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News/weekly/2004/43/index.wml
- From: Nobuhiro IMAI <nov@xxxxxxxxxxxx>
- Subject: News/weekly/2004/43/index.wml
- Date: Tue, 9 Nov 2004 12:59:45 +0900
- List-help: <mailto:debian-www-ctl@debian.or.jp?body=help>
- List-id: debian-www.debian.or.jp
- List-owner: <mailto:debian-www-admin@debian.or.jp>
- List-post: <mailto:debian-www@debian.or.jp>
- List-software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
- List-unsubscribe: <mailto:debian-www-ctl@debian.or.jp?body=unsubscribe>
- X-ml-info: If you have a question, send e-mail with the body "help" (without quotes) to the address debian-www-ctl@debian.or.jp; help=<mailto:debian-www-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ml-name: debian-www
- X-mlserver: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]; post only (only members can post)
- X-original-to: debian-www@debian.or.jp
- X-spam-level: ****
- X-spam-status: No, hits=4.9 required=10.0 tests=EIGHTBIT_BODY,ISO2022JP_BODY,ISO2022JP_CHARSET,MAILTO_LINK, RCVD_IN_ORBS,RCVD_IN_OSIRUSOFT_COM,SPAM_PHRASE_00_01, SUBJECT_FREQ,SUBJECT_IS_NEWS,X_OSIRU_OPEN_RELAY version=2.44
- Message-id: <20041109.125942.41626720.nov@xxxxxxxxxxxx>
- X-mail-count: 06967
- X-mailer: Mew version 4.1.50 on Emacs 21.3 / Mule 5.0 (SAKAKI)
いまいです。
News/weekly/2004/43/index.wml の訳が(やっと)終わりましたので、チェック
をお願いします。
* 関西オープンソースからのレポート。
ここの「Debian メンテナへの道」の部分は、リンク先として参照できるよう
大浦さんにお願いしています。リンクがないとちょっと浮いた訳に感じますが、
そういうことで。
# その他の部分の方が浮いた訳が多い、ともいう…
--
Nobuhiro IMAI <nov@xxxxxxxxxxxx>
Key fingerprint = F39E D552 545D 7C64 D690 F644 5A15 746C BD8E 7106
#use wml::debian::weeklynews::header PUBDATE="2004-11-02" SUMMARY="展示会, メーリングリスト, アップグレード, FHS, バグ, BitTorrent, ライセンス, カーネル, Skolelinux, CD/DVD"
#use wml::debian::translation-check translation="1.6"
<p>Debian コミュニティのための週刊ニュースレター、Debian
ウィークリーニュースの今年の第 43 号へようこそ。Adrian von Bidder さんは、rsync
を使った Debian のミラーリングはサーバの CUP パワーをかなり消費するので、
勧められた方法ではないと<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01627.html">言いました</a>。
Luke Kenneth Casson Leighton さんは、SourceForge のサーバのいくつかが、<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01659.html">\
商業的な理由</a>により Debian 2.2 (potato) から Fedora の最新リリースに<a
href="http://sourceforge.net/tracker/index.php?func=detail&aid=1052417&group_id=1&atid=350001">\
移行した</a>と<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01516.html">報告しました</a>。
</p>
<p><strong>Systems からのレポート</strong>。
Michael Banck さんは、今年の <a href="$(HOME)/events/2004/1018-systems">Systems</a>
展示会での Debian の様子を<a
href="http://www.advogato.org/person/mbanck/diary.html?start=25">まとめました</a>。
Debian プロジェクトは、Skolelinux、KDE、OpenOffice.org、各種 BSD
のようなフリーソフトウェアプロジェクトと並んでブースを運営しました。近くに NetBSD
がいたにもかかわらず、Debian のブースはハードウェアで最もクールな一角を形成していました。
ブースには、Linux 2.2 カーネルで Debian の安定版 (stable) が動く、<a
href="http://people.debian.org/~mbanck/photos/systems2004/p1010068.jpg">Mac
SE/30</a> が置いてあったのです。</p>
<p><strong>関西オープンソースからのレポート</strong>。
上川純一さんは、10 月 23 日に大阪で行われ、約 30 人の Debian
界隈の人が集まった、今年の<a href="http://k-of.jp/">関西オープンソース</a>での
Debian ミーティングについて<a
href="http://www.netfort.gr.jp/~dancer/diary/200410.html.en#2004-Oct-24-18:26:21">\
報告しました</a>。Debian 全般を紹介するトークや、Debian
メンテナへの道やその日々の作業についての講演などがありました。
ミーティングはパネルディスカッションで幕を閉じました。</p>
<p><strong>Debian のメーリングリストが停滞</strong>。
Pascal Hakim さんは、多くのメールサーバがなかなかメールを受け取ってくれないので、
Debian のメーリングリストが影響を受けていると<a
