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[debian-devel:12575] Re: ltmodem-installer ( Re: mknod )
佐野@浜松です。
4 月のメールに今頃反応してますが。
In <mpad7o3mk1u.fsf_-_@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
at "Thu, 6 Apr 2000 22:32:48 +0900",
TSUCHIYA Masatoshi <tsuchiya@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> writes:
> 相変わらず、mknod による lintain の警告は解決していませんが、
> パッケージは一応の完成を見ました。
これより前のメールでは「アクセスした瞬間にフリーズする」と
書かれてましたが、その問題は解決したのでしたっけ。
> http://www-nagao.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/tsuchiya/debian/package/
>
> に置いてあります。動作させるために必要なカーネルの config parameter な
> どについては、
>
> http://www-nagao.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/tsuchiya/debian/ss3330/index.html
>
> に記述してあります。
これはカーネルを再構築しないと動作しないということですか ?
もしパッケージのインストールだけでなく、カーネルの再構築も
必要となる可能性があるのなら、postinst で MAKEDEV を使うの
ではなく、ドキュメントに必要な手順を書いておいて利用者に
自分で mknod を実行させるほうが良いかもしれません。
In <200004041106.UAA13792@misato.debian.or.jp>,
at "Tue, 4 Apr 2000 20:06:16 +0900",
TSUCHIYA Masatoshi <tsuchiya@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> writes:
> >> On Mon, 3 Apr 2000 19:42:22 +0900
> >> kawamura@debian.org (Takao KAWAMURA) said as follows:
> >
> >Debian Policy Manualの4.6. Device filesを読んでください。
>
> 読みました。makedev を呼び出しなさいと書いてあったので、/dev/MAKEDEV
> に目を通してみたのですが、/dev/ttyS* を生成する場合はデバイスのメジャー
> 番号が 4 に決め打ちされているので、ltmodem が必要とするメジャー番号 62
> のデバイスを作ることが出来ません。
Linux カーネルの major.h では 62 は割り当てられていませんね。
Documentation/devices.txt を見ると
60-63 LOCAL/EXPERIMENTAL USE
Allocated for local/experimental use. For devices not
assigned official numbers, these ranges should be
used, in order to avoid conflicting with future assignments.
となってます。他のデバイスで既に使っている可能性があるという
ことを考慮すると、 maintainer script で mknod を実行するのは
マズイような気がします。
ポリシーの該当箇所は
4.6. Device files
-----------------
No package may include device files in the package file tree.
If a package needs any special device files that are not included in
the base system, it has to call `makedev' in the `postinst' script,
after asking the user for permission to do so.
No package should remove any device files in the `postrm' or any other
script. This is left to the system administrator.
Debian uses the serial devices `/dev/tty*'. Programs using the old
`/dev/cu*' devices should be changed to use `/dev/tty*'.
ですね。 "after asking the user for permission to do so." や
"This is left to the system administrator." などから考えると、
MAKDEV で扱えないファイルについては利用方法を説明する文書を
用意して、利用者が自分で実行するというほうがいいんじゃないかな。
例えば postinst ではパッケージを利用するための手順についての
メッセージ (「この資料を読め」といったものでも可) を表示する
だけにして、あとは利用者が自分で必要な設定を行なうようにした
ほうがいいのではないでしょうか。
もし簡単に使えるようにしたければ、例えば ltmodem-config と
いった名前の configure script を /usr/sbin の下にでも用意して、
その中で同じメジャー番号を使うデバイスファイルが既に存在して
いないかどうかを確認してから mknod を実行するといった処理を
書いておく (そしてその設定スクリプトについても設定のための
資料の中で説明しておく) というのがいいんではないかと思います。
kernel 2.4 になれば dev fs が使えるようになって mknod は
不要になるんでしょうね。woody には 2.4 が入るのかな ?
あれ、そういえば ltmodem ってバイナリのみのモジュールなんでしたっけ。
カーネルのバージョンには依存しないのかな。
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# (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
<kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)