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Re: [boot-floppies] boot-new.sgml



<200206100538.g5A5com04783@xxxxxxxxxxxxxxxx>の記事において
tkubota@xxxxxxxxxxxさんは書きました。

> 久保田です。
> 
> たいへん遅くなりましたが、boot-new.sgml の日本語訳です。
> チェックをお願いします。

 通読して diff してみました。

 かなーり個人的な嗜好が入ってますので、
バッサリ取捨してやってくださいませ。

-- 
中野@成蹊大

--- boot-new.sgml.orig	Wed Jun 12 23:57:17 2002
+++ boot-new.sgml	Thu Jun 13 01:33:05 2002
@@ -3,6 +3,7 @@
 <!-- original version: 1.32 -->
 
 <chapt id="init-config">新しいあなたの Debian システムをブートさせる
+<!--nakano 個人的には「あなたの」は取りたい-->
 
   <sect>&MSG-DISK-BOOT;
 
@@ -10,7 +11,7 @@
       <p>
 ハードディスクから直接 GNU/Linux をブートするよう選択した場合、
 <![ %supports-nfsroot [かつ、
-ディスクレスワークステーション<em>以外</em>にインストールしてる場合は、 ]]>
+ディスクレスワークステーション<em>以外</em>にインストールしている場合は、 ]]>
 マスターブートレコードをインストールするかどうかを尋ねられます。
 ブートマネージャを使用していない
 (またはブートマネージャとは何か分からない)、あるいはこのマシンに
@@ -27,63 +28,62 @@
 を<em>ブート可能なパーティション</em>
 (ハードディスクから読み込まれるパーティション) に設定します。
 	<p>
-複数のオペレーティングシステムを一つのマシン上でブートすることは、
-今でもなお魔術のようなものです。
+複数のオペレーティングシステムを一つのマシン上でブートするのは、
+今でもなお黒魔術のようなものです。
 この文書では、さまざまなブートマネージャに関する説明は行ないません。
-というのも、それらは、
-アーキテクチャやサブアーキテクチャによって千差万別だからです。
+ブートマネージャの動作は、
+アーキテクチャによって (あるいはサブアーキテクチャによっても) 千差万別だからです。
 より詳細な情報については、
-お使いになるブートマネージャのドキュメントをお読みください。
-ブートマネージャに関する作業を行なう際、いくら注意しても、
-注意しすぎるということがないことは覚えておいてください。
+お使いになるブートマネージャのドキュメントを読んでください。
+ここで警告:
+ブートマネージャに関する作業を行なう際には、
+どうか注意の上にも注意を重ねて作業してください。
 
 <!--  for each architecture, talk very briefly about the boot loader, -->
 <!--  and how to recover your native OS if feasible -->
 <![ %i386 [
 &architecture; の標準ブートローダは ``LILO'' です。
-こちらは、MS-DOS、NT、OS/2 のブート管理など、
-さまざまな機能を提供する複合的なプログラムです。
-特別に何かをする必要がある場合は、
+LILO は、MS-DOS、NT、OS/2 のブート管理など、
+さまざまな機能を提供する複雑なプログラムです。
+何か特別なことする必要がある場合は、
 <file>/usr/share/doc/lilo/</file>
-ディレクトリにある説明書をよくお読みください。
+ディレクトリにある説明書をよく読んでください。
 また <url id="&url-lilo-howto;" name="LILO mini-HOWTO"> もご覧ください。
 	<p>
-とりあえずこの作業はとばして、あとで GNU/Linux の <prgn>fdisk</prgn>
+とりあえずこの作業は飛ばし、あとで GNU/Linux の <prgn>fdisk</prgn>
 や <prgn>activate</prgn> などのプログラムを使って、
 ブート可能なパーティションを設定することもできます。
 	<p>
 なお、混乱した状況になってしまい、MS-DOS もブートできなくなったら、
-MS-DOS のブートディスクを用意し、<tt>fdisk /mbr</tt> コマンドを使って、
-MS-DOS マスターブートレコードを再インストールする必要があるでしょう。
-しかしながら、これは、Debian に戻ってくるために何か別の方法を
-必要とする、ということを意味しています。詳しくは
+MS-DOS のブートディスクを用意し、<tt>fdisk /mbr</tt> コマンドを使って
+MS-DOS マスターブートレコードを再インストールしてください。
+しかしこうすると、Debian に戻ってくるには何か別の方法を必要とします。詳しくは
 <ref id="reactivating-win"> を参照してください。
 ]]>
 
