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[debian-devel:10345] Re: Draft 2
佐野@浜松です。
In <19990909113248T.kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
at Thu, 9 Sep 1999 11:33:20 +0900,
on [debian-devel:10327] Draft 2,
Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:
> 久保田です。
>
> Draft 2 in Japanese and partially English です。
>
> 1. と 2. が大幅に変更されています。
> 変更のなかった部分から、順次英訳してます。
>
> 3. 以降はほとんど手を付けていません。
> 指摘のあった X Window System のフォントの話なども、
> そのままです。
>
> 「読みやすい」差分ファイルが作れなかったので、原文のまま
> 流します。
御苦労さまです。
debian-devel@lists.debian.org では thomas@xxxxxxxxxxxxxxxx (Thomas Chan) が、
「Unicode では CJK 対応に問題がある」というのは迷信だ、という感じのことを
書いてますね。(彼の意見に異論がある人はあちらで彼と直接議論してください。)
以前、freebsd-tech-jp に Sun の樋口さん (?) が「Unicode の unification は
従来コードとの互換性を考慮したためにどっちつかずの状態になってしまった、
もっと徹底的に unification を推進するべきだった」というようなことを
書かれていたような気がします。
私自身は unicode だろうとなんだろうと、まずは「統一されたコードを持つこと」
が重要なんじゃないかと思っていたりします。U.S. でも昔は EBCDIC だの
RADIX-50 だの、ASCII 以外の文字コードが流通していたわけですが、現在は
もう ASCII コードが「標準」として機能していますよね。
そもそも、「日本語」用の文字コードが今だに複数の種類並存していることが
日本政府の無能を証明しているようなもんだ、とか思ってます。余計な負担を
ユーザ、プログラマ、フォントメーカ、プリンタメーカなどいろんなところに
課している。それでいて未だに使えない漢字や記号などがあって、「外字」と
いう厄介な問題を引き起こしているのですから、全然規格の意味が無い。
ところで、久保田さんが非常に努力されているのは大変ありがたいことだと
思いますが、議論には「タイミング」というのも重要なので、とりあえず
fix した部分だけでも debian-devel@lists.debian.org に投げていっては
いかがでしょうか ?
いろいろ注文がついて苦労されているところになんですが、基本的には今のところ
久保田さんが主に書かれているわけですから、私は久保田さん自身に理解できない
注文はとりあえず無視して良いと思います。もしそれで問題があるようなら、注文
をつけた人自身が自分の文章を書いてもってくるでしょう。それができないなら、
それほど重要な問題ではない、ということ。
# すくなくとも、debian-devel@lists.debian.org で議論する場合は、
# そういう考えをベースにしたほうが良いでしょう。
議論するべき場所、説得するべき相手のいる場所はこの ML ではなく、
debian-devel@lists.debian.org です。JP 内部で知識の共有をするのも
悪くはありませんが、それだけで力尽きてしまっては非常に勿体無いと
思います。
とりあえず「既存のコードで日本語を使えるようにするには、どうすれば
いいか」を具体的に出すだけでも、一歩前進でしょう。「これは merge する
ほどのもんじゃない」とかいう理由で鎖国していても孤立するだけです。
堂々と「我々が使うには、これこれの実装が必要だ」と要求すればいいのです。
それで他に問題が出るようなら、改めて個別に考えていけば良い。
「とりあえず相談してくれよ」と Wichert も書いてます。彼らの多くは
(忙しくて忘れてしまうこともあるみたいだけれど) わりと親切に対応して
くれています。
--
Taketoshi Sano: <sano@debian.org>,<sano@debian.or.jp>,<kgh12351@xxxxxxxxxxx>