。</p>
+書きました。Debian 3.0 には、動作が遅く大量のメモリを消費する
+古いバージョンが入っているので、
+彼はもっと最近のバージョンを使輪なければなりませんでした。</p>
 
 <p><strong>システムが生成したプログラムの配置</strong>?
 Russell Coker さんは、パッケージでは自動的に生成されて実行されるプログラムを
@@ -35,23 +37,25 @@
 href="http://lists.debian.org/debian-devel-0309/msg00081.html";>疑問に思いました</a>。
 <a href="http://www.pathname.com/fhs/";>Filesystem Hierarchy Standard</a> (FHS)
 は、スクリプトを <code>/var/run</code> に置いてもよいかどうか明確にしていません。
-このディレクトリと <code>/var/lib/package/</code> はオプションでしかないようです。
+可能そうなのはここと <code>/var/lib/package/</code>
+だけのようです。
 </p>
 
 <p><strong>Debian 用の PostgreSQL 7.4beta2</strong>。
 Oliver Elphick さんは、PostgreSQL 7.4beta2 の Debian パッケージを experimental
 アーカイブにアップロードしたと<a
 href="http://lists.debian.org/debian-devel-0309/msg00121.html";>発表しました</a>。
-いくつかの新しいバイナリパッケージはアーカイブ管理者の承認を要するので、
+いくつかの新しいバイナリパッケージがアーカイブ管理者の承認を要するので、
 このパッケージはしばらくの間見られないかもしれません。</p>
 
 <p><strong>libwww の将来</strong>?
 Richard Atterer さんは、<a href="http://www.w3.org/";>W3C</a> が <a
-href="http://www.w3.org/Library/";>libwww</a> に関する作業を止めて、
-その将来を判断するのに役立つであろう libwww の将来についての<a
+href="http://www.w3.org/Library/";>libwww</a> に関する作業を停止し、
+libwww のユーザコミュニティに<a
 href="http://www.w3.org/Library/Survey2";>調査</a> (Future of Libwww survey)
-に参加するよう、libwww のユーザコミュニティに勧めていると<a
+に参加するよう求めていると<a
 href="http://lists.debian.org/debian-devel-0309/msg00123.html";>報告しました</a>。
+この調査の結果は libwww の将来を決める際の材料となることでしょう。
 libwww は、高度にモジュール化されたクライアントサイドのウェブ API です。
 この調査の全ての項目に記入するには、パブリック W3C <a
 href="http://cgi.w3.org/MemberAccess/Public";>アカウント</a>が必要です。</p>
@@ -60,85 +64,93 @@
 Matt Zimmerman さんは、<a href="http://tvtime.sourceforge.net/";>tvtime</a>
 をどのようにパッケージにすべきか<a
 href="http://lists.debian.org/debian-legal-0309/msg00184.html";>疑問に思いました</a>。
-それは <a href="http://deinterlace.sourceforge.net/about.htm";>DScaler</a>
+tvtime は <a href="http://deinterlace.sourceforge.net/about.htm";>DScaler</a>
 の (フリーな) バイナリモジュールを使えますが、現在のところ non-free
 のツールでしかコンパイルできません。Matt は、ソースコードがフリーなので、
-バイナリの DLL については contrib に入れることができると考えました。Branden
+バイナリの DLL については contrib に入れるのが良いだろうと考えました。Branden
 Robinson さんは<a href="http://lists.debian.org/debian-legal-0309/msg00188.html";>\
 賛成して</a>、main にあるパッケージは完全にフリーで、しかも main
-にある他のパッケージだけでビルドできて利用できなくてはならないとまとめました。
-non-free への依存や構築時の依存を持つフリーなパッケージは、contrib
-に入れることになります。</p>
+にある他のパッケージだけでビルド・利用できなくてはならないとまとめました。
+non-free への依存 (あるいは構築時依存) を持つフリーなパッケージは、contrib
+に入ることになります。</p>
 