 <![ %m68k [ 
     <p>
-Macintosh、Atari、Amiga の各システムにおいては、GNU/Linux をブートする
-ために、もともとの OS を消さずに置いておく必要があります。
+Macintosh、Atari、Amiga の各システムでは、GNU/Linux をブートする
+ために、もともとの OS を消さずに残しておく必要があります。
 したがって、これらのアーキテクチャにおいては、
 この段階は利用できません。
  ]]>
 
 <![ %alpha [
      <p>
-SRM からブートを行なった場合にこのオプションを選択するならば、
-インストーラは、Debian がインストールされたディスクの第一セクタに 
+SRM からブートを行なった場合にこのオプションを選択すると、
+インストーラは Debian がインストールされたディスクの第一セクタに 
 aboot を書き込みます。
-こちらに関しては<em>十分に</em> 注意してください。
-というのは、同一のディスク上から
-複数のオペレーティングシステム
-(例えば GNU/Linux や、Free/Open/NetBSD、OSF/1 別名 Digital Unix 
-別名 Tru64 Unix、OpenVMS) 
+この際には <em>十分に</em> 注意してください。
+ひとつのディスクから複数のオペレーティングシステム
+(GNU/Linux, Free/Open/NetBSD, OSF/1 別名 Digital Unix 
+別名 Tru64 Unix, OpenVMS などなど) 
 をブートすることは<em>できない</em> からです。
 Debian をインストールしたディスクに
-別のオペレーティングシステムもインストールされている場合、
-GNU/Linux をフロッピーからブートしなければならないでしょう。
+別のオペレーティングシステムもインストールされている場合には、
+GNU/Linux はフロッピーからブートしなければならないでしょう。
 	<p>
-もし MILO からブートした場合、インストーラは FAT 
+MILO からブートしていた場合には、インストーラは FAT 
 形式でフォーマットされたパーティションを探し、そこに
 <file>linload.exe</file> と <file>MILO</file> バイナリを
 コピーしようと試みます。
@@ -91,20 +91,20 @@
 
 <![ %sparc [ <p>
 &architecture; の標準のブートローダは ``silo'' です。
-<file>/usr/share/doc/silo/</file> にそのドキュメントがあります。
+<file>/usr/share/doc/silo/</file> にドキュメントがあります。
 <prgn>SILO</prgn> の設定や利用法は <prgn>LILO</prgn> に似ていますが、
 若干異なるところもあります。
 まず第一に、<prgn>SILO</prgn>
-はお使いになるドライブにあるどんなカーネルイメージでも、
-それが <file>/etc/silo.conf</file> に記述されていないとしても、
+はドライブにあるあらゆるカーネルイメージを、
+たとえ <file>/etc/silo.conf</file> に記述されていないものでも、
 ブートすることができます。
 これは <prgn>SILO</prgn> が
-Linux パーティションを実際に読むことができるためです。
-また、<file>/etc/silo.conf</file> はブート時に読み込まれるので、
+実際に Linux パーティションを読むことができるためです。
+また <file>/etc/silo.conf</file> はブート時に読み込まれるので、
 <prgn>LILO</prgn> を利用する場合とは違って、
-新しいカーネルをインストールした後に、
+新しいカーネルをインストールした後に
 <prgn>silo</prgn> を実行する必要はありません。
-<prgn>SILO</prgn> は UFS パーティションを読み込むこともできますので、
+<prgn>SILO</prgn> は UFS パーティションを読むこともできますので、
 SunOS/Solaris パーティションからのブートも同様に可能です。
 もし既存の SunOS/Solaris と共存するように Linux をインストールしたい場合、
 こちらの方法が便利でしょう。
@@ -114,35 +114,37 @@
     <sect1>``OldWorld'' PowerMac
       <p>
 OldWorld Power Macintosh マシンのブートローダは、<prgn>quik</prgn>
-です。それは、CHRP においても使えます。インストーラは
-&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階で、
-<prgn>quik</prgn> を自動的に設定するように試みます。
+です。これは CHRP でも使えます。インストーラは
+&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階で
+<prgn>quik</prgn> を自動的に設定しようとします。
 この設定は、7200、7300、7600 の各 Power Macintosh
 およびその Power Computing クローンのいくつかでうまく動作することが
 知られています。★★beige★★ G3 では必ず失敗します。
 Apus、Be-Box、MBX、PReP など、それ以外のすべての OldWorld PowerPC
-については、一般的なブートローダを必要とします。
+では、ジェネリックなブートローダを必要とします。
+<!--nakano Mac についてくる、という意味なんでしょうが > generic -->
 	<p>
 インストール終了後にブートが失敗し、「boot:」というプロンプトのところ
-で停止してしまう場合には、<tt>Linux</tt> と入力して &enterkey; を
-押してみてください (<file/quik.conf/ 中のデフォルトの
-ブート設定は、「Linux」というラベルがついているのです)。
-<file/quik.conf/ 中で定義されているこのラベルは、
-「boot:」というプロンプトが出た際に <tt/Tab/ キーを押すと
-表示されます。また、インストーラを使ってブートし、
-前回の
-&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階で設置した
+で停止してしまったら、<tt>Linux</tt> と入力して &enterkey; を
+押してみてください (<file/quik.conf/ のデフォルトのブート設定には
+「Linux」というラベルがついているのです)。
+<file/quik.conf/ 中で定義されているラベルは、
+<!--nakano note that label's' -->
+「boot:」というプロンプトが出た時に <tt/Tab/ キーを押すと
+表示されます。また、もう一度インストーラをブートし直して、
+前回
+&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階で置いた
 <file>/target/etc/quik.conf</file> を編集してみるのもよいでしょう。
-<prgn>quik</prgn> を扱う上での手がかりを、
-<url id="&url-powerpc-quik-faq;"> で読むことができます。
+<prgn>quik</prgn> を扱う上での情報は、
+<url id="&url-powerpc-quik-faq;"> から得られます。
 	<p>
-nvram をリセットすることなく MacOS をブートするには、
+nvram をリセットせずに MacOS をブートするには、
 OpenFirmware プロンプトで bye と入力してください
-(MacOS はマシンから削除されていないことが前提です)。
-OpenFirmware プロンプトを得るためには、マシンが
+(MacOS がマシンから削除されていないことが前提です)。
+OpenFirmware プロンプトに入るには、マシンが
 コールドブートするまで「command option o f」のキーを押し続けてください。
-MacOS に戻るために、MacOS をデフォルトにするように
-OpenFirmware nvram を再設定するには、マシンがコールドブートしている間、
+OpenFirmware nvram をリセットして MacOS をデフォルトにし、
+MacOS に戻るようにするには、マシンがコールドブートしている間、
 「command option p r」キーを押し続けてください。
 
