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Resend Install.html (1/4)



遠藤と申します。
インストールマニュアルの前半部分を担当させていただいてます。

先程は、文字化けしたものを、翻訳していない部分まで含めて添付してしまい
ました。大変申し訳ありませんでした。

再度、翻訳の済んでいる担当部分の前半を text/plain で再送します。

誤訳等のチェックおよび訂正よろしくお願いします。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Debian GNU/Linux 2.0 のインストール (x86 アーキテクチャ用)</TITLE>


</HEAD>
<BODY>
<H1>Debian GNU/Linux 2.0 のインストール (x86 アーキテクチャ用)</H1>

<H2>Bruce Perens, Sven Rudolph, Igor Grobman, James Treacy,    Adam P. Harris
   </H2>1998 年 6 月 23 日
   
<P><HR>
<EM>インストールの手引き
— x86 アーキテクチャ向け Debian GNU/Linux 2.0 システム</EM>
<HR>
<H2><A NAME="s1">1. 著作権およびソフトウェアライセンスについて</A></H2>

<P>この文書を読んでいる方は、多数の商用ソフトウェアにあるようなライセンス
(購入したソフトウェアのコピー 1 部を、1 台のコンピュータで使用できる)はご
存知のことでしょう。しかし、この Debian GNU/Linux システムはそのようなもの
とは違います。

私たちはあなたの通っている学校や仕事をしている場所にある、全てのコンピュー
タに Debian GNU/Linux をインストールすることを勧めます。Debian GNU/Linux 
を友達に貸したり、それを彼らのコンピュータにインストールすることを手伝って
ください。さらに、あなたは幾千ものコピーを作り、それらを<I>売る</I>ことさ
え、少しの制限を受けるだけで可能です。なぜなら、Debian は<I>フリーソフトウェ
ア</I>に基づいているからです。

<P>フリーソフトウェアとは著作権を持っていないという意味ではありません。ま
た、このソフトウェアを含む CD が全く手を加えられたものではないという意味で
もありません。これは単に、個々のプログラムのライセンスにおいて、プログラム
をコピーする権利のためにお金を払う必要がないことを意味しているのです。

ソフトウェアのコピーや再配付に関してはある種の制限がありますが、一度システ
ムをインストールすれば、それらの制限についての情報を得ることができます。例
えば、このシステムに入っているプログラムの多くが、<EM>GNU</EM> <EM>General
Public License</EM> <EM>(GPL)</EM> にライセンスされていますが、GPL は、プ
ログラムのコピーを配布するときには、必ずプログラムの<I>ソースコード</I>を
利用可能にしておくことを要求しています。そのため、私たちは、Debian システ
ムに含まれる GPL 準拠のプログラムのソースコードを全て収録しています。

Debian に収録されたプログラムの著作権やソフトウェアライセンスの形式には、
他にも数種あります。それぞれのプログラムの著作権やライセンスは、一度システ
ムをインストールすれば、/usr/doc/<I>program-name</I>/copyright ディレクト
リを探せば見つけることができます。
</P>

<P>ライセンスや、Debian がディストリビューションにソフトウェアを収録する際
に用いているフリーの基準に関して、より詳細な情報をお求めの場合は
<A HREF="http://www.debian.org/social_contract";>Debian 社会契約</A>をご
覧下さい。
<P>
<P>最も重要な法律上の注意点は、このソフトウェアが<EM>無保証</EM>であること
です。その保証に関して、フリーソフトウェアを書いた人達に訴訟を起こすことは
できません。

<H2><A NAME="s2">2. 必要なシステム</A></H2>


<H2>2.1 CPU</H2>

<P>386、486、Pentium、Pentium Pro、Pentium II などの CPU、または Cyrix や 
AMD、TI、IBM その他の互換チップの CPU を持つコンピュータが必要です。

&quot;sx&quot; や &quot;sl&quot;、&quot;slc&quot; などの文字が
&quot;386sx&quot; などのように数字の後に書かれていれば申し分ありません。

このシステムは 286 やそれ以前の CPU では動作し<I>ない</I>でしょう。

<P>Debian 2.0 は、他のプロセッサやアーキテクチャもサポートしていますが、
現在のところ、このインストールガイドではそれらを扱いません。

なお、Atari のような m68k アーキテクチャのユーザーは、詳しい情報を、<A
HREF="http://debian-m68k.nocrew.org/";>http://debian-m68k.nocrew.org/</A>で
ご覧になれます。

