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[debian-devel:12485] Re: language-env



久保田です。

From: Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:12484] language-env
Date: Thu, 15 Jun 2000 12:52:49 +0900

> 日常環境を変更するのはちょっと心配だったのですが
> ターミナル毎に LANG を変えてるらしい、とか気になる
> 設定を目にしてたので、実験環境の woody+woody-jp に
> language-env をインストールして、各種設定してみま
> した。
> 
> 少し気になったことですが
> 
> 存在しないファイルでもバックアップファイルを作る
> ようですが、これは要改善ではないでしょうか?
> (あった方が便利な気もしなくはないですが)

language-env のバックアップ作成のアルゴリズムは
ダサダサで、改良が必要だと思っています。元ファイルを
バックアップにリネームするのがいちばん素直で
安全だと思うのですが、ファイルのロックと
どう組み合わせたものかと思っているところです。
今は、読んだ内容をバックアップファイルに書き出す
ということをやっているので、タイムスタンプとか
パーミッションなどの情報はすべて失われてしまいます。

# 私は、Debian に触れる前はずっと DOS をやっていたので、
# ファイルのロックとかの概念にはちょっと弱いのです。


> それと x-terminal-emulator ですが、以前
> 
> From: Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
> Subject: [debian-devel:12021] Re: Are there any request for sponsor upload ?
> Date: Wed, 5 Apr 2000 13:46:33 +0900
> 
> > /usr/bin/sensible-x-terminal は却下されてしまいましたし。
> > なぜそんなに /usr/bin/sensible-* が嫌われるのか、よくわからないです。
> 
> とありましたが sensible-x-terminal とはどういう
> ものを目指してたのかちょっと気になります。
> 簡単に説明いただけないでしょうか?
> /etc/alternatives/x-terminal-emulator との違いとか。
> あるいはいつ頃の devel@ORG を検索すれば良いかの
> ヒントでも結構です。

/etc/alternatives/x-terminal-emulator だと、ユーザーごとの設定が
不可能で、マシンごとの設定になります。そうすると、ひとつのマシンを
異なる言語をしゃべる人で共有するときに困ることになります。

sensible-x-terminal は、sensible-editor や sensible-pager と
ほぼ同じものです。環境変数によって動作が変わるので、ユーザー
ごとに好きな設定をすることができます。また、.bashrc などの中に
環境変数の設定を書けばいいので、language-env による自動設定が
可能になります。

そのときの反対意見は、ひとつのマシンを複数の言語をしゃべる人が
共有することなんて滅多にないので、そのときだけ個別に対処すれば
いい、というようなものがありました。しかし、それは、/etc/alternatives
でも構わない理由にはなっても、sensible- を却下する理由には
ならないと思うのですが...。

議論は、今年の2月ごろです。そのスレッドの最初は
http://www.debian.org/Lists-Archives/debian-devel-0002/msg01307.html
で、それは、xterm よりも rxvt のほうが好きだ、というふうな
話でした。

ちなみに、language-env 0.04 の ~/bin/x-terminal-emulator は
バグバグで、片手間でやったのがバレバレです。いま、0.05 を準備中です。

# LANG などの環境変数やリソースによって動作を変える全文字集合対応型の
# ターミナルがあったらなあ、とか思って、rxvt のソースを読んだり
# しているのですが、複雑すぎて、ぜんぜん歯がたちません。

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Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.or.jp>
http://surfchem0.riken.go.jp/~kubota/