岩井です。 NAKANO Takeo <nakano@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote: Message-ID: <050508203255.M0117002@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> > お疲れさまです。 内容上の問題はなく、言い回しの > 好みだけです。 適宜取捨くださいませ。 査読ありがとうございます。修整した版を再度添付します。 regards, -- Hidetaka Iwai tyuyu@xxxxxxxx
#use wml::debian::template title="L10n Debconf テンプレートと PO ファイル -- 翻訳者への助言"
#include "$(ENGLISHDIR)/international/l10n/dtc.def"
#use wml::debian::translation-check translation="1.5"
<p>
#include "$(ENGLISHDIR)/international/l10n/po-debconf/menu.inc"
</p>
<h2>翻訳者のための一般的な注意</h2>
<ol>
<li>
翻訳を始める前に、(もし存在するなら) debian-l10n-<<i>language</i>>@lists.debian.org
にいる他の翻訳者たちに、同じ作業を行っているひとがいないかどうか確認してください。
またあなたが翻訳しようとしているパッケージの現在のバグ報告を読んで、
翻訳が既に報告されていないことを確認してください。
</li>
<li>
更新作業の場合は、作業の重複を避けるため、
前の翻訳者に連絡を取ってください。メールアドレスは PO ファイル
に書いてあります。
</li>
<li>
翻訳作業の開始にあたっては、まず <tt>templates.pot</tt> ファイルを
<tt><i>xx</i>.po</tt> にコピーしてください。ここで <i>xx</i>
はあなたの言語の <a href="http://www.loc.gov/standards/iso639-2/langcodes.html">ISO コード</a>
です。そして先頭の <tt>msgstr</tt> に翻訳文字列に使われる文字セットを
指定し、他にも有用な情報があれば書き加えてください。
</li>
<li>
PO ファイルの編集には、一般的なテキストエディタならなんでも
使えます。また
<a href="http://packages.debian.org/unstable/text/gtranslator">\
gtranslator</a> や
<a href="http://packages.debian.org/unstable/devel/kbabel">\
kbabel</a> のように、PO ファイルに特化したツールもあります。
PO ファイルにあまり慣れていない場合にはこれらも役に立つでしょう。
<a href="http://packages.debian.org/unstable/devel/gettext">\
Gettext</a>
<a href="http://www.gnu.org/software/gettext/manual/html_node/gettext_toc.html">\
ドキュメンテーション</a> には PO ファイルの書式についての説明があります。少なくとも
<a href="http://www.gnu.org/software/gettext/manual/html_node/gettext_35.html#SEC35">\
ヘッダエントリの埋め方</a> と
<a href="http://www.gnu.org/software/gettext/manual/html_node/gettext_9.html#SEC9">\
PO ファイルの書式</a> の章は読んでおきましょう。
</li>
<li>
翻訳が終わったら、最低一回はファイルを読み直し、誤訳・綴り間違い・
文法ミス・打ち間違いなどの失敗をすべて修正しましょう。
(PO エディタを使っている場合は、おそらくスペルチェッカや acheck のような
翻訳補助機能があるでしょう)。
次に
<pre>
msgfmt -c -v -o /dev/null <i>あなたの言語コード</i>.po
</pre>
を実行し、ファイルが正しく、問題なく組込めるかを確認しましょう。
あなたの言語チームのポリシーによっては、
専用の l10n メーリングリストに翻訳を送り、
査読してもらうのも良いでしょう。
</li>
<li>
もし翻訳が正しく完成できたら、
翻訳したパッケージに対して
<a href="$(HOME)/Bugs/Reporting">バグ報告</a>
を、深刻度
<a href="$(HOME)/Bugs/Developer#severities">minor</a>
で提出しましょう。バグ報告には <tt>l10n</tt> と <tt>patch</tt>
<a href="$(HOME)/Bugs/Developer#tags">マーク</a> をタグ付けして、
後から検索する人のために
<tt><protect>[INTL:</protect><i>xx</i>]</tt> (ここで
<i>xx</i> はあなたの言語の
<a href="http://www.loc.gov/standards/iso639-2/langcodes.html">ISO
コード</a> です) を件名にします。そして翻訳を含めてくれる
ようメンテナに丁重に依頼し、このファイルの処理方法について
指示しましょう (例えば <b>debian/po/cs.po に添付ファイルをコピーしてください</b>)。
翻訳を添付するのを忘れないように。このステップは
<a href="http://packages.debian.org/unstable/utils/reportbug">\
reportbug</a> ユーティリティを使うと簡単に実行できます。
</li>
</ol>
<h2>po-debconf 特有の注意</h2>
<ol>
<li>
フィールド名は <tt>msgid</tt> の前のコメントとして表示されます。
値 <tt>Default</tt> は debconf に対して特殊な意味を持ちます。なぜなら
テンプレートのタイプが <tt>Select</tt> や <tt>Multiselect</tt>
であったときに、それらは翻訳されては <strong>いけません</strong> が、
それらの値は (稀な環境では) 英語の <tt>Choices</tt> フィールドの
別の文字列に変更されることがあるからです。この理由から、
開発者は混乱を避けるために <tt>Default</tt> の変わりに
<tt>DefaultChoice</tt> を使うべきです。
<strong>これは po-debconf 拡張です。</strong>
生成されたテンプレートファイルでは、<tt>Default</tt> は
当然表示されます。なぜなら debconf はこの <tt>DefaultChoice</tt>
フィールドを定義していないからです。
</li>
<li>
翻訳者への指示が開発者により挿入されているかもしれないので、
使用しているツールはこれらのコメントを (誤りなく) 表示
できなければなりません。例えば
<a href="http://packages.debian.org/unstable/misc/geneweb">\
geneweb</a> パッケージの言語選択の扱い方の指示を見てください。
</li>
<li>
ときどき msgstr が異なる値なのに msgid が同じなことが
あります。
msgid を一意的にするために、ある特殊なテキストを文字列の終わりに
挿入できます。より正確には、文字列の終わりの
<ul>
<li>左鉤括弧: <tt>[</tt></li>
<li>空白</li>
<li>0個以上の左鉤括弧以外の文字と、右鉤括弧と改行</li>
<li>右鉤括弧: <tt>]</tt></li>
</ul>
の連続は <tt>msgid</tt> 文字列から取り除かれます。
これは <tt>msgstr</tt> でも同様なので、
翻訳者は空の文字列を挿入できます。
</li>
<li>
行は debconf により折り返されますが、空白から始まるときは例外です。
そのような行はリストの整形に使われますが、それぞれの
フロントエンドに独自の制限があります。全てのフロントエンドで
満足に表示されるためには、そのような行は 72 文字を超えては
ならないようです。
</li>
<li>
<tt>podebconf-display-po</tt> スクリプト (po-debconf >= 0.8.3 から)
は、設定時に debconf に表示されるような形で、あなたの翻訳を表示できます。
翻訳がどのように見えるかについてざっと知りたい場合には
<pre>
podebconf-display-po -fdialog debian/po/<i>あなたの言語コード</i>.po
</pre>
を実行してください。しかし、これは基本的な設定ファイルでしか
動作せず、複雑な操作 (たとえば大量のテキスト置換のような)
が実行されると、表示は変化するかもしれません。利用可能な
debconf のフロントエンド(これは <tt>-f</tt> フラグで選択できます)
は debconf(7) に列挙されています。
</li>
</ol>
<podebconf-langs-short>
#include "$(ENGLISHDIR)/international/l10n/date.gen"
Attachment:
pgpvdwU8YSgAK.pgp
Description: PGP signature