松井です。 青木さん レスありがとうございます。
$ apt show task-japanese-desktop
- snip -
Depends: tasksel (= 3.31+deb8u1) Recommends: iceweasel-l10n-ja, fonts-vlgothic, fonts-ipafont, uim, uim-anthy, uim-mozc, mozc-utils-gui, anthy, libreoffice-l10n-ja, libreoffice-help-ja, poppler-data
...
問題なく日本語入力するために鍵となるのは task-japanese, task-japanese-desktop の依存パッケージだとすれば、 ここで調べた結果から判断するかぎ 重要なのは nkf か?
うーん、何をされたのかよく分かりませんでした。
現在メインで使って日本語入力が問題なくできているいる jessieマシンでは task-japanese や task-japanese-desktop の依存パッケージのどれかがインストールされているから 日本語入力がうまくいっているのだろうか、 と誤解していたわけです。
debian-9.1.0-amd64-xfce-CD-1.iso を用いて新規インストールしてみました。 日本語設定をするためには task-japanese も task-japanese-desktop もそれ自体は入れなくてよいことが分かりました。
この前に、文字化けを直そうとした時に $ LANG=C # update-locale LANG=en_US.UTF-8 LANGUAGE=en_US:en # dpkg-reconfigure locales (en_US.UTF-8 UTF-8 を追加しました) という操作をやりました。
(この部分は一発日本語化スクリプトには存在しません。今回だけ文字化け対策で実行しただけです。) 一番最初に stretch をインストールした時は ここで変えた設定を自分ではきちんと元に戻すことができず、 task-japanese-desktop を入れることにより日本語設定がなされて、問題が解決したのではないかと推測しています。
debian のオフラインインストールをして日本語設定につまずくと、すぐにあきらめて Ubuntu に行っちゃう方も多いだろうと思います。 debian が初めての方がこのメールのアーカイブにたどり着いた時のために 手順をかなり詳しく書いておくことにします。
以下、日本語入力システムとしてを ibus-anthy を選んだ場合を例として説明します。 インストール時に言語選択で日本語を選択しておけば インストール後に再起動した時に ターミナルでrootに入って echo "deb http://deb.debian.org/debian/ stretch main" > /etc/apt/sources.list echo "deb http://security.debian.org/ stretch/updates main" >> /etc/apt/sources.list apt-get update apt-get install -y ibus-anthy ttf-unifont の4行さえ実行すれば、まず文字化けが直ります。 そして、画面左上の アプリケーション から
設定 iBus の設定 「入力メソッド」タブ 追加 日本語 anthy 追加 閉じる
の順でクリックして設定を行い再起動すれば まず画面右上の ibus のアイコンをクリックして anthy を選択しなければいけなかったかもしれませんが 全角/半角キーによって英語・日本語を切り替えて、自在に日本語入力ができるようになります。
ちなみに日本語入力設定とlocale設定とはまったく関係ありません。 localeを日本語にしないとメッセージは英語ですが、anthyは使えま すよ。
私は青木さんのこのコメントを確かめたかったので 今回はインストール時に英語を選んでインストールしました。 そしてrootでさっき書いた4行の後に echo "ja_JP.UTF-8 UTF-8" >> /etc/locale.gen locale-gen update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=ja_JP:ja を実行してから、一般ユーザーに戻って echo "LANG=ja_JP.UTF-8" >> ‾/.bashrc echo "LANGUAGE=ja_JP:ja" >> ‾/.bashrc とやって再起動すると、無事にメニューまで日本語化されました。 一般ユーザーで実行するコマンドは LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=ja_JP:ja でやろうとすると、再起動するとなぜかロケールが元に戻っていました。
ちなみに、私は wheezy や jessie の時は 文字化けの発生がイヤでしたので いつもインストール時に英語を選んでインストールしてから、 何回か前のメールに少し書きました一発日本語化スクリプトで日本語化するという手順でやってました。 それで今回 stretch をインストールする時も 日本語を選んでインストールしたにも関わらず その同じスクリプトで日本語設定を行おうとしたために 喜瀬さんには無駄なことをしているように見えたようです。 ただ、wheezy や jessie ではそのスクリプトを用いた後に(日本語を選んでインストールした場合でも)日本語入力関係で問題が発生したことはありませんでしたので、 そのスクリプト自体がシステム設定を壊すというようなことはないだろうと思っています。
「ネット接続ならセキュリティーが。。。」ということをご心配のようですが、 ほとんど杞憂だと思います。
ネットインストールのセキュリティ面に関しては 皆さんのおっしゃる通り確かに杞憂だったかな、と私も思い始めています。 しかし、ネットインストールで(DVD1でも)mozcが自動的にインストールされてしまうのが私には抵抗があります。 Google が作成した mozc が入ることに抵抗がない方であれば ネットインストールが一番いいだろうなとは私も思います。
それと、少し細かいのですけど、 $ im-config において ibus が選択されている場合は 最初に「OK」を選び、次に「いいえ」を選んだ後の画面で
ユーザー設定 /home/debmania/.xinputrc を変更せずに default のまま維持する。 自動設定による選択: ibus インテリジェントインプットバス (IBus) * 必ず必要: ibus * 言語固有の入力変換サポート: * 日本語: ibus-mozc (最善) または ibus-anthy または ibus-skk * 韓国語: ibus-hangul * 簡体中国語: ibus-pinyin または ibus-sunpinyin または ibus-googlepinyin * 繁体中国語: ibus-chewing * タイ語: ibus-table-thai * ヴェトナム語: ibus-unikey または ibus-table-viqr * X キーボードエミュレーション: ibus-xkbc * 汎用キーボード変換テーブル: ibus-m17n または ibus-table* パッケージ * アプリケーションプラットフォームサポート: * GNOME/GTK+: ibus-gtk と ibus-gtk3 (両方) * KDE/Qt: ibus-qt4 * Clutter: ibus-clutter * EMACS: ibus-el もし過去の設定によるデーモンプログラムが X セッションマネージャーにより再起動される場合には、kill(1) を用いてそのプロセスをマニュアルで殺す必要があるかもしれません。 詳細は im-config(8) と /usr/share/doc/im-config/README.Debian.gz を参照。
ここで 「* 言語固有の入力変換サポート: *日本語: ibus-mozc(最善)または ibus-anthy または ibus-skk」 という部分で ibus-kkc が表示されないのは何故かなと気になったのですけど、 別に ibus-kkc の信頼性が低いとか見なされているわけではないと 思っていて大丈夫でしょうか?
--- Kenji Matsui