     <sect1>``NewWorld'' PowerMac
@@ -150,37 +152,37 @@
 新しい (1998 年中頃およびそれ以降) の Power Macintosh では、
 ブートローダとして <prgn>yaboot</prgn> を使います。インストーラが
 自動的に <prgn>yabot</prgn> を設定しますので、
-&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階を実行するだけで、
-自動設定がうまくいっていれば、ディスクはブート可能な状態に、
+&Make-Linux-Bootable-Directly-From-Hard-Disk; の段階を実行するだけです。
+自動設定がうまくいけば、ディスクはブート可能な状態に、
 OpenFirmware は &debian; をブートするように設定されているはずです。
 	<p>
 G4 マシンと iBook では、option キーを押すと、ブート可能な OS
 のボタンが並んだグラフィカルな画面になります。&debian; 
 は小さなペンギンのアイコンで示されます。
 	<p>
-もし MacOS を保持したままの場合で、何らかの時点で OpenFirmware
+MacOS を残しており、どこかの時点で OpenFirmware の
 ブートデバイス変数を変更した場合には、OpenFirmware をデフォルトの
-設定に戻す必要があります。そのためには、マシンがコールドブート
+設定に戻す必要があります。これには、マシンがコールドブート
 するまで「command option p r」キーを押し続けます。
 	<p>
 boot: プロンプトが表示されたときに <tt/Tab/ キーを押すと、
-<file/yaboot.conf/ で定義されたラベルが表示されます。
+<file/yaboot.conf/ で定義されているラベルが表示されます。
 	<p>
-G3 や G4 において OpenFirmware を再設定すると、
+G3 や G4 において OpenFirmware をリセットすると、
 &debian; がデフォルトでブートするようになります
 (パーティションが正しく作成され、Apple_Bootstrap
 パーティションが最初に置かれている場合)。
 &debian; が SCSI ディスクに置かれていて
 MacOS が IDE ディスクに置かれている場合には、
-これはうまく働かないかもしれません。その場合、
+これはうまく働かないかもしれません。この場合は
 OpenFirmware に入ってブートデバイス変数を設定する
-必要がありますが、通常は <prgn>ybin</prgn> を使うことで
-この作業が自動化できます。
+必要がありますが、通常は <prgn>ybin</prgn> が
+この作業を自動的に行います。
 	<p>
-初めて &debian; をブートした後で、あなたが望む
+いちど &debian; がブートできたら、あなたが望む
 オプション (デュアルブートなど) を
-<file>/etc/yaboot.conf</file> に追加して、
-<prgn>ybin</prgn> を実行して変更をブートパーティションに
+<file>/etc/yaboot.conf</file> に追加して
+<prgn>ybin</prgn> を実行すれば、その変更をブートパーティションに
 反映させることができます。詳しくは、
 <url id="&url-powerpc-yaboot-faq;" name="yaboot HOWTO">
 を参照してください。
@@ -189,11 +191,12 @@
 <![ %hppa [
 PA-RISC のブートローダは ``palo'' です。<prgn>PALO</prgn> の設定と
 使用法は <prgn>LILO</prgn> に似ていますが、若干の相違点があります。
-まず、<prgn>PALO</prgn> はブートパーティション中のどんな
-カーネルイメージでもブートすることができます。これは、
-<prgn>PALO</prgn> が Linux パーティションを実際に読むことができる
-のが理由です。
+まず、<prgn>PALO</prgn> はブートパーティションにあるあらゆる
+カーネルイメージをブートできます。
+<prgn>PALO</prgn> は Linux パーティションを実際に読むことができる
+からです。
 hppa FIXME ( need more info )
+<!--nakano ここ FIXME タグの入れ間違い?-->
 ]]>
 