 <p><strong>パッケージ依存欄の新しいフォーマット</strong>。
-Adam Heath さんは、<code>dpkg</code> の書き直しに取り組んでいて、!= 演算子や
+Adam Heath さんは <code>dpkg</code> の書き直しに取り組んでおり、!= 演算子や
 完全に入れ子にできる括弧の表現などのサポートを含んだ依存性解析の変更を<a
 href="http://lists.debian.org/debian-dpkg-0309/msg00000.html";>提案しました</a>。
 Jason Gunthorpe さんは、<code>APT</code> がこの変更をサポートするには
-膨大な努力を必要としますが、それでも実際の問題は何も解決しないだろうと<a
+膨大な努力を必要とするが、それでも実際の問題は何も解決しないだろうと<a
 href="http://lists.debian.org/debian-dpkg-0309/msg00014.html";>説明しました</a>。
-Anthony Towns さんは、この変更により、実際の利得がないことのために
+Anthony Towns さんは、この変更により、実際の利益がないことのために
 テストスクリプトの論理を大幅に書き直す必要があるだろうと<a
-href="http://lists.debian.org/debian-dpkg-0309/msg00028.html";>思いました</a>。</p>
+href="http://lists.debian.org/debian-dpkg-0309/msg00028.html";>考えました</a>。</p>
 	
 <p><strong>GNU プロジェクトは Debian を支持する</strong>?
 Branden Robinson さんの<a
 href="http://lists.debian.org/debian-legal-0309/msg00135.html";>質問</a>に応じて、
 Richard Stallman さんは GNU プロジェクトが Debian を支持しないことを<a
 href="http://lists.debian.org/debian-legal-0309/msg00162.html";>説明しました</a>。
-我々のサーバで non-free のパッケージが配布されているからです。Richard
-は、もし Debian が non-free のソフトウェアや文書を含まず参照もしないようなサーバで、
-main アーカイブのみを配布するのであれば、GNU プロジェクトは完全にフリーな GNU
-システムとして Debian を挙げることができただろうと説明しました。しかし、
-文書が GNU <a href="http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html";>Free Documentation
-License</a> (FDL) の元でリリースされる場合を除いて、彼らが喜んで支持することは
-ないでしょう。</p>
+我々のサーバで non-free のパッケージが配布されているからです。
+Debian が main アーカイブを配布するサーバに
+non-free のソフトウェアや文書を含まず、これらを参照もしないのであれば、
+のであれば、GNU プロジェクトは Debian 完全にフリーな GNU
+システムとして示すことができるだろうと Richard は説明しました。
+# ここ時制の一致の could だと思います。でも前は distributes になってるな(笑)
+しかし、
+GNU <a href="http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html";>Free Documentation
+License</a> (FDL) でリリースされた文書が排除されるようでは、
+彼らが Debian を喜んで支持することはないでしょう。</p>
 
 <p><strong>Debian と FSF</strong>。
 Bruce Perens さんは、Debian と Free Software Foundation (FSF) の間で起こっている
 Debian の non-free と FDL に関する論争を仲裁するときが来たと<a
 href="http://lists.debian.org/debian-legal-0309/msg00091.html";>思いました</a>。
-彼は、「non-free は Debian の一部ではない」というのはフィクションだと主張しました。
-また、Debian は non-free や contrib を提供することで組織を実現していると主張しました。
+彼は「non-free は Debian の一部ではない」というのは欺瞞だと述べ、
+non-free や contrib を自らの組織に提供していることを
+Debian は認めるべきだと主張しました。
 さらに彼は、FSF は文書がフリーソフトウェアの必須の構成要素であり、
-原則として関連するソフトウェアと同一の条件下になければならないと主張すべきだ、
-と示唆しました。</p>
+原則として関連するソフトウェアと同一の条件下になければならないと明言すべきだ、
+と指摘しました。</p>
 
 <p><strong>フリーソフトウェアにおける政治</strong>。
-Tom Chance <a
-href="http://newsforge.com/article.pl?sid=03/09/02/1930234&amp;mode=thread&amp;tid=51";>\
-reported</a> about a developer who credited a certain army in four of his
-applications, their removal and the <a
-href="http://dot.kde.org/1062275899/";>small storm</a> in the community.
-彼は、「いくつかの (Debian のような) 組織は、コミュニティが政治や社会との
-関係をどのように扱うかを厳密に定義することに多大な努力を払って来ました。
-したがって、義務や権限は明確にそして公正に定められ、意志決定のプロセスも
-明確にそして公正に定義されています」と言いました。彼はフリーソフトウェアの
-コミュニティに、政治的および社会的な事柄をもっと深刻にとらえて欲しいと思っています。
-なぜなら、多くの人々がフリーソフトウェアには政治の入り込む余地などないと
-思っていたり、現実を直視しないことが賢いやり方だと思っているべきではないからです。
+Tom Chance 氏の
+<a href="http://newsforge.com/article.pl?sid=03/09/02/1930234&amp;mode=thread&amp;tid=51";>レポート</a>によると、
+ある開発者が彼の 4 つのアプリケーションにおいて某陸軍に謝辞を入れたところ、
+そのことがコミュニティ内に
+<a href="http://dot.kde.org/1062275899/";>小さな嵐</a>を呼び、
+結局その謝辞は削除されたそうです。Chance 氏曰く
+「Debian のようなある種の組織では、
+コミュニティが政治的・社会的問題をどのように扱うかを厳密に定義することに、
+多くの努力がなされてきた。これによって責任と権限とが明確かつ公正に分担され、
+意思決定プロセスも明確かつ公正に規定されている」
+彼はフリーソフトウェアコミュニティに対し、
+政治的・社会的な問題にもっと真剣に対応することを望んでいます。
+政治はフリーソフトウェアに関係ないという態度や、o
+頭を砂に突っ込むのが正しいやり方だという態度では、
+たくさんの人たちとうまくやっていくことはできないのですから。
 </p>
 
