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Re: post-install.sgml



<20020424002435.037030c7.dancer@xxxxxxxxxxxxx>の記事において
dancer@xxxxxxxxxxxxxさんは書きました。

> 上川です.
> 
> 齋藤さんが訳してくださった文章を添付します.
> チェックしていただけるとありがたいです.

 同じくパッチです。

-- 
中野@成蹊大

Index: post-install.sgml
===================================================================
RCS file: /cvs/debian-boot/boot-floppies/documentation/ja/post-install.sgml,v
retrieving revision 1.14
diff -u -r1.14 post-install.sgml
--- post-install.sgml	2002/04/28 16:39:04	1.14
+++ post-install.sgml	2002/04/28 21:14:35
@@ -6,29 +6,30 @@
 
       <sect id="unix-intro">Unix を初めてお使いになる方へ
 	<p>
-Unix を初めてお使いになる方は、お出かけになって何冊か本を買い、
-それを少しお読みになるとよいでしょう。
-<url id="&url-unix-faq;" name="Unix FAQ"> には参考となる本や
-ニュースグループがたくさんあり、役に立つはずです。また、
-<url id="&url-unix-user-friendly;" name="ユーザフレンドリーな Unix FAQ">
+Unix を初めてお使いになる方は、出かけて何冊か本を買い、
+少し読んでみるとよいでしょう。
+<url id="&url-unix-faq;" name="Unix FAQ"> には、参考となる本や
+ニュースグループがたくさん紹介されています。また、
+<url id="&url-unix-user-friendly;" name="User-Friendly Unix FAQ">
 も調べてみてください。
 	<p>
 Linux は Unix の実装の一つです。<url id="&url-ldp;" name="Linux
-ドキュメンテーションプロジェクト (LDP)"> では Linux に関するたくさんの
+Documentation Project (LDP)"> では Linux に関するたくさんの
 HOWTO やオンラインの書籍をまとめています。
 これらの文書の多くは手元のコンピュータにインストールすることもできます。
 <package>doc-linux-html</package> パッケージ (HTML 版) か
 <package>doc-linux-text</package> パッケージ (テキスト版) を
-インストールしてみてから、<file>/usr/share/doc/HOWTO</file>
+インストールしてから、<file>/usr/share/doc/HOWTO</file>
 ディレクトリを覗いてみてください。
-また、国際版の LDP HOWTO も Debian のパッケージとしてご利用いただけます。
+また各国語版の LDP HOWTO も Debian のパッケージとしてご利用いただけます。
 
 <![ %debian-jp [
 なお、<url id="&url-jf;" name="Linux JF (Japanese FAQ) Project"> では、
 LDP の文書の和訳など、日本語による Linux 関連文書の作成、
 取りまとめなどが行なわれており、その文書の一部は
-<package>doc-linux-ja</package> パッケージをインストールすることでも
-利用できます。]]>
+<package>doc-linux-ja-html</package> パッケージ (HTML 版) か
+<package>doc-linux-ja-text</package> パッケージ (テキスト版)
+をインストールすることでも利用できます。]]>
 	<p>
 Debian 固有の情報に関しては以下をご覧ください。
 
@@ -47,32 +48,31 @@
 -->
   <sect id="shutdown">システムをシャットダウンする
     <p>
-稼働中の Linux システムをシャットダウンするために、コンピュータの
-前面もしくは背面にあるリセットスイッチでリブートさせたり、電源を
+稼働中の Linux システムをシャットダウンする際には、コンピュータの
+前面や背面にあるリセットスイッチでリブートさせたり、いきなり電源を
 落したりしてはいけません。Linux は決った手順でシャットダウンしなければ
-ならず、さもないとファイルを失なったりディスクにダメージを招くことになります。
+ならず、さもないとファイルを失なったりディスクにダメージをもたらすことになります。
 Ctrl-Alt-Del <![ %powerpc %m68k [ Macintosh システムでは
-Control-Shift-Power]]> のキーコンビネーションを使うことができます。
-もしこのキーコンビネーションが効かなかったり、コマンドを打つ方が好みなら
-root にログインして、<tt>shutdown -h now</tt>、<tt>reboot</tt>、または
-<tt>halt</tt> と打つこともできます。
+Control-Shift-Power]]> のキーを同時に押す方法が使えます。
+このキーの組み合わせが効かない場合や、あるいはコマンドを打つ方が好みなら、
+root にログインして <tt>shutdown -h now</tt>、<tt>reboot</tt>、
+<tt>halt</tt> などと打っても OK です。
 
