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[debian-devel:17452] 日本語LaTeX環境の構築方法の改善



こんにちは、小林です。

日本語LaTeX環境を構築するときに、
TeXファイルの処理や様々なファイル形式への変換に必要なソフトウェア群、
それらのビューア、スタイルファイルなど、様々なものが必要になりますが、
現在のところDebianではそれらを簡単にインストールする方法はなく、
apt-get/aptitude installのコマンドライン引数に、
必要なパッケージをすべて与えてあげる必要があります。
日本語でLaTeXを使う人なら大抵の人が同じようなパッケージをインストールする必要があるので、
簡易インストール方法を提供したいところです。

この問題を改善するため、Ubuntuでは以下のページに必要なソフトウェアをまとめ、
latex-env-jaというメタパッケージをインストールすることで、
一括インストールができるようにしています。
https://wiki.ubuntulinux.jp/JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese
一方、勉強会のMLで上川さんのほうから、
ptex-binのrecommendsを少し増やすことで一括インストールを可能にしては、
という案が出されました。
確かに、現状ではptex-binは、

Depends: libc6 (>= 2.7-1), libkpathsea4 (>= 2007), ptex-base (>= 1:2.0-3),
         texlive-base-bin | tetex-bin (>= 2.0.2-17), texlive-math-extra |
         tetex-extra
Suggests: dvipsk-ja, jbibtex-bin, jmpost, mendexk

となっているので、改善の余地はありそうです。

個人的には、latex-env-jaのように、
(デスクトップ環境などと比べると) 小さな用途にメタパッケージを使うのはあまり好ましくない
と思っていたこともあって、
一般的な依存関係だけでシンプルに解決しようとする上川さんの案に+1なのですが、
皆様方の意見はいかがでしょうか?
特にLaTeX関連のパッケージをそれなりに使われるかたに意見を拝聴したいです。

よろしくお願いいたします。

Thanks,

-nori