 <![ %s390 [
@@ -211,47 +214,47 @@
 <![ %mipsel [
 <p>
 DECstation のブートローダは <prgn>DELO</prgn> です。
-それは、カーネルと同じハードディスクにインストールしなければなりません
-(インストーラによって自動的に行われます)。DELO は、
-/etc/delo.conf に書かれた異なる設定をサポートします。
-それぞれの設定は一意な名前を持ち、インストーラによって作られる
-デフォルトの設定は "linux" です。DELO のインストール後では、
-ファームウェアのプロンプトに対して
+これはカーネルと同じハードディスクにインストールしなければなりません
+(インストーラによって自動的に行われます)。DELO は
+/etc/delo.conf に書かれた別々の設定をサポートします。
+それぞれの設定は一意な名前を持ちます。インストーラによって作られる
+デフォルトの設定は "linux" です。DELO がインストールされたら、
+ファームウェアのプロンプトで
 <p>
 <tt>boot <var>#</var>/rz<var>id</var> <var>partnr</var>/<var>name</var></tt>
 <p>
-と入力することで、システムをハードディスクからブートすることが可能です。
+と入力すれば、システムをハードディスクからブートできます。
 <taglist>
 <tag> <var>#</var> </tag>
-<item> は、ブート元の TurboChannel デバイスです。
-       ほとんどの DECstation においては、"3" がオンボードのコントローラ
+<item> ブート元の TurboChannel デバイスです。
+       ほとんどの DECstation では、"3" がオンボードのコントローラ
        を意味します。</item>
 <tag> <var>id</var> </tag>
-<item> は、DELO がインストールされているハードディスクの SCSI ID です。
+<item> DELO がインストールされているハードディスクの SCSI ID です。
        </item>
 <tag> <var>partnr</var> </tag>
-<item> は、/etc/delo.conf が置かれているパーティションの番号です。
+<item> /etc/delo.conf が置かれているパーティションの番号です。
        </item>
 <tag> <var>name</var> </tag>
-<item> は、/etc/delo.conf 中での設定の名前です。デフォルトでは "linux"
+<item> /etc/delo.conf 中での設定の名前です。デフォルトでは "linux"
        です。</item>
 </taglist>
-/etc/delo.conf がハードディスクの最初のパーティションに位置していて、
+/etc/delo.conf がハードディスクの最初のパーティションに置かれていて、
 デフォルトの設定を用いてブートしたいときには、
 <p>
 <tt>boot #/rz<var>id</var></tt>
 <p>
-で十分です。
+とするだけです。
 ]]>
 
 <![ %not-s390 [
 <![ %supports-nfsroot [
     <p>
-ディスクレスワークステーションにインストールしている場合、
-ローカルディスクからブートできるように設定することは
-明らかに意味のないことですので、この作業段階はとばされるでしょう。
-<![ %sparc [ なお、標準でネットワークからブートするように OpenBoot
-を設定されたいかもしれません。その場合は
+ディスクレスワークステーションにインストールしている場合は、
+ローカルディスクからのブートは
+明らかに無意味ですから、この作業段階はとばされるでしょう。
+<![ %sparc [ なお、デフォルトでネットワークからブートするように OpenBoot
+を設定したい場合には、
 <ref id="boot-dev-select-sun"> をご覧ください。]]>
 ]]>
 ]]>
@@ -260,24 +263,24 @@
 <![ %alpha %i386 %sparc [
     <sect id="make-boot-floppy">&MSG-FLOPPY-BOOT;
       <p>
-ハードディスクから起動する方も起動フロッピーは作成してください。 
-というのも、ブートマスタレコードからのハードディスクの起動はいつも
-うまくいくとは限らないからです。そういう場合でも、起動フロッピーを
+ハードディスクから起動する場合も起動フロッピーは作成してください。 
+ブートマスタレコードからのハードディスクの起動はいつも
+うまくいくとは限らないからです。そのような場合でも、起動フロッピーを
 使えばたいてい起動します。
 
 &MSG-FLOPPY-BOOT; を選択して、指示に従って空のフロッピーを挿入してください。
-フォーマットして書き込みますのでフロッピーが書き込み可になっているのを
+フォーマットして書き込みますので、フロッピーが書き込み可になっているのを
 確認してください。書き込みが終ったら、「カスタムブート」とラベルに書いて、
 書き込み不可にしてください。
 	<p>
-このフロッピーには、あなたの新しいルートファイルシステムを使う
-ための指令とともに、カーネルと、簡単なファイルシステムが納め
+このフロッピーには、カーネル、簡単なファイルシステム、
+「いま入れたルートファイルシステムを使え」という指定、カーネルとが納め
 られています。
 <![ %alpha [
 	<p>
 残念ながら、ブートフロッピーは SRM システム以外では利用できません。
-というのは、<prgn>MILO</prgn> とカーネルは一枚のフロッピーに
-納まりきれないのです。
+<prgn>MILO</prgn> とカーネルは一枚のフロッピーに
+収まらないからです。
 ]]>
 ]]>
 
@@ -287,32 +290,32 @@
 電気を扱うエンジニアは ``スモークテスト'' と呼んでいます。
 <![ %s390 [
 &MSG-REBOOT; メニューを選択し、システムを停止させてください。
-というのは、この場合、S/390 ではリブートがサポートされていないからです。
-インストール過程の最初でルートファイルシステムとして選択した
-★★DASD から GNU/Linux をブートすることが★★必要です。
+この場合、S/390 ではリブートがサポートされていないからです。
+インストール最初にルートファイルシステムとして選択した DASD から
+GNU/Linux を IPL してください。
+<!--nakano Initial Program Load なんでしょうけど。述語チック?-->
 ]]>
 <![ %not-s390 %not-m68k [
-もしフロッピードライブにフロッピーが
-挿さったままであれば抜いてください。
+フロッピードライブにフロッピーが挿さったままでしたら抜いてください。
 メニューの項目から &MSG-REBOOT; を選びましょう。
 	<p>
-もし Debian を直接ブートしてうまくシステムが立ち上がらない場合には、
-元のインストール用ブートメディア (例えばレスキューフロッピー)、あるいは
-(もしあれば) ご自分で作ったカスタムブートフロッピーを
+Debian を直接ブートするようにしていて、システムが立ち上がらない場合には、
+インストールに使ったブートメディア (例えばレスキューフロッピー)、あるいは
+(作ってあれば) カスタムブートフロッピーを
 挿入してシステムを再起動してください。
-もし、カスタムブートフロッピーを使ってい <em>ない</em> 場合は、
+カスタムブートフロッピーを <em>使わなかった</em> 場合は、
 おそらくブートパラメータになんらかの引数を渡す必要があるでしょう。
-例えばレスキューフロッピーやそれと同等の方法でブートする場合は、
+例えばレスキューフロッピーなどからブートする場合は、
 <tt>rescue root=<var>root</var></tt> と指定する必要があります。
-<var>root</var> の箇所には、お使いになるルートパーティションを
-``/dev/sda1'' のように当てはめてください。
+<var>root</var> の箇所には、お使いになるルートパーティション
+(``/dev/sda1'' など) を入れてください。
 ]]>
 