       <sect id="debian-orientation">Debian に慣れる
 	<p>
 Debian は他のディストリビューションとは少々異なっています。
-他のディストリビューションで Linux に精通された方でさえも、
+他のディストリビューションで Linux に精通された方でも、
 システムを整然とした状態に保つためには、
 Debian について知っておかなくてはならないことがあります。
 この章では Debian に慣れる手助けとなる資料を紹介します。
-そのためここでは、Debian の使い方を逐一説明することではなく、
-ほとんど時間に余裕のない方でもこのシステムを相当手短に把握できることを
-意図しています。
+Debian の使い方を逐一説明することは意図していません。
+すごく急いでいる人にシステムをざっとつかんでもらうだけのものです。
 
  <sect1>Debian パッケージングシステム
 <p>
-まず把握すべき最も重要な考え方に、Debian のパッケージングシステムがあります。
-基本的に、お使いになるシステムの大部分の運用は、
-このパッケージングシステムの管理にしたがって考えられるべきです。
+まず理解すべき最も重要な考え方に、Debian のパッケージングシステムがあります。
+基本的に、お使いになるシステムの大部分は、
+このパッケージングシステムの制御下で考えられています。
 このパッケージングシステムによって管理されるディレクトリには、
 以下のディレクトリが含まれています。
 <list>
@@ -91,9 +91,10 @@
 例えば、<file>/usr/bin/perl</file> をあなたが別に用意したファイルで
 置き換えたとしても、その動作には問題はありません。ただし、後で
 <package>perl</package> パッケージを更新すると、
-あなたが設置したファイルは、パッケージによって置き換えられてしまいます。
-これは <prgn>dselect</prgn> でパッケージを ``hold'' (保留)
-するという操作を行うことで避けることができます。
+あなたが置いたファイルはパッケージによって置き換えられてしまいます。
+これを避けるには、
+<prgn>dselect</prgn> でパッケージを ``hold'' (保留)
+するという操作を行います。
 
     <p>
 <!--
@@ -102,11 +103,11 @@
 will also let you merge non-us, main, contrib, and non-free so you can have
 export-restricted packages as well as standard versions.
 -->
-最も良いインストールメソッドの 1 つに apt があります。dselect から
-1 つのメソッドとして利用することができますし、またコマンドライン版を
-利用することもできます (info apt-get)。apt は non-us の main, contrib,
-non-free をマージするので、輸出制限されたパッケージもスタンダード版と
-同じ樣に扱うことができます。
+ベストなインストール方法の 1 つに apt があります。dselect から
+メソッドとして利用することもできますし、コマンドライン版を
+利用することもできます (info apt-get)。apt は non-us, main, contrib,
+non-free を統一的に処理するので、
+輸出制限パッケージもスタンダードパッケージも同じ樣に扱うことができます。
 
 <!--
  <sect1>Application Version Management
@@ -115,11 +116,12 @@
 you are maintaining multiple versions of your apps, read the
 update-alternatives man page.
 -->
- <sect1>アプリケーションバージョン管理
+ <sect1>アプリケーションのバージョン管理
   <p> 
-複数バージョンあるアプリケーションは update-alternatives で管理されています。
-もし複数バージョンあるアプリケーションを保守しているなら update-alternatives
-の man ページを御覧ください。
+いろいろなバージョンがあるアプリケーションは、
+update-alternatives で管理されています。
+複数のバージョンがあるアプリケーションを保守している人は、
+update-alternatives の man ページをご覧ください。
 
