[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
Debian CD 販売とライセンス
- From: Hiroshi KISE <fuyuneko@ryukyu.ne.jp>
- Subject: Debian CD 販売とライセンス
- Date: Wed, 05 Apr 2000 20:52:28 +0900
- X-Dispatcher: imput version 991025(IM133)
- X-ML-Info: If you have a question, send a mail with the body"# help" (without quotes) to the address jp-policy-ctl@debian.or.jp;help=<mailto:jp-policy-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ML-Name: jp-policy
- X-MLServer: fml [fml 2.2]; post only (only members can post)
- Message-Id: <200004051152.UAA27952@mail.dmc.okinawa-ric.or.jp>
- X-Mail-Count: 00188
- X-Mailer: Mew version 1.94.1 on Emacs 20.5 / Mule 4.0 (HANANOEN)
debian-privateでの議論を読んで、僕の頭の中に残っているものを書き出して
みたものです。偏りがあるはずですので、指摘をお願いします。
http://www.debian.org/distrib/vendors
「Debian GNU/Linux -- CD ベンダ」
http://www.debian.org/distrib/cdinfo
「Debian GNU/Linux -- CD ベンダ向けの情報」
http://www.gnu.org/copyleft/gpl.html
“GNU General Public License - GNU Project -
Free Software Foundation (FSF)”
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/gnu/local-fix/GPL2-j/gpl.tex.gz
(GPL日本語訳)
も参照。
・DebianプロジェクトやDebian JPはCD販売に関して許可を与える権限はない。
・公式CDイメージを使ったもののみが「公式(Official)」の単語を使ってよい。
・mainディストリビューションにあるパッケージはDFSGに沿っているため、
勝手に販売することに問題はない(はず)。
・GPLで配布されているプログラムは、営利目的のときに、次のどれかの
方法でソースを配布しなければならない。
・一緒に配布する。
・バイナリ配布後3年間、要求があればCD-ROM等にして渡す(実費)。
バイナリ配布時に書面で知らせること。
・mainにはGPLライセンス以外のプログラムもあり、その中にはソースの
配布義務のないものもある。(1つ1つ確認するよりは、ほかのと
一緒にソースを提供するほうが逆に手間が省けて楽であろう)
・CD-ROM配布者(ベンダ)が作成したプログラムなら、ベンダが好きなライセンスを
選んで配布することができる。ソース公開の義務のないライセンスにして、
ソースを公開しないこともできる。
・それぞれのプログラムは、Debianプロジェクト/Debian JPがライセンスして
いるわけではないので、ライセンス条項を守っていない者に対して、配布を
止めるように命令することはできない。(ちくることはできる)
・non-freeディストリビューションにパッケージに関しては、ベンダが
それぞれのライセンスをチェックし、必要があれば作者と交渉する必要が
ある。(Debian/Debian JPの仕事ではない)
・ベンダがライセンス違反をしても、それはDebianプロジェクト/Debian JPの
責任ではない。
とりあえず、以上。
--
喜瀬“冬猫”浩@南国沖縄