href="http://www.redellipse.net/stuff/Debian/Lists/debian-announce_and_thundering_herds.story">\
報告しました</a>。さらに、28,000 人もの購読者がいる debian-announce メーリングリストへの<a
href="http://lists.debian.org/debian-announce/debian-announce-2004/msg00000.html">\
メール</a>も、問題をさらに悪化させています。また彼は、<a
href="http://cord.de/">Cord Beermann</a> さんを listmaster
チームに加えたと発表しました。</p>
<p><strong>カーネルと sarge のアップグレード</strong>。
Frank Lichtenheld さんは、i386 上で woody から sarge への dist-upgrade
が始めて成功したと<a
href="http://lists.debian.org/debian-kernel/2004/10/msg00430.html">公表しました</a>。
Andreas Barth さんは、すべてのプラットフォームについての問題点を<a
href="http://lists.debian.org/debian-kernel/2004/10/msg00450.html">まとめました</a>。
i386 以外にも、hppa、arm、sparc、mips(el) で glibc
とカーネルの非互換性によるアップグレードの問題があるようです。これらのうちのいくつかは、
最初にカーネルをアップグレードするだけで十分なようです。</p>
<p><strong>File Hierarchy Standard 2.3</strong>。
Manoj Srivastava さんは、sarge のリリースに用いられている File Hierarchy Standard
(FHS) 2.1 を、次期<a href="http://www.pathname.com/fhs/pub/fhs-2.3.html">\
バージョン 2.3</a> と<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01543.html">比較しました</a>。
2.3 での変更点により、アーカイブの修正が必要になります。一部の人は、GNOME
が作成する <code>~/Desktop</code> は将来的にも<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01590.html">許される</a>のか<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01648.html">\
許されない</a>のか疑問に思いました。もっとも、この挙動はたいていの場合毛嫌いされています。
</p>
<p><strong>リリースクリティカルバグ報告</strong>。
Cord Beermann さんは、最近、RC バグ報告の一覧がメーリングリストによってジャンクメールとみなされ、
購読者に届いてないことに<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01449.html">気づきました</a>。
今は修正されています。Javier Fernández-Sanguino Peña さんは、
このバグ報告を現時点で sarge に影響するバグのみの一覧とするよう<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01549.html">依頼しました</a>。
Colin Watson さんは、いつになるかは分からないが詳しく調べてみると<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01561.html">言いました</a>。
さらに Andreas Barth さんは、この一覧に experimental のタグが付いたバグも含めるようにしたと<a
href="http://bugs.debian.org/278869">報告し</a>、修正されました。</p>
<p><strong>公開された秘密鍵束</strong>。
Matthew Garret さんは、Debian の AMD64 移植用 wanna-build
データベースにアクセスする秘密鍵束が<a
href="http://ftp.belnet.be/linux/debian-amd64/wanna-build/secring.gpg">\
公開されていて</a>、<a href="http://www.google.com/search?q=inurl%3Asecring.gpg">Google</a>
を通じて発見可能だと<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01643.html">気づきました</a>。
Adam Majer さんは素早く対応し、危険な状況になると判断してこのアーカイブ鍵をただちに<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01657.html">破棄しました</a>。
</p>
<p><strong>BitTorrent で Debian をアップデート</strong>。
Arnaud Kyheng さんは、bittorrent ネットワーク向けに <a
href="http://sianka.free.fr/">apt proxy</a> を<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/10/msg01715.html">始めました</a>。
セキュリティ上の理由から、パッケージのリスト (Packages ファイル) と .torrent
ファイルは通常のパッケージのように正規の HTTP サーバから取得されます。しかし、
パッケージ本体は bittorrent プロトコルで取得され、apt に渡されます。初期の<a
href="http://bugs.debian.org/199316">アイデア</a>のいくつかは、
以前のバグ報告で述べられています。</p>
<p><strong>ウェブフォーラムの内容に対するライセンス</strong>。
Sebastian Feltel さんは、来年 1 月 1 日以降の <a
href="http://debianforum.de/forum/">debianforum.de</a> への新たな投稿について、
ライセンスを MIT/X11 に変更するよう<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/10/msg00434.html">望みました</a>。
そして、2 つのライセンスが存在することによる潜在的な問題について疑問に思いました。
過去に寄稿した約 5,000 人のユーザ全員に聞いたところ、
過去の投稿に対するライセンスの変更は<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/10/msg00483.html">\
いつ終わるとも知れない</a>作業となります。最終的に Sebastian は、
ユーザが使いたいライセンスを選択できるようにコードを<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/10/msg00546.html">修正しました</a>。
</p>
<p><strong>2.6.9 カーネルのパッケージング</strong>?
