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Re: Bugs/Developer.wml (1.55 -> 1.67)



小林です。

From: Minoru Nagahama <mino@xxxxxxxxxxxx>
Subject: Bugs/Developer.wml (1.55 -> 1.67)
Date: Wed, 25 Oct 2006 23:21:39 +0900

> minoです。

> # バグ報告の購読のシステムですが、一応試しに登録してみたのですが、
> # 半日たっても購読確認のメールが届きません (^^;
> # 手動でやっているんでしょうか。またはスパム対策が大変とか?

手動はないでしょう……。
最近スパムが酷くて負荷が大きいのかもしれません。

> 表題の差分を作業しました。チェックをお願いします。

> 原文 http://cvs.debian.org/webwml/english/Bugs/Developer.wml?root=webwml&r1=1.55&r2=1.67

お疲れ様です。遅くなってしまいましたが見ました。

差分とは関係ありませんが、

> @@ -82,8 +83,10 @@
>  <p>バグ追跡システムは、<VAR>nnn</VAR><CODE>@bugs.debian.org</CODE>として受け取った

                                                                     ^こことか

>  メッセージをパッケージメンテナに転送し、
>  バグ報告の追加情報として記録して<code>debian-bugs-dist</code> に転送します。</P>

                                   ^ここに
スペースが欲しいですね。

# でもそれをすると、
# 翻訳の更新の差分と修正の差分がごちゃ混ぜになって読みにくいからいいかな。;-)

> -<P>開発者はバグ報告者へのメールを<VAR>nnn</VAR><CODE>-submiter@bugs.debian.org</CODE>宛に
> -送信することもできます。</P>
> +
> +<p><var>nnn</var><code>-submitter@bugs.debian.org</code>
> +に送られたメールはバグ報告者に送られ、バグ追跡システムにもそのコピーが追加されます。
> +パッケージメンテナにはそのメールは送られません。</P>

意味としては問題ないのですが、より原文に忠実かつわかりやすくすると、

「<p><var>nnn</var><code>-submitter@bugs.debian.org</code> にメッセージを送ると、
  そのバグの報告者に明示的にメールを送り、
  コピーをバグ追跡システムに置くことができます。
  この場合、パッケージメンテナにはメッセージが送られません。</P>」

でしょうか。これはあまり大したことではありません。


> +  <dd>このバグは sarge で修正されるまでアーカイブに加えられません。

> +  <dd>このバグは etch で修正されるまでアーカイブに加えられません。

> +  <dd>このバグは sid で修正されるまでアーカイブに加えられません。

> +  <dd>このバグは experimental で修正されるまでアーカイブに加えられません。

これも大したことではありませんが、
アーカイブには「加えられる」というより「入る」のほうがいいかもしれません。

> +どのバグがどのリリースに影響するかを示すために使われるリリースタグは、
> +バグがいつアーカイブされるのかを示します。
> +</p>

これは大したことです。:-)
この used to は「使われる」ではありませんね (それなら are used to でしょう)。
「かつて〜した」という助動詞的な句です。

「リリースタグは、
  以前はどのバグがどのリリースに影響するかを意味するものでしたが、
  現在はバグがいつアーカイブされるのかを意味します。」


>  <P>原作者が返信をする際に、<code>CC</code> に
>  <var>nnn</var><code>-forwarded@bugs.debian.org</code> を残すように依頼すること。
> -バグ追跡システムはこの返信を元々のバグ報告とともに保存します。</P>
> +バグ追跡システムはこの返信を元々のバグ報告とともに保存します。
> +これは保存するだけでメッセージの送信はされません。通常のようにメッセージを
> +送信するには <VAR>nnn</VAR><CODE>@bugs.debian.org</CODE>
> +に送ってください。</P>

2 番目の文はちょっと日本語として変な気がします。

「これらのメッセージは保存されるだけで送信はされません。」
or
「この場合、メッセージの保存は行いますが送信は行いません。」

(前者だと主語がころころ変わるので後者がいいかな。)

最後の文は、それに合わせて
「通常のようにメッセージの送信も行うには……」
のようにしたほうがよいかもしれません。


> +<h2><a name="subscribe">バグ報告を購読する</a></h2>
> +
> +<p>バグ追跡システムでは、バグの報告者、開発者およびそれに関心のある第三者が、
> +個々のバグのメールを購読できます。この機能は、<a href="http://packages.qa.debian.org";>PTS</a>

「個々のバグのメール」というよりは「個々のバグ報告」かな。

> +個々のバグのメールを購読できます。この機能は、<a href="http://packages.qa.debian.org";>PTS</a>
> +を通してパッケージの購読をしなくても、あるバグについて注意を払い続けたいと望む人が
> +利用できます。<var>nnn</var><code>@debian.org</code>

