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[debian-devel:03885] Re: DFSG 1. and a software distributable without fee (was Re: copyright check.)



八田です。プレッシャによわよわ。

From: Takao KAWAMURA <kawamura@debian.or.jp>
Subject: [debian-devel:03884] Re: DFSG 1. and a software distributable without fee (was Re:  copyright check.)

> > を読むと、個々のソフトウェアにまで販売できることを求めてないように読めます。
> > GPLed なソフトウェアを販売し、そのついでに実費程度の金銭授受しか認めて
> > いないようなソフトウェアも一緒に渡すことができる。そのようなソフトウェ
> > アも open-source なソフトウェアとして認めると。
> 
> つまり、金銭授受を認めないソフトウェアは「おまけ」と位置付け
> るということでしょうか?  もしそうなら、本当は金銭授受を認め
> ないソフトウェアを売りたい -> つまんないPDSをデッチあげてそ
> のおまけとして売る、という悪用ができるんじゃないでしょうか。

金銭授受を認めないタイプのソフトウェアをCD-ROMに焼いてメディア代 + 経
費の代金を受けとる、とか、ISP が契約している顧客のみアクセスできる ftp
サーバにその手のソフトウェアを置いている、のも認められない?
前者は CD-ROM 媒体の料金のオマケ。後者はISPの接続サービスのオマケ。
しかも後者は、契約している顧客だけに ftp サービスを限定している表向き
の理由は「上流への回線が細いから」だったら。
とりあえず、買った人はそれを(無料に限定されるが)再配布できるわけだし、
つまんない PDS を買いたくない人は、つまんない PDS をつけずに配ってる人
や所を探せばいい。それで事実上問題ないんじゃない。

なんて考え出して、頭グルグル回ってる。

ああ、今無意味なライセンス思いついちゃった。
「このソフトウェアは無料で配布することができます。ただし、有料で配布す
る際は、利用料として、販売価格の 5 % を作者に支払ってください。改変は
自由です。改変者は改変したものを販売する場合、有料販売の際には販売価格
の 5% を限度として利用料を設定できます」

ちょっと話題がずれていって申しわけない。

例えば、私がある画期的なソフトウェアを開発したとして、そのライセンスに
GPL を適用したとします。ただし、販売開始時に一般にはバイナリ、ソースコー
ドを公開しません。私はちょっとお金が欲しかったらしく、そのソフトウェア
を100万円で販売します。
その画期的なソフトウェアは本当に画期的だった(例えばそれを利用すると1億
くらい儲かってしまう)ので100万円でも安い、と考える人がいて100万円で購
入する人がいました。当然、私は、その人にバイナリとソースコード、そして
ライセンスをその人に渡します(GPLですから)。
さて、その購入した人もその画期的なソフトウェアを販売することができます
から、私と同じく100万円で販売することができます。で、100万円で売ること
にしました。

...とうことが延々と続けば、GPL なソフトウェアの高値安定状態が現われま
すよね。誰かが安くで公開してくれるまでは。

# 現実には考えにくいです。長期的にはメディア代 + 販売手数料まで価格
# が下落するんでしょう。

// 日本インターシステムズ(株) 共通システム部 八田修三
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