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[debian-devel:17727] Re: フォントパッケージから defoma 依存を削除しています



武藤@Debianぷろじぇくとです。

At Sun, 3 Jan 2010 22:14:30 +0900,
Kenshi Muto wrote:
> > > ・defomaに代わる何らかの動的生成を作る

作ってみました。
http://people.debian.org/~kmuto/gs/

ghostscript関係のパッケージに手を入れています。
実装詳細についてはWiki http://wiki.debian.org/gs-undefoma
をご覧ください。

ghostscriptパッケージは、

・update-gsfontmapというコマンド
・設定ディレクトリ/etc/ghostscript/cidfmap.d/、/etc/ghostscript/fontmap.d/
・マップディレクトリ/var/lib/ghostscript/fonts/、/var/lib/ghostscript/CMap/

を提供します。defomaおよびそのパスは使用しません。

update-gsfontmapコマンドを実行することで、設定ディレクトリの
NN<configname>.conf なファイルを結合し、/var/lib/ghostscript/fonts/cidfmap
(CID/TTF/OTF用) と /var/lib/ghostscript/fonts/Fontmap (Type1用) を
生成します。通常このコマンドはGhostscriptにフォントを提供したいCJK/Type1の
postinst/prermで使うことになると思います。

CMapディレクトリにはcmap-adobe-japan*およびgs-cjk-resourceパッケージの実
ファイルから平坦なシンボリックリンクを置くようにしています。こちらもdefomaは
使いません。

フォントを提供する側からはcidfmapあるいはFontmap相当のものを記述して設定
ディレクトリに置いてもらうことになりますが、CJK/Type1のみ、しかも提供したい
と思う場合のみ、なのでdefomaに比べるとだいぶ楽ではあります。
変更を加えたgsfontsパッケージとgs-cjk-resourceを見るとなんとなくわかるかと
思います。

現状の問題点としては「デフォルトフォント」を決めるのが困難というものがあり
ます。日本語についてはttf-japanese-mincho.ttf・ttf-japanese-gothic.ttf
という名前があるのでこれをgs-cjk-resourceの提供する設定ファイルで記載して
利用しています。

Chinese-Traditional/Simplified、Koreanについては類似の機構がないため、
似たようなalternativeを導入してもらうか、決め打ちで提供する、というあたり
を考えています。
-- 
武藤 健志@ kmuto @ kmuto.jp
           Debian/JPプロジェクト   (kmuto@debian.org, kmuto@debian.or.jp)
           株式会社トップスタジオ  (kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx)
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