なんとなく文が日本語として変な感じがします。
「あるバグに注意を払い続けたい場合、
  PTS ……をしなくてもこの機能を利用できます。」
などはどうでしょう。

# おわかりかと思いますが、念のため補足しておくと、
# 「PTS を使うとそのバグ以外のそのパッケージのすべてのバグ報告も送られてくるので、
# そのバグだけに興味があるならこの機能を使って……」
# という意味です。

> +<p>あるバグについて購読するには、<var>nnn</var><code>-subscribe@bugs.debian.org</code>

「あるバグ *を* 購読するには」

> +にメールを送ります。メールの件名、本文は BTS によって無視されます。
> +このメールが処理されると、確認のメッセージが届くのでそれに返信する必要があります。
> +その後、そのバグに関するメッセージが届くようになります。</p>

まぁ、過程としては正しいのですが、that 以下はそのメッセージの内容なので、
きちんと翻訳するならこんな感じのほうがよいのではないでしょうか。
「このメールが処理されると、
そのバグに関するメッセージを受け取れるようにするにはこれに返信する必要があります、
という内容の確認メッセージがユーザに届きます。」
「このメールが処理されると、
そのバグに関するメッセージを受け取れるようにしたい場合はこれに返信してください、
という内容の確認メッセージがユーザに届きます。」
(直訳すると
「ユーザがそのバグに関するメッセージを受け取る前に返信する必要があります」
ですが、さすがにそれはアレなので。)

> +<p>購読を止めることも可能です。購読を止めるには
> +<var>nnn</var><code>-unsubscribe@bugs.debian.org</code> へメールを送ります。
> +この場合も、メールの件名、本文は BTS によって無視されます。
> +購読を止めるための確認メッセージが届きますので、それに返信する必要があります。</p>

大したことではありませんが、
「購読を止める」より「購読を停止する」「購読 (の) 停止」のほうがいいかな。
あとは、これも大したことではありませんが、
「確認メッセージが *ユーザに* 届きますので」。


> +<p>通常、購読のメールアドレスは <code>From</code> ヘッダに書かれているものになります。

「購読に使用されるメールアドレス」

> +別のメールアドレスで購読したいなら、購読メッセージ内のメールアドレスをエンコード
> +する必要があります。次のような形式になります。

エンコードというと我々日本人には文字エンコーディングのように読めてしまいます。
「符号にして埋め込むこと」ですよね。
それから、「購読メッセージ内のメールアドレスを」ではなく
「購読に使用するメールアドレスを購読メッセージに」です。

「別のメールアドレスで購読したい場合は、
購読に使用するメールアドレスを符号にして購読メッセージに埋め込む必要があります。」
などはどうでしょう。

# しかしこの文は原文がわかりづらいですね。
# nnn-subscribe-localpart=example.com@bugs.debian.org が宛先だということが
# どこにも書かれていない。
# なんかこの文だと From: フィールドをいじってしまう人が出かねない気がします。
# hoge@example.com から送っているけれど localpart.example.com で読みたいときは
# From: hoge@example.com
# To: nnn-subscribe-localpart=example.com@bugs.debian.org
# にしろ、という話なのに。
# 「購読メッセージ *の宛先* に埋め込む必要があります」のほうがいいかな。

> +<var>nnn</var><code>-subscribe-</code><var>localpart</var><code>=</code><var>example.com</var><code>@bugs.debian.org</code>

この訳し方ですが、このようにソースを読むと読みやすいのですが、
ウェブブラウザで見るとインラインで繋げられて、
「次のような形式になります。nnn-subscribe-......bugs.debian.org この例では……」
となって読みにくいと思います。
改行がある場合はこれでいいと思うんですが、今回のような場合は、
「<var>……</code> という形式になります。」のほうがよいかと思います。
後で出てくる unsubscribe のアドレスも同様です。

> +この例では、バグ <var>nnn</var> の購読メッセージを <code>localpart@example.com</code>
> +へ送ります。<code>@</code> 記号を <code>=</code> 記号に置き換えてエンコード
> +しなければなりません。同様に、購読を止める場合も次の形式を取ります。

上と同様に「エンコード」を修正すると、
「<code>@</code> 記号を <code>=</code> 記号に置き換えて符号化しなければなりません」かな。

> +<var>nnn</var><code>-unsubscribe-</code><var>localpart</var><code>=</code><var>example.com</var><code>@bugs.debian.org</code>
> +どちらのケースでも、メールの件名と本文は確認のリクエストが送られたメールアドレスに
> +転送されます。</p>

「確認のリクエスト *に含めて* そのメールアドレスに転送されます」


色々と書いてしまいましたが、これ以外は問題ないかと思います。

-- 
|:  Noritada KOBAYASHI
|:  Dept. of General Systems Studies,
|:  Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|:  E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|:          nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|:  Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06  4380 19BB ADA0 695C 9F53