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dh_fixperms(1) と dh_gencontrol(1)



東北大学電気通信研究所の荒船です.
debhelper のman シリーズです.
今回は dh_fixperms(1) と dh_gencontrol(1) です.
"wrapper" の直接的なうまい訳がちょっと分からなかったんでこうしてみました.

よろしくお願いします.

Research Institute of Electrical Communication
Tohoku University
Dr. Ryuichi Arafune
arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx





DH_FIXPERMS(1)					DH_FIXPERMS(1)


名前
       dh_fixperms - パッケージ構築ディレクトリ中のファイル・パー
       ミッションの確定

書式
       dh_fixperms [-v] [-a] [-i] [-Xitem] [--no-act] [-ppackage]
       [-Ptmpdir]

説明
       dh_fixperms はパッケージ構築ディレクトリ中のファイル・パー
       ミッションを適切な状態にセットする debhelper プログラム で
       ある.

       dh_fixperms は パッケージ構築ディレクトリ中の /usr/doc/ に
       ある全てのファイル(examples/ ディレクトリにあるファイル を
       除く)を 644 モードにする.また,全てのファイルのオーナーを
       root にし,ライブラリの実行属性を除去する.

オプション
       -v, --verbose
	      冗長モード; パッケージ構築ディレクトリを変更する 全
	      てのコマンドを表示するを変更する.

       -a, --arch
	      全 アーキテクチャ依存パッケージに対してパーミッショ
	      ンを確定する.

       -i, --indep
	      全アーキテクチャ非依存パッケージに対して パ ー ミッ
	      ションを確定する.

       --no-act
	      実 際には何も行わない.  -v とともに用いることによっ
	      て,このコマンドによって何が行われるのかを 表 示 す
	      る.

       -ppackage, --package=package
	      “package” と 言う名前のパッケージに対してパーミッ
	      ションの確定を行う.

       -Ptmpdir, --tmpdir=tmpdir
	      “tmpdir”をパッケージ構築ディレクトリとして使用 す
	      る.

       -Xitem, --exclude=item
	      ファ イル名に “item” を含むファイルをパーミッショ
	      ンの変更処理から除外する.このオプションは複数回 使
	      用することができる.

注意
       引 数 -a -i および -p は互いに他の引数と組み合わせて使用す
       ることができる.もし引数が何も指定されていなければ,  con-
       trol  ファ イ ルに記載されている全てのパッケージが影響され
       る.



								1





DH_FIXPERMS(1)					DH_FIXPERMS(1)


環境変数
       DH_VERBOSE
	      冗長モードにする。

       DH_NO_ACT
	      no-act モード(上記参照)にする.

関連項目
       /usr/doc/debhelper/README

準拠
       Debian policy, version 2.3.0.1

著者
       Joey Hess <joeyh@master.debian.org>

日本語訳
       Ryuichi Arafune <arafune@debian.or.jp>







































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DH_INSTALLDEBFILES(1)			DH_INSTALLDEBFILES(1)


名前
       dh_gencontrol  -	control ファイルの生成とインストールを行
       う.

書式
       dh_gencontrol [-v] [-a] [-i] [--no-act] [-ppackage] [-Ptm-
       pdir] [-uparams]

説明
       dh_gencontrol  は control ファイルの生成とインストールを行
       う debhelper プログラムである.インストール に お い て は
       DEBIAN  ディレクトリに適切なパーミッションでインストールさ
       れる.

       これは内部で dpkg-gencontrol(1) を実行しているだけである.

オプション
       -v, --verbose
	      冗 長モード; パッケージ構築ディレクトリを変更する全
	      てのコマンドを表示する.

       -a, --arch
	      全アーキテクチャ依存パッケージに対してファイルの イ
	      ンストールを行う.

       -i, --indep
	      全 アーキテクチャ非依存パッケージに対してファイルの
	      インストールを行う.

       --no-act
	      実際には何も行わない.  -v とともに用いることに よっ
	      て, こ の コマンドによって何が行われるのかを表示す
	      る.

       -ppackage, --package=package
	      “package” という名前のパッケージに対してインス ト
	      ールを行う.

       -Ptmpdir, --tmpdir=tmpdir
	      “tmpdir” をパッケージ構築ディレクトリとして使用す
	      る.

       -uparams, --update-rcd-params=params
	      “params”を dpkg-gencontrol(1) へ受け渡す.

注意
       引数 -a, -i および -p は互いに他の引数と組み合わせて使用す
       る ことができる.もし引数が何も指定されていなければ, con-
       trol ファイルに記載されている全てのパッケージが影 響 さ れ
       る.

環境変数
       DH_VERBOSE
	      冗長モードにする。



								1





DH_INSTALLDEBFILES(1)			DH_INSTALLDEBFILES(1)


       DH_NO_ACT
	      no-act モード(上記参照)にする.

関連項目
       /usr/doc/debhelper/README dpkg-shlibdeps(1)

準拠
       Debian policy, version 2.3.0.0

著者
       Joey Hess <joeyh@master.debian.org>

日本語訳
       Ryuichi Arafune <arafune@debian.or.jp>











































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