 <!--
  <sect1>Cron Job Management
@@ -133,11 +135,11 @@
 -->
  <sect1>cron ジョブ管理
   <p>
-システム管理者権限のもとで実行するジョブは、コンフィギュレーションファイルの
+システム管理者権限のもとで実行するジョブは、設定ファイルの
 ある <file>/etc</file> に置いてください。毎日、毎週、毎月 root で実行する
 cron ジョブがあれば、<file>/etc/cron.{daily,weekly,monthly}</file>
 に置いてください。これらは <file>/etc/crontab</file> から呼び出され、
-アルファベット順に連続して実行されます。
+アルファベット順に実行されます。
 <!--
    <p> 
 On the other hand, if you have a cron job that (a) needs to run as a
@@ -148,10 +150,11 @@
 runs.
 -->
    <p> 
-また、(a) 特定のユーザで実行する必要がある、または (b) 特定の時間または
-頻繁に実行する必要がある cron ジョブがある場合、<file>/etc/crontab</file>
-を使うこともできますし、もっと良いのは <file>/etc/cron.d/whatever</file>
-も使うことができます。これらの特有なファイルには cron ジョブを実行する
+一方、特定のユーザで実行する必要がある cron ジョブや、
+特定の時間または頻度で実行する必要がある cron ジョブには、
+<file>/etc/crontab</file> あるいは <file>/etc/cron.d/whatever</file>
+が使えます (後者の方が望ましい)。
+これらのファイルには cron ジョブを実行する
 ユーザを明記する特別なフィールドがあります。
 <!--
    <p>
@@ -170,7 +173,7 @@
   	<p>
 基本システムをインストールし、
 <em>マスタブートレコード</em>を書き込むと、
-Linux がブートできるようになりますが、
+Linux はブートできるようになりますが、
 それ以外の OS はおそらくブートできなくなります。
 これはインストール時の選択によって異なってきます。
 この節では、DOS や Windows を再びブートできるよう、
@@ -179,26 +182,28 @@
         <p>
 <prgn>LILO</prgn> は、Linux や他のオペレーティングシステムのブートが
 可能なブートマネージャで、PC 規格に準拠しています。
-このブートマネージャの設定は 
-<file>/etc/lilo.conf</file> ファイルによって行なわれます。
+このブートマネージャの設定は
+<file>/etc/lilo.conf</file> ファイルによって行ないます。
 このファイルを編集した場合は、編集後必ず 
 <prgn>lilo</prgn> コマンドを実行しなければなりません。
-というのも、このプログラムを実行しないと変更が反映されないためです。
+このプログラムを実行しないと変更が反映されません。
         <p>
-<file>lilo.conf</file> ファイルでは、<tt>image</tt> および 
-<tt>other</tt> キーワードを含む行とそれに続く数行が重要な箇所です。
-これらを用いて <prgn>LILO</prgn> 
-によってブートできるシステムを記述します。
-そこでは、Linux 以外のオペレーティングシステム (<tt>other</tt>) 
-をブートするための設定のほか、カーネル (<tt>image</tt>) や、
-ルートパーティション、追加のカーネルパラメータなどを指定することができます。
+<file>lilo.conf</file> ファイルでは、<tt>image</tt> あるいは
+<tt>other</tt> キーワードを服む行と、それに続く数行が重要な箇所です。
+これらを用いて、<prgn>LILO</prgn> がブートできるシステムを記述します。
+このようなシステムとしては、
+カーネル (<tt>image</tt>)・ルートパーティション・
+カーネルパラメータなどを指定することもでき、
+他の Linux 以外の OS (<tt>other</tt>) をブートするための
+設定を指定することもできます。
 これらのキーワードは何度でも利用できます。
 設定ファイルに記述された各システムの順序は重要です。
-例えば、<em>シフト</em> キーを押すなどして <prgn>LILO</prgn> を停止しない場合、
-タイムアウト (<tt>delay</tt>) 後にあるシステムが自動的にブートされますが、
+<em>シフト</em> キーを押すなどして <prgn>LILO</prgn> を中断しないと、
+タイムアウト (<tt>delay</tt>) 後に
+いずれかのシステムが自動的にブートされますが、
 どのシステムが自動的にブートされるかはその順序によって決定されるからです。
         <p>
-新規にインストールした場合、現行システムのみが 
+新規にインストールした場合は、現行のシステムのみが 
 <prgn>LILO</prgn> でブートできるように設定されます。
 他の Linux カーネルをブートしたい場合は、
 設定ファイル <file>/etc/lilo.conf</file> を編集して、
@@ -242,9 +247,9 @@
 Debian-specific issues for particular programs, look at
 <file>/usr/share/doc/(package name)/README.Debian</file>.
 -->
-バグを報告するためには <file>/usr/share/doc/debian/bug*</file> を御覧ください。
+バグを報告するには <file>/usr/share/doc/debian/bug*</file> をご覧ください。
 特定のプログラムについて Debian 固有の問題を読むためには
-<file>/usr/share/doc/(package name)/README.Debian</file> を御覧ください。
+<file>/usr/share/doc/(package name)/README.Debian</file> をご覧ください。
 
