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Re: Packaging Manual 第8章
早瀬です。チェック、ありがとうございます。
提示して頂いたもののうちで、ここで言及していないものに関しては、
全て採用させて頂きました。
# なんだかミスが多いなあ。> 自分
At Fri, 8 Oct 1999 03:29:36 +0900,
Yoshizumi Endo <y-endo@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
>
> なお、control なんとかの control は「制御」で
> お願いします。< 訳語統一プロジェクト
あ、見逃してますね。訳語統一関係で、他にも見逃してるものが
あるかもしれません。見付かりましたら、報告して頂けると助かります。
'control' -> 「制御」 に関しては、全体を通してチェックしておきました。
> あと、本文書のタイトルですが「Debian パッケージングマニュアル」
> と訳しませんか? 「日本語版」という言葉も特に必要ないと思います。
そうですね。では、「日本語版」を外します。
> > This is done in parentheses after each individual package
> > name; the parentheses should contain a relation from the
> > list below followed by a version number, in the format
> > described in <ref id="versions">.
>
> > この場合、パッケージ名の後に括弧を続け、その中に
> > バージョン番号を記述します。 括弧内には、
> > <ref id="versions"> の書式に従ったバージョン番号との関係を
> > 記します。
>
> その指定は、各パッケージ名の後に続く括弧の中で行なわれ、
> その括弧の中には、下記の一覧で示される (バージョン番号) 関係記号と、
> それに続いて <ref id="versions"> の書式に従ったバージョン番号を、
> 記述します。
>
> # 「バージョン番号関係記号」というのも変な気がしますが…
「バージョン番号の関係を表す記号」としました。
> > strictly earlier, earlier or equal, exactly equal, later or
> > equal and strictly later, respectively. The forms
>
> > <tt>>=</tt>、<tt>>></tt> です。それぞれ、
> > 順番に「全く小さい」「小さいか等しい」「全く同じ」
> > 「等しいか大きい」「全く大きい」を意味しています。
>
> 「より小さい」「以下」「等しい」「以上」「より大きい」を使う方が
> 分かりやすいかも。
そうですね。もともとあった訳をそのまま使ったのですが、
やはり、ちょっと日本語として使わない表現ですよね。
> > <p>This declares an absolute dependency.
>
> > <p>これは、必ず依存しているパッケージを宣言します。
>
> 「必ず依存している」 -> 「(完全|無条件)に依存する」でしょうか?
とりあえず、「完全」のほうを採用しておきました。
> > <tt>Recommends</tt> is ignored by <prgn>dpkg</prgn>,
> > so that users using the command-line (who are presumed
> > to know what they're doing) will not be impeded.
>
> > <prgn>dpkg</prgn> は、<tt>Recommends</tt> フィールドを
> > 無視します。コマンドラインを使うユーザ
> > (自分が何をしているかを知っているユーザ)
>
> 「自分が何をしているかを(分かっている|理解している)ユーザ」
「理解している」を採用しました。
> > However, when a package declaring a predependency is
> > being unpacked the predependency can be satisfied even
> > if the depended-on package(s) are only unpacked or
> > half-configured, provided that they have been
> > configured correctly at some point in the past (and
> > not removed or partially removed since). In this case
> > both the previously-configured and currently unpacked
> > or half-configured versions must satisfy any version
> > clause in the <tt>Pre-Depends</tt> field.
>
> > ただし、ある時点できちんと設定され、以後削除されて
> > いない場合には、<tt>Pre-Dependency</tt> を宣言した
> > パッケージが展開中や展開直後、中途半端な設定済の
> > 状態でさえ、先行依存性 (<tt>Pre-Dependency</tt>) は
> > 満足できます。この場合は、以前に設定されていた
> > パッケージのバージョンと、現在展開された、または
> > ある程度設定されたバージョンとの両方が、
> > <tt>Pre-Depends</tt> フィールドのバージョン部分を
> > 満足しなければいけません。
>
> "package(s)" パッケージ(群)
>
> "or partially removed" が抜けていませんか?
以下のように修正。
ただし、過去のある時点できちんと設定され、以後削除も、
部分的削除もされていない場合には、先行依存関係を宣言した
パッケージ(群)が展開中や展開直後、中途半端な設定済の
状態でさえ、先行依存関係は満たされます。この場合は、
以前に設定されていたパッケージのバージョンと、
現在展開された、またはある程度設定されたバージョンとの
両方が、<tt>Pre-Depends</tt> フィールドの
バージョン部分を満たさなければいけません。
> > <prgn>dselect</prgn> makes it hard to select conflicting
> > packages, though the user can override this if they wish.
