[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
Re: dsa-1370 訳
小林です。
From: Hideki Yamane
Subject: dsa-1370 訳
Date: Sat, 15 Sep 2007 00:56:31 +0900
>
> やまねです。
> dsa-1370 訳です。査読願います。
ありがとうございます。コミットしました。
原文の1.1→1.5の変更を加えた上で、以下の修正・改善を加えました。
> <p>libraries/common.lib.php 中の PMA_ArrayWalkRecursive
> 関数がユーザから与えられた配列に対して再帰を制限していないため、
> コンテンツに依存しますが、攻撃者が多次元配列によってサービス不能
> (DoS) 攻撃 (web サーバのクラッシュ) が可能になっています。</p>
小さなことですが、「〜が〜が可能になっています」が気になったので、
cause を訳して「を引き起こすこと」を入れました。
> <p>index.php 中でのブラックリストが不完全であるという脆弱性によって、大文字の
> </SCRIPT> 終了タグに続けて任意の JavaScript あるいは HTML を
> (1) db パラメータまたは (2) table パラメータ値に挿入することで、小文字の </script>
> に対しての防御を迂回して、攻撃者がリモートからクロスサイトスクリプティング (XSS)
> 攻撃を引き起こせます。</p>
最後、cause や induce ではなく conduct なので「実行可能になります」としました。
> <p>複数のクロスサイトスクリプティング (XSS) 脆弱性が存在しており、
> (1) browse_foreigners.php の fieldkey パラメータを使う、あるいは
> (2) PMA_sanitize 関数に特定の値を与えることで、攻撃者がリモートから任意の
> web スクリプトや HTML を挿入可能になります。</p></li>
>
> <li><a href="http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2006-6942">CVE-2006-6942</a>
>
> <p>複数のクロスサイトスクリプティング (XSS) 脆弱性によって、
> (a) db_operations.php を介した攻撃での (1) テーブル名へのコメント、
> (b) db_create.php での (2) db パラメータ、
> (3) db_operations.php での newname パラメータ、
> (c) querywindow.php での (4) query_history_latest パラメータ、
> (5) query_history_latest_db パラメータ、および (6) querydisplay_tab パラメータ、
> (d) sql.php での (7) pos パラメータをそれぞれ利用することで、攻撃者がリモートから任意の
> HTML や web スクリプトを挿入可能になっています。</p>
>
> <p>この問題は旧安定版ディストリビューション (oldstable、コードネーム sarge)
> にのみ影響を与えます。</p></li>
「db_operations.php を介した攻撃での (1) テーブル名へのコメント」は、
db_operations.php でテーブル名へのコメントを利用するとコードを仕込んで
攻撃できる、ということなので、
特に対応する言葉が原文にない「を介した攻撃」は外しました。
その上で、「〜.php での〜パラメータ」はなんとなく違和感があったので、
すべて「〜.php で〜パラメータを」というかたちにしました。
以上、好みかもしれませんが……。
--
|: Noritada KOBAYASHI
|: Dept. of General Systems Studies,
|: Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|: E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|: nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|: Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06 4380 19BB ADA0 695C 9F53