Re: dh_fixperms(1) と dh_gencontrol(1)

[NABETANI Hidenobu <nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>]

鍋谷です。

From: Ryuichi Arafune <arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: dh_fixperms(1) と dh_gencontrol(1)
Date: Fri, 26 Jun 1998 22:18:38 +0900

> 東北大学電気通信研究所の荒船です．
> debhelper のman シリーズです．
> 今回は dh_fixperms(1) と dh_gencontrol(1) です．

お疲れさまです。今日は dh_fixperms(1) だけです。

> 名前
>        dh_fixperms - パッケージ構築ディレクトリ中のファイル・パー
>        ミッションの確定

「確定」-> 「修正」 でしょうか。

> 説明
>        dh_fixperms はパッケージ構築ディレクトリ中のファイル・パー
>        ミッションを適切な状態にセットする debhelper プログラム で
>        ある．

"permission" -> 「許可」「許可属性」

を使うようです。

# zgrep WORD /usr/man/ja_JP.ujis/man?/* とすれば JM project の
# 翻訳語がぞろぞろ出てきますので参考になります。

>        dh_fixperms は パッケージ構築ディレクトリ中の /usr/doc/ に
>        ある全てのファイル(examples/ ディレクトリにあるファイル を
>        除く)を 644 モードにする．また，全てのファイルのオーナーを
>        root にし，ライブラリの実行属性を除去する．

dh_fixperms は パッケージ構築ディレクトリ中の /usr/doc/ に
ある全てのファイル(examples/ ディレクトリにあるファイル を
除く)の属性を 644 にする．
また，すべてのマニュアルページの許可属性を 644 に変更する.
全てのファイルの所有者を root にし，グループ、その他の人
の書き込み許可を削除する.
最後に, ライブラリに実行許可が設定されていた場合、それを削除する．

# 私の見ている原文が荒船さんのと違う気がしました。
# debhelper のバージョンは 0.95 でしょうか？

>        -Xitem, --exclude=item
> 	      ファ イル名に “item” を含むファイルをパーミッショ
> 	      ンの変更処理から除外する．このオプションは複数回 使
> 	      用することができる．

ファイル名の一部に “item” を含むファイルを許可属性
の変更対象から除外する．このオプションを複数回使用することで、
変更対象から除外するファイルのリストを構築できる。

> 注意
>        引 数 -a -i および -p は互いに他の引数と組み合わせて使用す
>        ることができる．もし引数が何も指定されていなければ，  con-
>        trol  ファ イ ルに記載されている全てのパッケージが影響され
>        る．

"cumulative" をどう取るのかですが、私は

「引 数 -a -i および -p は同時に使用することができる．」

と思いましたが違うでしょうか？ 少なくとも上の訳では次の一文との
繋がりが変に思います。

大阪大学理学研究科物理学専攻 博士後期課程1年 大坪研究室(06-850-5346)
         鍋谷 栄展      nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx