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Re: DWN 2000-7-11
内田です。
わかる範囲でコメントします。
> .|<p>
> .|<b>The Zeroth Debian Conference took place last week</b> in Bordeaux,
> .|France. During the Conference many
> .|<a href="http://lsm.abul.org/program/topic18_en.html">topics</a> were
> .|presented, including two introductory talks on the Hurd, given by Neal
> .|Walfield and Richard M. Stallman; an overview of Debian
> .|<a href="http://www.wi.leidenuniv.nl/~wichert/talks/">past and
> .|present</a>, as well as some brief discussion about a new package
> .|format, given by Wichert Akkerman; <a href="http://www.pingoo.org/">PingOO</a>,
> .|a project to provide schools with communication servers administered remotely
> .|by a distributed team, and <a href="http://www.openrock.net/">Telemetry
> .|Software</a> (management and diagnostics
> .|of networks and servers) provided by <a href="http://www.siterock.com/">
> .|SiteRock</a>, both of them based on Debian GNU/Linux. Major discussions
> .|took place around the topics of Debian's internal organization and the new
> .|maintainer process. For more information, see
> .|<a href="http://lists.debian.org/debian-news-00/msg00023.html">this
> .|summary</a> by Marcelo Magallon. <a href="mail#2">Plans</a> are already
> .|underway for the First Debian Conference next July.
> .|</p>
>
> <p>
> フランスのボルドーにて、
> <b>今週、第零回 Debian Conference が開催されました</b>
last week なので、「先週」ですね。
> Neal Walfield と Richard M. Stallman による
> Hurd について二つの最初の講演も入れて、
> カンファレンスではたくさんの
> <a href="http://lsm.abul.org/program/topic18_en.html">トピック</a>が
> 発表されました。
> 新しいパッケージフォーマットについての短いディスカッションもあった
> Wichert Akkerman による
> <a href="http://www.wi.leidenuniv.nl/~wichert/talks/">
> 過去と現在</a>の Debian の概要、
past and present についての話だと思うので、
「Debian の過去と現在の概要」
でどうでしょう?
> <a href="http://www.pingoo.org/">PingOO</a>とよばれる
> 分散したチームが遠隔管理する
> コミュニケーションサーバーを学校に提供するプロジェクト、
> Debian GNU/Linux をベースにしている
> <a href="http://www.siterock.com/">SiteRock</a>提供の
> <a href="http://www.openrock.net/">Telemetry Software</a>
> (ネットワークとサーバの管理と診断)、などがありました。
PingOO と Telemetry Software が共に Debian ベースという話
なので、
「共に Debian GNU/Linux がベースである、 PingOO とよばれる
分散したチームが遠隔管理するコミュニケーションサーバを
学校に提供するプロジェクトと、SiteRock 提供の
Telemetry Software (ネットワークとサーバの管理と診断)、
などがありました。」
でどうでしょう。
> 主なディスカッションでは Debian の内部構成と
> 新しいメンテナ手続きを主題として行なわれました。
「内部構成」だと、ソフトウェアの話のようにもとれるので、
「内部組織構成」とか、「Debian コミュニティの内部構成」
とかはどうでしょう。
> .|<p>
> .|<b>Saying goodbye to libc5.</b> Ben Collins <a href="mail#1">proposed</a>
> .|that all the libc5 support packages be removed from unstable, since it has
> .|been years since Debian was a libc5 distribution and keeping libc5 support
> .|has led to a "<i>lot of very old cruft and hacks</i>". Ben asked if
> .|anyone had "<i>compelling reasons to continue to have it around</i>", and so
> .|far no one has thought of any.
> .|</p>
>
> <p>
> <b>libc5 にお別れを。</b> Ben Collins は
> すべての libc5 サポートパッケージを unstable から削除することを
> <a href="mail#1">提案しました</a>。
> Debian が libc5 ディストリビューションだった時から何年もたっていること、
> libc5 のサポートを続けることは
> 「<i>多くの古くさくてうれしくないものと修正</i>」が
cruft なんですが、これ、私の持っている辞書には載ってないんですよ。
もしかして、craft の typo ってことはないでしょうか?
ただ、次の7/19の DWN にも、この単語があるんですよね。
craft だとしたら、「多くの時代遅れの技巧と修正」ぐらいでしょうか。
hacks を修正とするのは、なんとなくニュアンスが伝わらないような気も
しますが、うまい訳語は思いつきませんでした。
> 必要になるからです。Ben は誰か
> 「<i>libc5 を入れておいたままにする強い理由</i>」があるかどうか
「やむをえない理由」というのはどうでしょう。
> 聞きましたが、その理由について何か思いつく人は誰もいませんでした。
> </p>
で、「その理由について」の部分は削ってもいいと思います。
> .|<p>
> .|Paul J Thompson thinks that <b>Debian is reaching "<i>critical mass</i>" of
> .|public recognition</b>. He cites the increasing number of
> .|<a href="../../../../related_links#basedon">distributions based on Debian</a>,
> .|the many people and projects that are beginning to release debian packages and
> .|support Debian, etc. With growth comes problems, and Paul identifies two key
> .|problems that are nothing new: the unmanageable number of packages, and release
> .|schedule difficulties. He goes on make a "<i>radical</i>" suggestion to
> .|address the problems -- split up Debian into several sections like core,
> .|rapid development, and so on, that have different release schedules. It's an
> .|<a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0006/msg02181.html">
> .|interesting message</a>, well worth reading even if you
> .|<a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0006/msg02209.html">
> .|disagree</a> with his ideas.