また Alpha、Sparc、PowerPC への移植版も利用できます。それらに関するより詳
しい情報は、<A HREF="http://www.debian.org/";>http://www.debian.org/</A>で
ご覧下さい。

<H2>2.2 I/O バス</H2>

<P>バスは ISA、EISA、PCI、VL バスが対応しています。VL バスは VESA Local
Bus または VLB としても知られているものです。一般的に、PCI または VLB を持っ
たコンピュータは ISA や EISA バスのスロットも同様に装備しています。Linux 
は IBM の PS/2 で使われている Micro-Channel バスのサポートも提供しています
が、 その機能は Debian のレスキューディスクには含まれていません。

さらに新しい AGP ビデオスロットは、実際のところ PCI 仕様を部分的に変更した
ものですので、ほとんどの AGP ビデオカードは XFree86 の下で動作します。より
詳しい情報や、お持ちのビデオカードが Linux でサポートされているかについて
は、<A HREF="http://www.xfree86.org/";>http://www.xfree86.org/</A>をご覧下
さい。

<H2>2.3 RAM とディスク</H2>

<P>最低でも 4MB の RAM と 40MB のハードディスクが必要です。X window system
や、開発プログラム、ライブラリなどのソフトウェアを、ある程度インストール
するには 300MB 以上必要になります。ほぼ完全にインストールするなら 600MB近
く必要になるでしょう。また、 Debian で利用できるものを<I>すべて</I>インス
トールするなら、おそらく 2GB 近く必要になるでしょう。

MFM、RLL、IDE、ATA などの &quot;AT&quot; のハードディスクが動作するディスク
インターフェイスがサポートされています。また、たくさんの異なったメーカー
の SCSI のコントローラもサポートされています。

詳細は、
<A HREF="http://epsenewsc.gee.kyoto-u.ac.jp/JF/JF-ftp/other-formats/Hardware/Hardware-HOWTO.html";>Linux
ハードウェア互換 HOWTO</A> をご覧下さい。

<H2>2.4 フロッピーディスク</H2>

<P>CD や DOS パーティションからインストールするのではないなら、Linux をイ
ンストールしようとしているコンピュータには <CODE>a:</CODE> ドライブに 
1.2MB または 1.44MB のフロッピーディスクドライブが必要です。1.2MB と 
1.44MB の両方を持っている場合、設定が特別に難しくなければ 1.44MB を 
<CODE>a:</CODE> にしておいてください。

<H2>2.5 ディスプレイ</H2>

<P>コンソール端末のために VGA 互換のディスプレイのインターフェイスが必要で
す。最近のビデオカードは、そのほぼ全てが VGA に互換性があります。CGA や、 
MDA、HGA もテキストモードでは動くかもしれませんが、 X ウィンドウは動かない
でしょう。私たちもテストはしていません。また、コンソールにシリアル端末を利
用することは今のところサポートされていません。

<H2>2.6 その他のハードウェア</H2>

<P>Linux は、マウス、プリンター、スキャナー、モデム、ネットワークカード、
PCMCIA カードなどのさまざまなハードウェアに幅広く対応しています。しかし、
システムのインストールに、これらのデバイスが必要なわけではありません。特定
のハードウェアを Linux がサポートしているかどうかについては、<A
HREF="http://epsenewsc.gee.kyoto-u.ac.jp/JF/JF-ftp/other-formats/Hardware/Hardware-HOWTO.html";>Linuxハードウェ
ア互換 HOWTO</A> をもう一度ご覧下さい。

<H2><A NAME="s3">3. 始める前に</A></H2>

<H2>3.1 バックアップ</H2>

<P>インストールを始める前に、現在使用しているシステムの全てのファイルをバッ
クアップしてください。インストールの手続きはハードディスクの全てのデータを
消す可能性があります。

