[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[debian-devel:08400] Re: Intent to package XShodo



八田(ま)です。

# 秩父で泊まりがけの飲み会でした(下戸なのに (;_;)
# 頭いてー

From: Tokie Kojima <cozy@xxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:08388] Re: Intent to package XShodo
Date: Wed, 7 Apr 1999 03:56:16 +0900

cozy> "一応"「商用禁止」規定をいれてある、というのを、強い縛りはない、
cozy> と解釈していましたが、規定がある以上、non-freeにいれるのが、正当
cozy> なのですね。
cozy> 雑誌の付録CD-ROMに収録してもよい、という意味が含まれていても。

他の用途で使ってはいけないということで、たとえば
Debian ベースのサーバ販売なんかが不可能になります。
ただ、小島さんが「強い縛りはない」とお感じになったように、
どうも作者さん自身の理解があやふやなようではあります。

cozy> 以前、non-free は、雑誌の付録CD-ROMとして、配布できるのか、でき
cozy> ないのか、という話題を見た気がします。
cozy> 結論としては、non-freeだからといって、CD-ROMで配布できないかとい
cozy> うと、そうではない、ということでした。
cozy> #このあたりが、私には、とても難しいのですが。

商用利用はペケでも CD-ROM 配布は OK とか、作者に絵はがきを送れば
再配布自由とか、一応ユーザ登録が必要とか、バイナリでの配布はダメとか、
こういうたぐいのものは non-free であっても CD-ROM での配布はできる
わけです、一応。

# 配布にあたっていちいち調べなければならないのがホネですが。

あと、私がメンテナやってる日本語化 Ical のように、ソフトウェア
自体はフリーなのにパッチの作者が行方不明 ^_^; で
ライセンスも意思も確認できないという場合、やはり non-free 行き
となります。

基本的に DFSG に一点でも沿ってないものは non-free、です。

ただ、私思うんですけど、この作者氏に限らず日本の
いわゆる「フリーウェア」作者さんたちが考える「商用利用」
ってどういうものなんでしょうね。

# 商用利用うんぬんはかつての雑誌収録がらみのごたごたから、というのが私の
# 認識なのですが、どうなのでしょう。
# 昔フリーウェアを入手する手段が NIFTY ぐらいしかなかったころは
# 雑誌の付録って貴重で、だからこそ出版社とフリーウェア作者の
# あつれきとかも生じたんでしょうが、最近はあんまり関係無いような気もするし。

nkf のときのように説得してライセンスを変更してもらうわけには
いかないんでしょうか?

# なにせ圧力団体だし ^_^;

cozy> 雑誌CD-ROMのような配布はO.K.
cozy> プログラム単体として、有償で取り引きされるのは困るが、他の有償
cozy> なソフトとともに、おまけとして配布されるのは、よい。
cozy> と、言ってくださったのですが、これも、non-freeとして、
cozy> 扱うべきですね。

じゃあ 30 秒で書いた HelloWorld.c とバンドルすれば売ってよいのか、とか。
法的に抜け穴のあるライセンスを適用すると、大災厄が(理論上は)待っている
のですが…まあそれは作者さんの問題ですけれども。

# そういえば現在翻訳中の「The Open Source Definition」という論文には、
# Artistic とかこの手の「灰色」ライセンスの分析が載ってますのでご参考までに
# (って早く訳終わらせろよ > 私)

--
八田真行 <masayuki-h@xxxxxxxxxxxxxxx>