 	<p>
 <url id="http://&www-debian-org;/"; name="Debian ウェブサイト">
@@ -254,7 +259,7 @@
 をご覧ください。
 
 Debian のコミュニティでは、ユーザがお互いにサポートを行なっています。
-Debian のメーリングリストを購読される場合は、
+Debian のメーリングリストを購読するには
 <url id="&url-list-subscribe;" name="メーリングリストの購読">
 ページをご覧ください。
 
@@ -277,15 +282,15 @@
 
       <sect id="kernel-baking">新しいカーネルのコンパイル
 	<p>
-なぜ新しいカーネルをコンパイルしようとする人がいるのでしょうか?
-確かに Debian の場合、標準で入っているカーネルは多くの機能をサポートしてい
+新しいカーネルをコンパイルしようとする動機はなんでしょう?
+Debian では、標準で入っているカーネルで多くの機能をサポートしてい
 るので、ほとんどその必要はありません。しかし、以下のような目的のためには、
 新しいカーネルをコンパイルすることは有益です。
 
 <list>
 	    <item>
 特殊なハードウェアを使ったり、
-既存のカーネルとハードウェアとの競合を回避するため
+標準カーネルとハードウェアとの競合を回避するため
 	<item>
 APM や SMP など、
 既存のカーネルがサポートしていないハードウェアや機能を利用するため
@@ -295,12 +300,12 @@
 the vanilla kernel does, it might not work for other reasons.  ]]>
 -->
 <![ %i386 [ <item> 
-compact および idepci 版ではサウンド対応していません。
+compact 版や idepci 版ではサウンドに対応していません。
 vanilla kernel では対応していますが、別の理由で動作しないかもしれません。  ]]>
 
 	    <item>
 使わないドライバを取り除くことでカーネルを最適化し、
-ブートに掛かる時間を短くするため
+ブートにかかる時間を短くするため
 	    <item>
 (ネットワークでのファイヤウォール機能など)
 デフォルトのカーネルでサポートされていない機能を利用するため
@@ -316,15 +321,16 @@
 -->
  <sect1>カーネルイメージの管理
     <p>
-カーネルをコンパイルすることを恐れないでください。楽しくて有益なことです。
+カーネルのコンパイルを恐がらないでください。
+楽しく、かつ役に立つ作業です。
 	<p>
-Debian 流にカーネルをコンパイルすために必要なパッケージは、
-<package>kernel-package</package> や、
+Debian 流にカーネルをコンパイルするのに必要なパッケージは、
+<package>kernel-package</package>、
 <package>kernel-source-&kernelversion;</package>
 (この文書を執筆している時点で最も新しいバージョンです)、
 <package>fakeroot</package>、
-おそらくすでにインストール済みのいくつかのパッケージです。
-(その完全な一覧については 
+あとは多分すでにインストール済みのパッケージがいくつか、です。
+(完全な一覧については 
 <file>/usr/share/doc/kernel-package/README.gz</file>
 をご覧ください。)
 <!--
@@ -333,16 +339,16 @@
 a better way to manage kernel images; <file>/boot</file> will hold the
 kernel, the System.map, and a log of the active config file for the build. 
 -->
-この方法はカーネルソースから .deb を作り、また、非標準のモジュールが
-あれば同時に作成したカーネルに依存した .deb も作ります。これは
+この方法はカーネルソースから .deb を作り、また非標準のモジュールが
+あれば、作成したカーネルに依存した .deb も同時に作ります。これは
 カーネルイメージの管理には良い方法で、<file>/boot</file> にカーネル、
-System.map 、ビルドに使ったコンフィグファイルのログを保存します。
+System.map、ビルドに使った設定ファイルの記録を保存します。
 
 必ずしも「Debian 流」にカーネルをコンパイルする必要は<em>ありません</em>。
 しかし、カーネルの管理にパッケージングシステムを用いることは、
 実際により安全で簡単です。
-もちろん <package>kernel-source-&kernelversion;</package> の代わりに
-Linus 氏が配付しているカーネルソースをそのまま利用することもできますが、
+実は、<package>kernel-source-&kernelversion;</package> の代わりに
+Linus が配付しているカーネルソースをそのまま利用することもできますが、
 その場合でも、<package>kernel-package</package>
 を用いてコンパイルを行なってください。
 <!--
@@ -351,36 +357,35 @@
 kernels are available as kernel-images.
 <p>
 -->
-&kernelversion; カーネルを Woody のインストールに使用していますが、
-より最新の 2.4 カーネルが kernel-images として利用可能になっています。
+Woody のインストールにはまだ &kernelversion; カーネルを使っていますが、
+より新しい 2.4 カーネルが kernel-images として利用可能になっています。
 <p>
 