<H2>3.2 必要な情報</H2>

<P>この文書に加えて、 <A HREF="cfdisk.txt">cfdisk</A> のマニュアル、
<A href="dselect.beginner.html">Dselect チュートリアル</A>、
<A HREF="http://epsenewsc.gee.kyoto-u.ac.jp/JF/JF-ftp/other-formats/Hardware/Hardware-HOWTO.html";>Linux
ハードウェア互換 HOWTO</A>
を用意しておくと良いでしょう。
<P>
<P>もし、コンピューターがネットワークに 24 時間フルに接続されているならば (つま
り、PPP コネクションではなく Ethernet や それに相当するコネクションの場合)、
ネットワーク管理者に以下の情報を尋ねておくと良いでしょう。
<P>
<P>
<UL>
<LI>ホスト名(これはあなた自身で決めることができるでしょう。)
</LI>
<LI>ドメイン名
</LI>
<LI>ホストの IP アドレス
</LI>
<LI>ネットワークのネットマスク
</LI>
<LI>ネットワークの IP アドレス
</LI>
<LI>ネットワークで使うブロードキャストアドレス
</LI>
<LI>もし、ネットワークがゲートウェイを<I>持っている</I>ならば、接続するデ
フォルトのゲートウェイの IP アドレス
</LI>
<LI>DNS (Domain Name Service) のサーバとして使おうとするならば、ネットワー
クのシステム
</LI>
<LI>イーサネットを使ったネットワークで接続するかどうか。そして、イーサネットのインターフェースは PCMCIA カードかどうか。</LI>
</UL>
<P>
<P>もし、コンピューターが、PPP やそれに相当するダイアルアップでインター
ネットに接続されている場合は、Debian における PPP の設定の情報を以下の
<A HREF="#PPP">PPP</A> の節でご覧下さい。
<P>
<P>
<P>
<H2><A NAME="s4">4. システムの設定</A></H2>

<H2>4.1 ディスク</H2>

<P>前もって調べておくべき、ハードウェアの詳細がいくつかあります。
最初に、どのディスクに Linux のシステムを置くのか決定してください。
また、すでに他のディスクと一緒にバックアップは取っているでしょうか?

<H2>4.2 BIOS の設定</H2>

<P>マザーボードにはたいてい BIOS 設定のメニューがあります。BIOS 設定メニュー
の呼び出しかたは、システムが起動するときに <CODE>DEL</CODE> を押すもの、セッ
トアップディスクを必要とするものなどシステムによってさまざまです。このメ
ニューを出すことができたら、次のいくつかの項目についてチェックしてください。

<H2>4.3 ブートデバイスの選択</H2>

<P>大抵の BIOS 設定メニューではブートするデバイスを選ぶことができます。こ
れを <CODE>a:</CODE> (最初のフロッピーディスク)、そして <CODE>c:</CODE> 
(最初のハードディスク)の順に設定してください。インストールの作業の間は 
Linux をフロッピーから起動するでしょうから、フロッピーディスクから起動でき
るように BIOS の設定をしておくことが重要です。

<P>なお、最近は CD-ROM から直接ブートできるシステムもあります。もしそのよ
うなシステムをお持ちで、公式 Debian GNU/Linux CD-ROM からインストールする
ならば、BIOS 設定メニューで CD-ROM からブートするように設定することができ
ます。この場合フロッピーディスクは全く必要ありません。

これをどのように設定するかの詳細は、お使いの BIOS のバージョンによってさま
ざまです。お持ちのハードウェアのマニュアルを確かめて下さい。

もしお持ちのシステムが CD-ROM から直接ブートする機能を持っていなくても、見
込みがないわけではありません。インストールプロセスを始めるために、DOS の下
で <CODE>E:\boot\boot.bat</CODE> を単に実行してください。( <CODE>E:</CODE>
の部分は、DOS が CD-ROM に割り当てているドライブレターでおきかえて下さい。)

詳細は以下の
<A HREF="#CDROM">CDROM</A>
の節をご覧下さい。

<P>また、FAT (DOS) パーティションからインストールする場合も、
フロッピーディスクは全く必要ありません。
この方法によるインストールについての
より詳しい情報は以下の
<A HREF="#DOS">DOS</A>
の節をご覧下さい。


<H2>4.4 エクステンデッド 対 エクスパンデッド メモリー</H2>

<P>システムがエクス<I>テン</I>デッドとエクス<I>パン</I>デッドのメモリをサ
ポートしているならば、エクステンデッドメモリをできるだけ多くし、エクスパン
デッドメモリをできるだけ小さくするように設定してください。Linux は エクス
テンデッドメモリを必要とし、一方エクスパンデッドメモリを使用することができ
ません

