[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

Debian CD 販売とライセンス



debian-privateでの議論を読んで、僕の頭の中に残っているものを書き出して
みたものです。偏りがあるはずですので、指摘をお願いします。


http://www.debian.org/distrib/vendors
「Debian GNU/Linux -- CD ベンダ」

http://www.debian.org/distrib/cdinfo
「Debian GNU/Linux -- CD ベンダ向けの情報」

http://www.gnu.org/copyleft/gpl.html
“GNU  General  Public  License  -  GNU Project -
 Free Software Foundation (FSF)”

ftp://ftp.sra.co.jp/pub/gnu/local-fix/GPL2-j/gpl.tex.gz
(GPL日本語訳)

も参照。


・DebianプロジェクトやDebian JPはCD販売に関して許可を与える権限はない。

・公式CDイメージを使ったもののみが「公式(Official)」の単語を使ってよい。

・mainディストリビューションにあるパッケージはDFSGに沿っているため、
  勝手に販売することに問題はない(はず)。
  ・GPLで配布されているプログラムは、営利目的のときに、次のどれかの
    方法でソースを配布しなければならない。
    ・一緒に配布する。
    ・バイナリ配布後3年間、要求があればCD-ROM等にして渡す(実費)。
      バイナリ配布時に書面で知らせること。
  ・mainにはGPLライセンス以外のプログラムもあり、その中にはソースの
    配布義務のないものもある。(1つ1つ確認するよりは、ほかのと
    一緒にソースを提供するほうが逆に手間が省けて楽であろう)

・CD-ROM配布者(ベンダ)が作成したプログラムなら、ベンダが好きなライセンスを
  選んで配布することができる。ソース公開の義務のないライセンスにして、
  ソースを公開しないこともできる。

・それぞれのプログラムは、Debianプロジェクト/Debian JPがライセンスして
  いるわけではないので、ライセンス条項を守っていない者に対して、配布を
  止めるように命令することはできない。(ちくることはできる)

・non-freeディストリビューションにパッケージに関しては、ベンダが
  それぞれのライセンスをチェックし、必要があれば作者と交渉する必要が
  ある。(Debian/Debian JPの仕事ではない)

・ベンダがライセンス違反をしても、それはDebianプロジェクト/Debian JPの
  責任ではない。

とりあえず、以上。
-- 
喜瀬“冬猫”浩@南国沖縄