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RE: Description "C"
八田(ま)です。
From: "Daisuke Akimoto" <kitune@xxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: RE: Description "C"
Date: Fri, 29 Jan 1999 22:18:06 +0900
正書法の話ですが
kitune> 「読みやすい」、「読みづらい」という主観が入る部分なので、一概に
kitune> 言えない部分と思います。私自身は特に主張はないのですが、やはり
kitune> 統一性が無いと文章自体が醜くみえてしまうこともあるので、ここは
kitune> 「Debian Standard」又は「Linux Standard」のようなものがあると
kitune> 良いのかもしれませんね。JFなんかには、そのようなものはないの
kitune> でしょうか?
JF にあるかと思って探しにいったのですがまとまったものが
見付からなかったので、最近 debian-doc ML に流れた話題を元に叩き台を
書いてみました(Debiandoc-SGML で書いてあります)。
御意見御感想などお聞かせ頂けると幸いです。
--
八田真行 <masayuki-h@xxxxxxxxxxxxxxx>
<!doctype debiandoc system>
<debiandoc>
<book>
<titlepag>
<title>Debian JP 文書作成の指針</title>
<author>
八田真行<email>masayuki-h@xxxxxxxxxxxxxxx</email>
</author>
<version>
バージョン 0.0、<date>
</version>
<abstract>
Debian JP Documentation ML で流れた文書の書き方に関する話題
をまとめました。
</abstract>
<copyright>
<copyrightsummary>
Copyright © 1999 Masayuki Hatta All Rights Reserved.
</copyrightsummary>
<p>
この文書はフリーソフトウェアです。
GNU 一般公有使用許諾契約書(バージョン2かそれ以降)の定める
各条件に基づいた再配布および変更を許可します。
</p>
</copyright>
</titlepag>
<toc detail="sect">
<chapt id="format">
<heading>文書の形式</heading>
<p>
<enumlist compact="compact">
<item>
文書は原則としてプレーンテキスト形式とする。SGML で書かれている
ことが好ましい。
</item>
<item>
文字コードは ISO-2022-JP か EUC-JP が好ましい
(Emacs20 なら M-x set-buffer-file-coding-system で
iso-2022-jp-unix などを選択)
</item>
</enumlist>
</chapt>
<chapt id="notation">
<heading>表記</heading>
<sect id="symbols">
<heading>英数字・記号の表記</heading>
<p>
英数字や記号に関する規則は以下の通り。
</p>
<p>
<enumlist compact="compact">
<item>
英数字は原則として半角にする。
例:×Debian → ○Debian
</item>
<item>
記号類は原則として半角にする。
例:×() → ()
</item>
<item>
句点は「.」を使わず「。」を使う。
</item>
<item>
読点は「,」を使わず「、」を使う。
</item>
<item>
英字アルファベットと日本語が並んだ場合,半角スペースを空ける。
例:「日本語と English が並んでいる」
</item>
<item>
丸カッコの前後に半角スペースを空ける。
例:「カッコと (カッコ内) では」
</enumlist>
</p>
</sect>
<sect id="hirakana">
<heading>ひらがなにすべき表記</heading>
<p>
以下に挙げるのは原則としてひらがなにすべき表記である。
ただし、かな文が続いて視覚的に切れ目を示したい場合などは、
書き手の判断で漢字を使ってもよい。
</p>
<p>
<taglist compact="compact">
<tag>
<tt>幾つ</tt>
</tag>
<item>
→ いくつ
</item>
<tag>
<tt>及び</tt>
</tag>
<item>
→ および(「及ぶ」はそのまま)
</item>
<tag>
<tt>仮名</tt>
</tag>
<item>
→ かな
</item>
<tag>
<tt>全て</tt>
</tag>
<item>
→ すべて
</item>
<tag>
<tt>〜の為</tt>
</tag>
<item>
→ 〜のため
</item>
<tag>
<tt>出来</tt>
</tag>
<item>
→ でき
</item>
<tag>
<tt>無し</tt>
</tag>
<item>
→ なし
</item>
<tag>
<tt>等</tt>
</tag>
<item>
→ など
</item>
</taglist>
</p>
</sect>
<sect id="kanji">
<heading>漢字にすべき表記</heading>
<p>
以下に挙げるのは原則として漢字にすべき表記である。
</p>
<p>
<taglist compact="compact">
<tag>
<tt>もっとも</tt>
</tag>
<item>
→ 最も(「もっとも、〜」のような出だしの場合はひらがなのまま)
</item>
</taglist>
</p>
</sect>
<sect id="katakana">
<heading>カタカナ語の表記</heading>
<p>
カタカナ語の表記に関する規則は以下の通り。
</p>
<p>
<enumlist compact="compact">
<item>
半角カナは使用しない
</item>
<item>
英語の語末の er・ar・or などに当たる長音符号「ー」は
原則として省く。
</item>
</enumlist>
</p>
<p>
特に注意すべきものとしては、
</p>
<p>
<taglist compact="compact">
<tag>
<tt>サーバー</tt>
</tag>
<item>
→ サーバ
</item>
<tag>
<tt>ユーザー</tt>
</tag>
<item>
→ ユーザ
</item>
</taglist>
</p>
</sect>
</chapt>
<chapt id="terminology">
<heading>訳語の統一</heading>
<p>
頻出用語の訳は以下のように統一する。ここに載っていないものは
<url id="http://www.globe.to/%7Emoka/debian/debian_trans_table/trans_table.html" name="Debian 対訳表">
で確認すること。
</p>
<p>
<taglist compact="compact">
<tag>
<tt>Administrivia</tt>
</tag>
<item>
→ この文書について
</item>
<tag>
<tt>boot</tt>
</tag>
<item>
→ (システムの)ブート
</item>
<tag>
<tt>document(s)</tt>
</tag>
<item>
→ 文書
</item>
<tag>
<tt>interface</tt>
</tag>
<item>
→ インターフェース
</item>
<tag>
<tt>invoke</tt>
</tag>
<item>
→ (プログラムの)起動
</item>
<tag>
<tt>launch</tt>
</tag>
<item>
→ (プログラムの)起動
</item>
<tag>
<tt>man page</tt>
</tag>
<item>
→ man ページ
</item>
<tag>
<tt>suggest</tt>
</tag>
<item>
→ 提案
</item>
<tag>
<tt>Web</tt>
</tag>
<item>
→ ウェブ
</item>
</taglist>
</p>
</chapt>
</book>
</debiandoc>