-<package>kernel-package</package> の利用にあたっては、
+<package>kernel-package</package> の利用に必要な文書すべては、
 <file>/usr/share/doc/kernel-package</file> 
-以下のディレクトリから完全な文書をご覧いただけるでしょう。
+ディレクトリにあります。
 そのため、この節では簡単な解説のみを行います。
 
 <![ %sparc [
 UltraSPARC でカーネルをコンパイルする場合は、必ず <package>egcs64</package> 
 パッケージをインストールしておく必要があります。
-これは、64bit SPARC カーネルで推奨されるコンパイラです。
-標準の <prgn>gcc</prgn> でも 64 ビットカーネルをコンパイルすることが
+これは 64bit SPARC カーネルで推奨されるコンパイラです。
+標準の <prgn>gcc</prgn> でも 64 ビットカーネルをコンパイルすることは
 できますが、それほど安定していません。
-加えて、<package>egcs64</package> を使用していないカーネルで
-問題が起きた場合に、それが既存の問題であることを証明するためには、
+それに、<package>egcs64</package> を使用していないカーネルで
+問題が起きた場合に、それが本当の問題であることを証明するためには、
 <package>egcs64</package> を用いてカーネルを再構築するよう求められるでしょう。
-<package>egcs64</package> をインストールした後、必ずルートアカウントで
+<package>egcs64</package> をインストールした後、必ず root アカウントで
 <tt>update-alternatives --config sparc64-linux-gcc</tt> を実行してください。
-それから、ご自分の問題が <package>egcs64</package> 
-を使用した場合にも発生することを確かめてください。 ]]>
+そして実際に <package>egcs64</package> が
+使われているか確認してください。 ]]>
 	<p>
 ここでは、バージョン &kernelversion; のカーネルソースが
 <file>/usr/local/src</file> にあると仮定します。
 
-まずは、ルートアカウントで <file>/usr/local/src</file> ディレクトリを作成し、
+まずは root アカウントで <file>/usr/local/src</file> ディレクトリを作成し、
 そのディレクトリの所有者を、
-ルートではない通常お使いになるアカウントに変更してください。
-
+通常使う root ではないアカウントに変更してください。
 続いて通常のアカウントで、
 カーネルソースを展開するディレクトリに
 移動 (<tt>cd /usr/local/src</tt>) し、カーネルソースを展開
@@ -394,27 +399,25 @@
 +configured and being run, <tt>make menuconfig</tt> otherwise (you'll
 +need <package>ncurses-dev</package> installed).
 -->
-次に、カーネルコンパイルの設定を行ないます。
+次にカーネルコンパイルの設定を行ないます。
 <!--
 (X11 のインストールおよび設定が済み、それを実行中の場合は 
 <tt>make xconfig</tt> で、そうでない場合は 
 <tt>make menuconfig</tt> で設定します。)
 -->
-X11 のインストールおよび設定が済み、それを実行中の場合は 
+X11 のインストールおよび設定がすんでいて、X11 が実行中の場合は 
 <tt>make xconfig</tt> を、そうでない場合は 
-<tt>make menuconfig</tt> を実行します (<package>ncurses-dev</package> 
+<tt>make menuconfig</tt> を実行します (後者では <package>ncurses-dev</package> 
 がインストールされている必要があります)。
 