 <![ %m68k [
     <sect1>VME6000 のブート
 	<p>
-BVM あるいは Motorola VMEbus マシンで、
-ディスクレスインストールをされている場合、
+BVM マシンや Motorola VMEbus マシンで
+ディスクレスインストールをした場合、
 システムは TFTP サーバから <prgn>tftplilo</prgn>
 プログラムをロードしますので、その後に <tt>LILO Boot:</tt> プロンプトから
 以下のいずれかを入力してください。
@@ -338,20 +341,20 @@
 部分を変更しなければなりません。ここには、システムを
 インストールしたパーティションの Linux 名を入れます
 (例: <file>/dev/sda1</file>)。これは以前にも入力したはずです。
-小さな画面をお使いの方には、<tt>video=font:VGA8x8</tt> が推奨です。
-カーネルは小さな (6x11) フォントを選択しますがこのフォントを
-使うとコンソールドライバがマシンをハングアップさせることがあるので、
-ここでは 8x16 または 8x8 を使うのが安全です。これはいつでも
-変更することができます。
+小さな画面をお使いの方には、<tt>video=font:VGA8x8</tt> をお勧めします。
+カーネルは小さな (6x11) フォントを選択しますが、このフォントでは
+コンソールドライバがマシンをハングアップさせることがあるので、
+この段階では 8x16 または 8x8 を使うのが安全です。これはいつでも
+変更できます。
     <p>
-いつもいつも GNU/Linux を直ちに開始したいとは思わない場合、
+起動のたびに GNU/Linux をすぐにスタートさせたくない場合は、
 <tt>Auto Boot</tt> オプションを無効にしてください。
 <tt>Save Settings As Default</tt> オプションを用いて
 設定を Prefs ファイルにセーブしてください。
     <p>
-ここで <tt>Boot Now</tt> (command-B) を選択すると、RAMdisk 
-インストーラシステムの代わりに、新しくインストールしたばかりの
-GNU/Linux を開始することができます。
+では <tt>Boot Now</tt> (command-B) を選択し、
+RAM ディスクのインストーラシステムではなく、
+インストールしたての GNU/Linux を開始させましょう。
 ]]>
 	<p>
 今度はうまく Debian がブートするはずです。
@@ -360,13 +363,13 @@
 
   <sect id="base-config">Debian のブート後の (基本) 設定
     <p>
-ブートした後で、あなたは、基本システムの設定を完了させ、
-追加でインストールしたいパッケージを選択するよう、
-求められます。この過程において、あなたを案内するのは
+ブートしたら、基本システムの設定を完了させ、
+追加インストールしたいパッケージを選択するように
+求められます。この作業で、あなたを案内するのは
 <package>base-config</package> というアプリケーションです。
-インストールが終了したのちに <package>base-config</package>
-を再び実行したい場合は、いつでも root ユーザで
-<tt>base-config</tt> を実行することができます。
+インストールが終了した後なら、
+root ユーザで <tt>base-config</tt> を実行すれば、
+いつでも <package>base-config</package> をやり直せます。
 
   <sect id="base-config-tz">タイムゾーンの設定
     <p>
@@ -376,46 +379,46 @@
 世界時 (GMT) の代わりに地域時を選択してください。 ]]>
 
 ハードウェアクロックを地域時で設定するか世界時 (GMT) で
-設定するかを選択した後、あなたがいるのと同じタイムゾーンに
-位置する地域そして都市を選択します。一覧のなかから選択
-する際には、キーボードをたたくとそのアルファベットで
+設定するかを選んだら、あなたがいるのと同じタイムゾーンに
+位置する地域と都市を順に選択します。一覧のなかから選ぶときには、
+どれかのキーを叩けば、そのアルファベットで
 始まる地域や都市のところまで移動できます。
 
   <sect id="base-config-md5">MD5 パスワード
     <p>
 次に、MD5 パスワードをインストールするかどうかを選択します。
-これは、パスワードをシステムに記録しておく際に用いられる、
-もうひとつの方法で、標準的な方法 (「crypt」と呼ばれる)
+これは、パスワードをシステムに記録しておく際に使える別法で、
+標準的な方法 (「crypt」と呼ばれる)
 よりも安全です。
     <p>
-デフォルトは、&MSG-NO; です。しかす、もし NIS サポートが不要で、
-かつ、セキュリティに非常に関心があるなら、&MSG-YES;
+デフォルトは、&MSG-NO; です。しかし、NIS サポートが不要で、
+かつセキュリティを重視するのでしたら、&MSG-YES;
 と答えるのがよいでしょう。
 