> > If they do not override it then <prgn>dselect</prgn> will
> > select one of the packages for removal, and the user must
> > make sure it is the right one. In the future
> > <prgn>dselect</prgn> will look for the presence of a
> > <tt>Replaces</tt> field to help decide which package should
> > be installed and which removed.
>
> > 競合パッケージをユーザが選択することは難しくなっていますが、
> > <prgn>dselect</prgn> を使用するときは、もし望むのであれば
> > 上書きすることができます。けれども、ユーザが上書きをしなかった
> > 場合は、<prgn>dselect</prgn> が自動的に削除するパッケージを
> > 選びます。ユーザはそれが正しいものかどうかを確認しなければ
> > いけません。将来的には、<prgn>dselect</prgn> が、
> > <tt>Replaces</tt> フィールドが存在しているのかどうかを
> > 見つけるようになる予定です。これによって、どれを
> > インストールしてどれを削除するのかの判断がより容易に
> > なるでしょう。
>
> "override" は、「無視する」ですよね?
むむ、そうですね。以前のバージョンの訳が「上書き」であり、override の
単語の感じで、そう思い込んでしまいました。ここでは、「無効にする」と
訳しました。ところで、この文章中の「if they wish」とか、
「If they do not override it ...」の「they」が指すのは「the user」
ですよね? 単複から考えると、「packages」を指しているように
見えますが、それでは意味が通らないような気がするので。
> > As well as the names of actual (`concrete') packages, the
> > package relationship fields <tt>Depends</tt>,
> > <tt>Recommends</tt>, <tt>Suggests</tt> and
> > <tt>Conflicts</tt> may mention virtual packages.
>
> > 実際に存在するパッケージと同様、パッケージの関連性を記述する
> > フィールド、<tt>Depends</tt> と、<tt>Recommends</tt>、
> > <tt>Suggests</tt>、<tt>Conflicts</tt> には、仮想パッケージ名を
> > 記述することができます。
>
> (`concrete') は要らない?
入れておきます。「(具体的な)」
> > If a dependency or a conflict has a version number attached
> > then only real packages will be considered to see whether
> > the relationship is satisfied (or the prohibition violated,
> > for a conflict) - it is assumed that a real package which
> > provides virtual package is not of the `right' version. So,
> > a <tt>Provides</tt> field may not contain version numbers,
> > and the version number of the concrete package which
> > provides a particular virtual package will not be looked at
> > when considering a dependency on or conflict with the
> > virtual package name.
>
> > 依存、競合関係にバージョン番号が付けられている場合は、
> > そのチェックのためには実際のパッケージだけが考慮されます。
> > - 仮想パッケージを提供するある実在のパッケージの
> > バージョン番号は、「正しい」バージョン番号ではないと
> > みなされます。従って、<tt>Provides</tt> フィールドには、
> > バージョン番号を含んではいけません、そして仮想パッケージとの
> > 競合または依存関係を決定するときに、その仮想パッケージを
> > 提供する実際パッケージのバージョン番号を参照してはいけません。
>
> "to see whether the relationship is satisfied (or the prohibition
> violated, for a conflict)" を「そのチェックのためには」と訳すのは強引
> すぎませんか?
次のようにします。
関係が満たされているかどうか (あるいは、競合関係が
侵されていないか) を見るのに、
> > Usually dselect will suggest to the user that they select
> > the package with the most `fundamental' class (eg, it will
> > prefer Base packages to Optional ones), or the one that they
> > `most wanted' to select in some sense.
>
> > 複数のパッケージが記述されていた場合、ふつうは、dselect が、
> > ユーザにもっとも基本的クラスのパッケージ (つまり、
> > ベースパッケージのほうが、オプションよりも優先されます)
> > や、ある意味で dselect がインストールすることをもっとも望む
> > パッケージを選択するように提案してきます。
>
> # この "they" は、"he or she" とかいう意味で、"the user" を指している
> # のでしょうか? (自信なし)
これは、上で私が書いた疑問と同じですね。英語圏では、
こういう言い方をするのでしょうか?
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早瀬 茂規 (shayase@xxxxxxxxxxxxxxx)