 オンラインヘルプを時間をかけて読み、その設定は注意深く選択してください。
-
+<!--nakano 改行は段落区切りになってしまうのでは?-->
 一般的に、迷った場合はそのデバイスドライバ (イーサネットカードや、
 SCSI コントローラなどの周辺機器を制御するソフトウェア)
 を入れた方がよいでしょう。
-
 なお注意していただきたいのですが、
 特定のハードウェアに関係のないその他のオプションで、
 よく理解できないものはデフォルトの値のままにしておいてください。
-
 また、"Loadable module support" にある "Kernel module loader"
 <![ %alpha [
 と "Character devices" にある "Enhanced Real Time Clock Support"
@@ -424,53 +427,41 @@
 デフォルトでは選択されていません) 
 は忘れずに選択してください。
 さもないと、Debian のインストールに問題が生じることもあります
-
-<![ %alpha [
-Real Time Clock ドライバの全機能を必要としないならば、
-<url id="&url-lightweight-rtc-patch;" name="Light-weight RTC パッチ"> 
-を当てて、カーネルコンフィグレーションで light-weight 
-オプションを選択することを望む (または勧められる) 場合もあるでしょう。
-]]>
 	<p>
-続いてソースツリーのクリアと、<package>kernel-package</package>
+続いてソースツリーのクリアし、<package>kernel-package</package>
 のパラメータのリセットを行います。
 <tt>/usr/sbin/make-kpkg clean</tt> を実行してください。
 	<p>
 さあ、カーネルをコンパイルしましょう。
 <tt>fakeroot /usr/sbin/make-kpkg --revision=custom.1.0 kernel_image</tt>
 を実行してください。
-
 バージョン番号 ``1.0'' は自由に変えられます。この番号は、
 構築したカーネルを後から確認できるようにするためのものだからです。
 同様に、``custom'' の箇所にもお好みのキーワード (例えばホスト名など)
 を使うことができます。
-なお、お使いになるマシンのパワーにもよりますが、
-カーネルのコンパイルには少し時間がかかります。
+マシンのパワーにもよりますが、
+カーネルのコンパイルにはかなり時間がかかります。
 <![ %supports-pcmcia [
 	<p>
-もし、PCMCIA の機能が必要ならば、<package>pcmcia-source</package>
+PCMCIA の機能が必要なら、<package>pcmcia-source</package>
 のインストールも必要です。
-ルートアカウントで <file>/usr/src</file>
+root アカウントで <file>/usr/src</file>
 ディレクトリに gzip で圧縮された tar ファイルを展開します。
-(モジュールはそれがあるべき場所、つまり <file>/usr/src/modules</file>
+(モジュールはあるべき場所、つまり <file>/usr/src/modules</file>
 になくてはなりません。)
-それから、ルートアカウントで
+それから root カウントで
 <tt>make-kpkg modules_image</tt> を実行します。]]>
-
 	<p>
 一旦コンパイルが完了すれば、他のパッケージと同じように、
-そのカスタムカーネルをインストールすることができます。
-
-ルートアカウントで、
+そのカスタムカーネルを
+root アカウントで
 <tt>dpkg -i ../kernel-image-&kernelversion;-<var>subarchitecture</var>_custom.1.0_&architecture;.deb</tt>
 を実行してください。
 <var>subarchitecture</var> は、カーネルのオプションで設定された
 <![ %i386 [ ``i586'' のような ]]>任意のサブアーキテクチャーを表しています。
-
 また <tt>dpkg -i kernel-image...</tt> とすると、カーネルと一緒に
 役に立つ補助的なファイルもいくつかインストールされます。
-
-例えば、カーネルの問題をデバッグするのに役立つ <file>System.map</file> や、
+例えばカーネルの問題をデバッグするのに役立つ <file>System.map</file> や、
 現行のカーネルの設定が記録されている <file>/boot/config-&kernelversion;</file>
 などが適切にインストールされます。
 <!--
@@ -499,14 +490,13 @@
 -->
 さらに、新たに作成された
 <package>kernel-image-&kernelversion;</package> パッケージは、
-ブートローダの再実行なしで、1 度の更新でシステムがブートできるよう
-自動的にあなたのプラットフォームのブートローダの設定をしてくれます。
-なお、モジュールパッケージを作成した場合、例えば PCMCIA がある場合は
-同様にそれもインストールする必要があるでしょう。
-
+自動的にあなたのプラットフォームのブートローダを設定してくれますので、
+ブートローダを再度実行する必要はありません。
+なお、モジュールパッケージを作成した場合、例えば PCMCIA がある場合は、
+同様にそれらもインストールする必要があるでしょう。
 	<p>
 さて、システムをリブートする時がやってきました。
-これまでの作業の間に何か警告が表示されていたらそちらを注意深く読み、
+これまでの作業の間に何か警告が表示されていたらそれらを注意深く読み、
 それから <tt>shutdown -r now</tt> を実行してください。
 	<p>
 <package>kernel-package</package> に関するより詳しい情報については、