   <sect id="base-config-shadow">シャドウパスワード
     <p>
-MD5 パスワードに &MSG-YES; と答えない場合には、
+MD5 パスワードに &MSG-YES; と答えなかった場合には、
 シャドウパスワードを使うかどうか尋ねられます。
-シャドウパスワードは、Linux システムのセキュリティをいくぶん強化してくれる
+シャドウパスワードは、Linux システムのセキュリティをある程度強化してくれる
 機構です。
 シャドウパスワードなしのシステムでは、パスワードは、
 (暗号化されてはいるものの) 全ユーザが読むことができる
 <file>/etc/passwd</file> ファイルに記録されています。
-というのも、このファイルには重要なユーザ情報、
+このファイルには重要なユーザ情報、
 例えば、ユーザ ID とログイン名を対応づける情報などが納められているので、
 システムにログインできる人なら誰でも参照できないと困るのです。
-そのため、誰かがパスワードを手に入れるために <file>/etc/passwd</file>
+こうなっていると、誰かが <file>/etc/passwd</file>
 ファイルをひったくり、総当たり法
 (すなわち、可能なすべてのパスワード文字列を自動的に検索する方法)
-によってそのファイルを調べるかもしれません。
+によってそのファイルを調べ、パスワードを手に入れようとするかもしれません。
     <p>
-もしシャドウパスワードを使用可能にすると、パスワードは
+シャドウパスワードを使用可能にすると、パスワードは
 <file>/etc/shadow</file> に納められます。
 このファイルを読み書きできるのはルートアカウントだけで、
 読むことができるのも shadow グループに限られます。
-そこで、シャドウパスワードを有効にすることをお勧めします。
+といわけで、シャドウパスワードを有効にすることをお勧めします。
 	<p>
-シャドウパスワード機構の再設定は <prgn>shadowconfig</prgn> プログラムを
+シャドウパスワード機構の再設定は、<prgn>shadowconfig</prgn> プログラムを
 実行すればいつでも可能です。詳しくはインストール後に
 <file>/usr/share/doc/passwd/README.debian.gz</file> をお読みください。
 
@@ -424,18 +427,18 @@
 <em>ルート (root) </em>アカウントは<em>スーパーユーザ</em>と呼ばれる
 こともあります。このアカウントは、システムのセキュリティ保護機構
 すべてを超越した権限を持つログイン名です。ルートアカウントは
-システム管理を行う時のみ、できるだけ短い時間内で使われるべきものです。
+システム管理を行う時のみ、できるだけ短い時間に限って使うべきです。
 	<p>
-設定するパスワードは 6 文字から 8 文字で、大文字小文字や記号を
+設定するパスワードは 6 文字から 8 文字で、大文字・小文字・記号を
 混ぜたものにしてください。これはルート以外のユーザのパスワードでも
 同じですが、ルートアカウントのような強力なアカウントのパスワード設定には、
 細心の注意を払ってください。辞書に載っているような単語や、
-類推され易い個人的な情報の使用などは避けてください。
+推測されやすい個人的な情報の使用などは避けてください。
 	<p>
-あなたのルートアカウントのパスワードが必要だなどと誰かが言ってきた
-場合も、絶対に油断しないでください。
-他のシステム管理者と協同でマシンを管理しているのでもない限り、基本的には
-絶対にご自分のルートアカウントのパスワードを人に知られてはいけません。
+あなたのルートアカウントのパスワードが必要だなどと誰かが言ってきても、
+絶対に油断しないでください。
+他のシステム管理者と協同でマシンを管理しているのでもない限り、
+普通は自分のルートアカウントのパスワードは、絶対に人に知られてはいけません。
 
   <sect id="make-normal-user">一般ユーザの登録
     <p>
@@ -444,14 +447,14 @@
 ルートアカウントを通常の利用や個人的なログインに使っては<em>いけません</em>。
 	<p>
 なぜいけないのでしょうか?
-ルート特権利用を避ける理由のひとつは、
+ルート権限の利用を避ける理由のひとつは、
 ルートを使うと簡単にシステムに回復不能のダメージを与えることが
 できてしまうということです。
 また別の理由としては、誰かが仕掛けた<em>トロイの木馬</em>
 プログラム (これはあなたのスーパーユーザ権限を悪用してシステム全体の
 セキュリティをぼろぼろにしてしまいます)
 をうっかり実行してしまうかもしれないからです。
-Unix のシステム管理についての良書ならば、
+Unix のシステム管理についての良書では、
 この話題についてより詳しく解説していますので、
 この話は初耳だという方はそういった本を読んでみてください。
     <P>
@@ -465,8 +468,8 @@
 
