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[debian-devel:12719] Re: [debian-users:23090] Re: cjk-latex / Japanese appealing desktop screenshot
佐野@浜松です。
In <20000719093728E.kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
on "Wed, 19 Jul 2000 09:35:31 +0900',
with "[debian-devel:12716] Re: [debian-users:23090] Re: cjk-latex / Japanese appealing desktop screenshot",
Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん wrote:
> えーとこれは
> > どの設定かが少し不明なんですが hbf-kanji48 が upload され
> > てるようですが、これ入れたら設定不要ではありませんか?
> > (LaTeX'ing プレビュ、印刷共?)
>
> の検証ですね(^^;
です。
> できれば hbf-kanji48 をインストールしないで
>
> > > > 別の方法で TeX ファイルの方に
> > > >
> > > > \begin{document}
> > > > \begin{CJK*}[dnp]{JIS}{song}
> > > > ^^^^^
> > > > に修正すると jtex-base があれば TeX にはかかると思います。
> > > > dvi2ps での印刷もできると思っていますが。プレビュは PK が
> > > > 必要でちょっとやっかいだと思いますが。
> > >
> > > ちょっとウソ言ってたみたいです。この場合 xdvi-ja で
> > > PK フォント無しで表示可能です。jtex/jlatex の DVI が
> > > 表示できるので当然と言えば当然でした(^^;
>
> こちらもどなたか検証いただけると嬉しいです。
hbf-kanji48 を purge してチェックしました。
上記の [dnp] を挿入すると latex でのコンパイルは無事に終わり、
xdvi-ja.small ではきちんと (字の形は違いますが) 表示できます。
が、xdvi (not ja) では表示できませんでした。(これって当然なの ?)
(趣味の話だけど字の形は hbf-kanji48 を入れて [dnp] 無しの
オリジナルで出した時のほうが好み)
なお hbf-kanji48 無しで [dnp] を入れる前のオリジナルのサンプルで
試すと latex は途中で
Couldn't find `kanji48.hbf'
mktextfm: `hbf2gf -g jsso1202 600' failed.
kpathsea: Appending font creation commands to missfont.log.
! Font C40/song/m/n/12/02=jsso1202 at 12.0pt not loadable: Metric (TFM) file not found.
<to be read again>
relax
l.21 \noindent こ
の~FAQ~リストは、よくある質問とその答を集め、役に立つよう
?
と表示して止まります。
あと hbf-kanji48 をインストールした状態でオリジナルと [dnp] を
追加したものをそれぞれ latex でコンパイルして xdvi (not ja) で
表示してみるとオリジナルのほうはちゃんと表示できますが [dnp] を
追加したほうは表示できません。この時 xdvi-ja.small ではどちらも
表示可能ですが、字の形が異なります。
ファイルサイズはオリジナルが 2072 bytes、[dnp] を追加したほうが
1788 bytes です。
あと、tex ファイルに
\usepackage[pdftex,colorlinks=true,urlcolor=blue,li nkcolor=blue]{hyperref}
\pdfcompresslevel=9
を追加して pdflatex にかけると、エラーを出しながら一応 .pdf が生成されます。
xpdf で表示すると、どちらもすぐに落ちますが、gv (gs) で表示させると
エラーは出るもののオリジナルのサンプルでは日本語部分も途中まで表示されて
います。 [dnp] を追加したほうは gv でも表示できません。
pdf のファイルサイズはオリジナル 65896bytes、[dnp] を追加したほうが
13017bytes です。
オリジナルのサンプルから \ruby と \textbf を取ってテキストのみにすると
gv で表示可能な pdf が作成できるようになりました。xpdf や acroread では
表示できない (起動直後に落ちる) のは同じですが、gv で表示できるように
なったのでちょっとだけ期待が持てそうな気がしてます。
(pdflatex で日本語使う方法を御存知の方はいませんか ?)
> あと誤解のないため
>
> > 変換し、xdvi (not ja) での表示と dvips (not dvi2ps-j) での
>
> は jtex/jlatex でも PK フォントを使うかぎり同じで
> 別に cjk-latex のメリットでも何でもありません。
じゃあ jlatex/platex を使わずに latex コマンドで扱えるというのが
cjk-latex のメリットなわけですね。まあ個人的にはそれだけでも
十分ありがたいと思いますが。リリースノートやインストールマニュアル
など各国語版の文書を用意する状況でそれぞれ独自のツールが必要になる
というのは面倒ですから、できるだけ共通の道具で扱えるほうが有難い
です。
> むしろ PK フォントを使うのは既に obsolete で xdvi
> でアルファベットだけ(!)が PK フォントを必要とする
> のが xdvi の最大の欠陥だと思ってます。
> (噂でマックでは不要とか聞いたけど不明です)
もしそれが本当に欠陥なら、BTS report して upstream に feedback を
よろしく :)
> また multex/mullatex では cjk に限らずタイ、トルコ語
> など本当に multi-language (らしい)ですから、こちらも
> よろしく。(くっ、くどい ^^;)
とりあえず multex-base, multex-bin のパッケージを先程
見つけてインストールしましたが、 /usr/share/texmf/doc/multex の
下の demo1.tex, demo2.tex を mullatex でコンパイルしようとしても
"I can't find the format file `mullatex.fmt'!"
というエラーで終了してしまいます。どうすれば使えるようになるのかな ?
まあでも上記のような「各国語版の文書を用意する」という場合には
なるべく違いが少ないほうがいいので、babel / t1enc の代わりに
CJK パッケージを使って通常の latex コマンドで処理する、というほうが
適しているような気がします。
「同一文書の中で多国語を扱う」という目的なら mullatex でしょうし、
日本語だけの文書で表現に凝りたいという目的なら jlatex/platex と
いうことになるんでしょうけれど。
そのへんは今のところ使いわけということになるんでしょうね、きっと。
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# (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
<kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)