<H2>4.5 ウィルス防御</H2>

<P>BIOS が提供する、ウィルスの警告をするような機能は使用しないでください。
もし、ウィルス防御のボードやその他の特別なハードウェアを持っているならば、 
Linux が動いている間は使用しないか、物理的に取り外してください。これらは 
Linux と互換性がなく、また Linux はウィルスからあなたを守るより良い手段を
備えています。

<H2>4.6 シャドー RAM</H2>

<P>使用するマザーボードはおそらく <I>シャドー RAM</I> の機能を持っており、
&quot;Video BIOS Shadow&quot; や &quot;C800-CBFF Shadow&quot; 等の設定があ
るでしょう。全ての シャドー RAM を <B>無効</B> にしてください。 シャドー
RAM はマザーボードやある種のコントローラ上の ROM に高速にアクセスするため
に利用されますが、 Linux は ROM 内の 16 ビットのプログラムに代わって独自の
高速な 32 ビットのソフトウェアを提供し、 Linux を起動するとこれらの ROM を
無効にします。シャドー RAM を使用しないことによって、その一部を普通のメモ
リとしてプログラムが利用することができます。また、シャドー RAM を有効にし
たままでは、 Linux のハードウェアへのアクセスが邪魔されるかもしれません。

<H2>4.7 アドバンスド パワー マネージメント</H2>

<P>マザーボードが アドバンスド パワー マネージメント (APM) に対応していれ
ば、 APM によって電源管理されるように設定できます。そのときには doze、
stanby、suspend、nap や sleep モード、ハードディスクの power-down タイマー
を使用しないように設定してください。Linux はこれらのモードの制御を乗っ取る
ことができ、 BIOS よりも適切に電源管理を行なうことができます。 ただ、イン
ストールフロッピーディスク上のカーネルのバージョンでは APM を使っていませ
ん。というのも、Linux の APM ドライバが設定されることによって、あるラップ
トップのシステムがクラッシュしたとの報告があるからです。Linux をインストー
ルしたら <CODE>kernel-source</CODE>パッケージをインストールして、APM を有
効にしたり他の機能を盛り込んだりしたカーネルを再構築をすることができます。

<H2>4.8 ターボスイッチ</H2>

<P>多数のシステムには <I>ターボ</I>スイッチがあり、これを用いて CPU の速
度を制御できます。これは高速になるように設定してください。もし BIOS が ター
ボスイッチ (もしくは CPU 速度) をソフトウェアによって制御できるならそれを無
効にして、常にシステムを高速で動作するようにしてください。

私たちは、ある特定のシステムにおいて Linux がハードウェアの自動検出をしてい
る間に、偶然ターボスイッチのソフトウェア・コントロールを Linux が操作して
しまったという報告を受けています。
<P>

<H2>4.9 CPU のオーバークロック</H2>

<P>たくさんの人たちが 90 MHz の CPU を 100 MHz で動作させようと試みていま
す。これは時にはうまくいきますが、温度や他の要因に敏感で、実際にシステムに
損傷を与えることもあります。このドキュメントの著者は、自分のシステムを 1 
年間オーバークロックで動作させたことがありますが、その際、カーネルのコンパ
イル中に予期しないシグナルを受けて <CODE>gcc</CODE> の実行が中断するように
なってしまいました。この問題は、CPU の速度を普通に戻すことで解決しました。
<P>

<H2>4.10 RAM の不良</H2>

<P><CODE>gcc</CODE> というコンパイラはしばしば RAM の不良によって(もしく
は、ほかのハードウェアの問題で予期しないデータの改竄があって)中断すること
があります。これは <CODE>gcc</CODE> が膨大なデータ構造を構築し、それを繰り
返し使うからです。これらのデータ構造のエラーは不正な命令や存在しないアドレ
スへのアクセスを引き起こします。この徴候として、<CODE>gcc</CODE> が予期しな
いシグナルで中断するのです。

<P>本当に優れたマザーボードはパリティ付き RAM をサポートし、システムがエラー
検出したときに教えてくれるものです。ただ残念なことに、これらもエラーを訂正
する機能までは持っていません。したがって、 RAM の不良を知らせた時点で一般
的にクラッシュしてしまいます。それでも、黙ってデータを誤ったものにしてしま
うよりは、教えてくれた方が良いでしょう。結局、最も良いシステムは、パリティ
をサポートしたマザーボードに本当のパリティを持った SIMM の組合せということ
になります。
<P>