 <p><strong>Debian ベースのツールでセキュリティ調査</strong>。
 Victor Garza さんと Joseph Roth さんは、セキュリティツールのディストリビューション <a
 href="http://www.knoppix-std.org/";>Knoppix-STD</a> を用いて <code>Nessus</code> を<a
 href="http://www.infoworld.com/article/03/09/05/35TCvuln_1.html";>テストしました</a>。
-彼らは、容易に最新の脆弱性情報やスクリプトが取得できること、パッシブもしくは
-非破壊モードでのスキャニング、そして Nessus が一種の PKI もサポートして
-認証に証明書が利用できるなどの特徴が気に入りました。彼らは、「<a
-href="http://www.nessus.org/";>Nessus</a> は脆弱性を識別して修正を忠告するという
-仕事をします。Knoppix と Nessus との組合せは、スキャナを簡単に使うのに
+彼らは、容易に最新の脆弱性情報やスクリプトが取得できること、パッシブモード・
+非破壊モードでのスキャニング、Nessus が一種の PKI もサポートしていて
+認証に証明書が利用できる、などの特徴が気に入りました。彼らは、「<a
+href="http://www.nessus.org/";>Nessus</a> は脆弱性を特定して修正を推奨するという
+仕事をします。Knoppix と Nessus との組合せは、このスキャナの簡単な利用に
 大いに貢献します」と言いました。しかし、セキュリティスキャンの結果を明確・簡潔・
 安全な様式で報告するという<a
-href="http://www.nessus.org/demo/third.html";>部分</a>が欠けているのを、
-彼らは見つけました。</p>
+href="http://www.nessus.org/demo/third.html";>部分</a>は、
+彼らが気づいた欠落点のひとつでした。</p>
 
 <p><strong>NordicOS における Debian</strong>。
 Debian GNU/Linux は、<a
 href="http://www.nordicos.org/programs/all/debian/";>NordicOS</a>
-にリストアップされました。これは、消費者向けに利用可能なオープンソースソフトウェアの
-総合的な概要に対する必要性を扱っている北欧閣僚会議のプロジェクトです。その項目は、
-Debian のいくつかの公式文書を指していてます。また、Debian は完全に非商用目的の
+にリストアップされました。これは消費者が利用できるオープンソースソフトウェアの
+網羅的な全体像が必要である、と指摘している北欧閣僚会議のプロジェクトです。
+その項目は
+Debian のいくつかの公式文書を参照しています。また、Debian は完全に非商用目的の
 プロジェクトで、フリーソフトウェア運動を始めた中でおそらく最も理想の形だと
 強調しています。</p>
 
@@ -149,8 +161,8 @@
 href="http://www.ellak.gr/modules.php?op=modload&amp;name=phpWiki&amp;file=index&amp;pagename=DebianGuideEn";>\
 発表しました</a>。それは、Debian GNU/Linux バージョン 3.0 のインストールの
 ほとんどの部分に対応しています。また、日々の利用や管理における多くの状況にも
-対応しています。そのガイドは、FDL の元でリリースされ、多くの一般的な文書形式で
-利用可能です。印刷された版も計画されています。</p>
+対応しています。そのガイドは FDL の下でリリースされ、多くの一般的な文書形式で
+利用可能です。印刷版も計画されています。</p>
 
 <p><strong>セキュリティ上の更新</strong>。
 いつもの手順はご存知でしょう。