Andres Solomon さんは、2.6.9 カーネルに必要なパッチをカーネルリポジトリに用意したと<a
href="http://lists.debian.org/debian-kernel/2004/10/msg00355.html">報告しました</a>。
しかし Christoph Hellwig さんは、sarge に向けて 2.6.8 の方が先決ではないかと<a
href="http://lists.debian.org/debian-kernel/2004/10/msg00357.html">提案しました</a>。
Andres は、比較のため、またバックポート用パッチの情報源として 2.6.9
も提供したいと思いました。</p>
<p><strong>新しい Skolelinux CD イメージ 1.0r1</strong>。
Petter Reinholdtsen さんは、新しい Skolelinux CD <a
href="ftp://developer.skolelinux.no/skolelinux-cd/">イメージ</a>を<a
href="http://lists.debian.org/debian-edu/2004/10/msg00386.html">発表しました</a>。
このイメージは、最近のセキュリティアップデート、カーネルのアップグレード、
いくつかの新規翻訳を盛り込んでいます。ハードウェア検出のデータベースも更新されました。
また、Skolelinux は最近ドイツで<a
href="http://www.skolelinux.org/portal/news_archive/skolelinux/2004/best_newcomer_distro">\
賞</a>を<a
href="http://lists.debian.org/debian-edu/2004/10/msg00384.html">もらいました</a>。
</p>
<p><strong>Debian でカーネルのクロスコンパイル</strong>。
Al Viro さんは、様々なアーキテクチャ用の Linux
カーネルをクロスコンパイルするのに、Debian をどのように使っているか<a
href="http://kerneltrap.org/node/view/4098">説明しました</a>。
すべてのコンパイルは 1 台の K7 と 2 台の AMD64 マシンで行われました。
また彼は、sparc32、sparc64、alpha、powerpc 用のクロスコンパイル環境を設定しました。
結果として、これらのアーキテクチャにおけるコンパイル時のエラーを迅速に捕捉できるようになりました。
</p>
<p><strong>Debian CD/DVD のディレクトリレイアウト</strong>。
Steve McIntyre さんは、ついに woody (3.0) の DVD jigdo ファイル一式を公開したと<a
href="http://lists.debian.org/debian-cd/2004/10/msg00145.html">報告しました</a>。
そして、サーバ上でのディレクトリレイアウトについて疑問に思いました。彼は、
既存の jigdo ファイルの移動が必要となるようなレイアウトを<a
href="http://lists.debian.org/debian-cd/2004/10/msg00149.html">提案しました</a>。
Richard Atterer さんは、cdimage に用意されている sarge のフル DVD
イメージは i386 用だけなので、woody についても同じように実装すべきだと<a
href="http://lists.debian.org/debian-cd/2004/10/msg00148.html">主張しました</a>。
</p>
<p><strong>セキュリティ上の更新</strong>。
いつもの手順はご存知でしょう。
もしこれらのパッケージがひとつでもインストールされていたら、
システムを更新してください。</p>
<ul>
<li>DSA 574: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-574">cabextract</a> --
予期せぬディレクトリトラバーサル。
<li>DSA 575: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-575">catdoc</a> --
安全でない一時ファイルの作成。
<li>DSA 576: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-576">squid</a> --
複数の欠陥。
<li>DSA 577: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-577">postgresql</a> --
安全でないシンボリックリンクの作成。
<li>DSA 578: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-578">mpg123</a> --
任意のコードの実行。
<li>DSA 579: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-579">abiword</a> --
任意のコードの実行。
<li>DSA 580: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-580">iptables</a> --
modprobe に失敗。
<li>DSA 581: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-581">xpdf</a> --
任意のコードの実行。
<li>DSA 582: <a href="$(HOME)/security/2004/dsa-582">libxml</a> --
任意のコードの実行。
</ul>
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