<H2>4.11 似非 もしくは ( &quot;仮想&quot; ) パリティ RAM</H2>

<P>コンピュータを取り扱っているお店でパリティ付き RAM を求めるとき、もしか
したら<I>本当のパリティ</I>付きのものではなく、<I>仮想パリティ</I>のものを
手に入れることになるかもしれません。仮想パリティ SIMM は(常にそうであると
は限りませんが)しばしば、等価なパリティなしの SIMM よりもたった一つチップ
が多いことから区別できます。ただ、その余計なチップは他のチップよりも小さい
のです。

仮想パリティ SIMM はパリティなしのメモリのように動作しますが、それらは、1 
ビットの RAM エラーを、パリティをサポートしたマザーボード上の本当のパリティ
付き SIMM のようには、知らせてくれません。

もうこれ以上、仮想パリティ SIMM に パリティなしの SIMM より高いお金を払っ
てはいけません。ちゃんと 8 ビットを満たすよう 1 ビット多いメモリを買うため
に、もう少しお金を払って本当のパリティ付き SIMM を買ってください。

<P>本当のパリティ付き RAM を持ち、マザーボードが対応しているならば、メモリ
がパリティエラーを起こしたときに、割り込みが有効になるよう BIOS の設定をし
てください。
<P>

<H2>4.12 Cyrix CPU とフロッピーディスクのエラー</H2>

<P>Cyrix の CPU を使っているユーザは、インストールの間はキャッシュを 無効
にしなければなりません。なぜなら、キャッシュを有効にしておくとフロッピーディ
スクのエラーが起きるからです。ただ、キャッシュが無効になっているとシステム
が<I>かなり</I>遅くなるので、インストールが終了したら、再び enable にする
のを忘れないでください。

<P>私たちは必ずしも、この問題が Cyrix の CPU の欠陥によるものだとは考えて
いません。もしかしたら、Linux 周りの何かが問題なのかもしれません。 私たち
は引続きこの問題を調査していきます。なお、技術的な好奇心からですが、 16 ビッ
トから 32 ビットコードへ切り替わった後にキャッシュがおかしくなる問題ではな
いかと考えています。
<P>

<H2>4.13 複数のプロセッサ</H2>

<P>私たちは Debian が同じマザーボードに 2 つ(またはそれ以上)の Pentium
Pro を搭載したシステムで良く(しかも<I>とても</I>速く)動作しているという
報告をいくつか受けています。複数のプロセッサを利用するには、
<i>kernel-source</i> パッケージをインストールして、 symmetric
multiprocessing support を 有効にしてカーネルの再構築をする必要があります。
現時点 (カーネルバージョン 2.0.33) でこの機能を有効にするためには、最上位の 
Makefile を編集して、&quot;SMP = 1&quot; と書かれた行のコメントを外します。
複数のプロセッサを持つシステムでソフトウェアをコンパイルする場合は、 
&quot;make&quot; のドキュメント中の &quot;-j&quot; flag を探してみてくださ
い。

<H2>4.14 確認すべき BIOS の設定</H2>

<P>もしも BIOS が &quot;15-16 MB Memory Hole&quot; のような設定を提供して
いたら、それを無効にしてください。Linux ではたくさんの RAM が載っている場
合、それらを探そうとします。

<P>私たちは Intel の Endeavor というマザーボード に搭載された 
&quot;LFB&quot; または &quot;Linear Frame Buffer&quot; などと呼ばれている
オプションに関してある報告を受けています。このオプションは、
&quot;Disabled&quot; と &quot;1 Megabyte&quot; の 2 つの設定が可能ですが、
これを、&quot;1 Megabyte&quot; に設定して下さい。

&quot;Disabled&quot; に設定すると、インストールフロッピーディスクが正常に
読まれず、結果としてシステムはクラッシュしてしまいます。この文書を書いてい
る時点では、私たちはこの独特のデバイスが何をしているのか(有効にしていると動
作して、無効にしていると動作しないこと以上は)分かっていません。

<H2>4.15 確認すべきハードウェアの設定</H2>

<P>&quot;mapped memory&quot; のついたカードの場合、メモリは 0xA0000 -
0xFFFFF ( 640KB から 1MB の間)のどこかに置かれるか、メモリの全容量の少な
くとも 1MB 以上のアドレスに置かれるべきです。

-- 
Yoshizumi Endo <y-endo@xxxxxxxxxxxxxxx>