> .|</p>
>
> <p>
> Paul J Thompson は、<b>Debian は一般に認知されるまでの
> 「<i>重要な集団</i>」になった</b>と考えています。
critical mass で、"臨界質量"だそうです。
よく知らないのですが、プルトニウムなんかが自然にドカンと
いってしまうアレでしょうかね。
「Paul J Thompson は、Debian は一般に認知される「臨界質量」に
達したと考えています。」
> 彼は
> <a href="../../../../related_links#basedon">
> Debian をベースにしたディストリビューション</a>の数の増加、
> Debian パッケージをリリースしたり
> Debian をサポートし始めている多くの人々やプロジェクト、などを
> 理由に挙げました。成長による問題について、
> Paul は新しくも何ともありませんが
> 二つの重要な問題を確認しました。
> 手に余るパッケージの数とリリース計画の難しさです。
> 彼は続けて、問題に取り組むために「<i>根本的な</i>」提案をしました。
radical は、「革新的な」とか「過激な」とかでどうでしょう。
> .|<p>
> .|<b>More news tidbits:</b>
> .|<ul>
> .|<li>Chuan-kai Lin has
> .|<a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0007/msg00327.html">set
> .|up</a> a <a href="http://oink.cc.ntu.edu.tw/~cklin/signing/index.html">web
> .|page</a> devoted to tracking key signing requests.
> .|<li>Fumitoshi UKAI is working on
> .|<a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0007/msg00341.html">auto-apt</a>,
> .|a tool that tracks the files you try to use and automatically installs them on
> .|the fly.
> .|<li>Slashdot is
> .|<a href="http://slashdot.org/article.pl?sid=00/07/10/1256216&mode=nested">
> .|interviewing Ian Murdock</a>, Debian's founder.
> .|</ul>
> .|</p>
>
> <p>
> <b>その他のニュースのさわり。</b>
> <ul>
> <li>Chuan-kai Lin は鍵の署名のリクエストを追跡することに特化した
> <a href="http://oink.cc.ntu.edu.tw/~cklin/signing/index.html">
> ウェブページ</a>を
> <a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0007/msg00327.html">
> 立ち上げ</a>ました。
> <li>Fumitoshi UKAI は
> <a href="http://lists.debian.org/debian-devel-0007/msg00341.html">auto-apt</a>
> という名前の、あなたが使おうとするファイルを追跡し
> オンザフライで自動的にインスールするツールに取り組んでいます。
「インストール」ですね。
ところで、元の英文からして意味がつかみにくいのですが、
使おうとしたファイルを探知したら、自動的にそのファイルが含まれる
パッケージをインストールするツールだっていうことですよね。
ここでいうファイルってのは、プログラムのことなんですかね?
> .|<p>
> .|And finally, here is
> .|<a href="http://www.zdnet.com/enterprise/stories/main/0%2c10228%2c2598156%2c00.html">
> .|an article</a> by one reporter who really understands Debian (and reads
> .|debian-devel). "<i>Debian stands out as the primary Linux distribution
> .|that is a community, as opposed to other distributions that simply
> .|have communities.</i>
> .|[...]
> .|<i>Debian's committee-type workings are occasionally cantankerous and
> .|political, and it has never been quick to react or to release. But the
> .|quality of its work is unquestioned, as is the group's commitment to
> .|software freedom.</i>"
> .|</p>
>
> <p>
> そして最後に、
> 本当に Debian を理解している(debian-devel も読んでいる)
> レポーターの一人による
> <a href="http://www.zdnet.com/enterprise/stories/main/0%2c10228%2c2598156%2c00.html">
> 記事</a>を紹介します。
> 「<i>Debian は、単にコミュニティを持つ
> 他のディストリビューションとは違い、
> コミュニティそのものである
> 最初の Linux ディストリビューションという> 傑出している。</i>
「Debian は、単にコミュニティを持つ他のディストリビューションとは違い、
コミュニティそのものである唯一の Linux ディストリビューションである。」
ぐらいじゃないでしょうか。
primary のニュアンスがよくわからなかったです。
また、記事自体も、free にこだわり、バザールモデルで開発されている
ディストリビューションは、フリーソフトウェアの現状を知るうえで
存在意義がある、という、ただ持ち上げるだけの記事ではないように
読めました。ざっと斜め読みしただけですが。
> [...]
[中略]
> <i>Debian の 委員会方式の作業はときどき
> 喧嘩腰だったりあるいは礼儀正しかったりして、
> 素早い反応が無かったりやリリースが早くなかった。
> しかし、この団体のソフトウェアの自由性への公約にあるように、
> その業績の質は疑問の余地が無い</i>」
> </p>
「Debian の委員会方式の活動は、時として頑固で政治的であり、
迅速な反応やリリースはされたことがない。
しかし、彼らのフリーソフトウェアへの公約のとおり、
その業績の質は疑問の余地がない。」
2 文目は、as の訳し方がよくわからないので自信ないです。
また、元の英文は「自由」を強調するために freedom を使って
いるのでしょうが、あえて「フリーソフトウェア」としてみました。
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内田憲宏 (UCHIDA Norihiro)
KY4N-UCD@xxxxxxxxxxxxxxx