 <![ %s390 [
     <p>
-telnet を用いてネットワーク越しにログインしたい場合、S/390
-上にユーザアカウントを作成する必要があります。Debian 
+telnet を用いてネットワーク越しにログインしたい場合は、S/390
+にはユーザアカウントを作成する必要があります。Debian 
 のデフォルトの設定では、telnet サーバはルートでのログインを
 許可していません。ssh (Secure SHell) を用いればリモートから
 ルートでログインできますが、これは推奨できません。
@@ -477,78 +480,78 @@
     <p>
 次には、システムの残りの部分のインストールに PPP
 を用いるかどうかを選択します。
-CD-ROM からインストールされている場合や、ネットワークへ
+CD-ROM からインストールしている場合や、ネットワークへ
 直接接続されている場合には、&MSG-NO; と答えて
 この節をとばしてください。
     <p>
-ここで PPP を設定することを選択した場合、<prgn>pppconfig</prgn>
-というプログラムが起動します。このプログラムは、PPP 接続の設定を
+ここで PPP を設定するよう選択すると、<prgn>pppconfig</prgn>
+というプログラムが起動します。このプログラムは PPP 接続の設定を
 手伝ってくれます。
 <em>なおダイアルアップ接続の名前を尋ねられた際には、必ず ``provider''
 と名付けてください。</em>
     <p>
-おそらく、<prgn>pppconfig</prgn> プログラムにより、苦労することなく
+おそらく <prgn>pppconfig</prgn> プログラムを使えば、苦労することなく
 PPP 接続の設定ができるでしょう。
 しかし、もしこのプログラムでうまく設定ができない場合は、
 以下の解説を参照してください。
     <p>
-PPP を設定するためには、GNU/Linux 上でファイルを閲覧したり編集したり
-するという基本的なことは知っておく必要があるでしょう。
-ファイルを閲覧するためには、<prgn>more</prgn> や、<tt>.gz</tt> 拡張子の
-ついた圧縮ファイル用の <prgn>zmore</prgn> を使います。
+PPP を設定するには、GNU/Linux 上でのファイル閲覧・編集の基本を
+知っておかなければなりません。
+ファイルを閲覧するには <prgn>more</prgn> を使います
+(<tt>.gz</tt> 拡張子のついた圧縮ファイルには <prgn>zmore</prgn> を使います)。
 例えば <file>README.debian.gz</file> を閲覧するには、
-<tt>zmore README.debian.gz</tt> と入力してください。
-基本システムには、<prgn>nano</prgn> という名前のエディタが
-収録されています。このエディタは非常に簡単に使うことができますが、
+<tt>zmore README.debian.gz</tt> と入力します。
+基本システムには <prgn>nano</prgn> という名前のエディタが
+収録されています。このエディタは非常に簡単に使えますが、
 多くの機能があるわけではありません。
-後で、<prgn>nvi</prgn> や <prgn>less</prgn>、<prgn>emacs</prgn>
-といったより多機能なエディタや閲覧ソフトウェアをインストール
-されるとよいでしょう。
+あとで <prgn>nvi</prgn>、<prgn>less</prgn>、<prgn>emacs</prgn>
+といった、より多機能なエディタや閲覧ソフトウェアをインストール
+するとよいでしょう。
     <p>
 <file>/etc/ppp/peers/provider</file> を編集して <tt>/dev/modem</tt> を
 <tt>/dev/ttyS<var>&num;</var></tt> に書き換えてください。
 ここでの <var>&num;</var> はお使いになるシリアルポートの番号を表しています。
-Linux 上ではこの番号は 0 から数えられますので、最初のシリアルポート
-<![ %i386 [ (つまり <tt>COM1</tt>) ]]>が Linux 上では
-<file>/dev/ttyS0</file> になることを覚えておいてください。
+Linux ではこの番号は 0 から数えますので、最初のシリアルポート
+<![ %i386 [ (つまり <tt>COM1</tt>) ]]> は Linux では
+<file>/dev/ttyS0</file> となります。
 <![ %powerpc %m68k [ シリアルポートを備えた Macintosh では、
 モデムポートは <file>/dev/ttyS0</file> で、プリンタポートは
 <file>/dev/ttyS1</file> です。 ]]>
-次の作業段階では <file>/etc/chatscripts/provider</file> を編集して、
-ご自分のプロバイダの電話番号、ユーザ名、パスワードを挿入します。
+次に、 <file>/etc/chatscripts/provider</file> を編集して、
+ご自分のプロバイダの電話番号、ユーザ名、パスワードを書き込みます。
 パスワードの前にある ``\q'' は削除しないでください。これはパスワードを隠し
 て、ログファイルに残らないようにしてくれます。
     <p>
-多くのプロバイダはログイン手続きで、テキストモードの認証の代わりに、
-PAP あるいは CHAP を使います。その両方を使うところもあります。
-もしプロバイダが PAP や CHAP を求めるなら、異なる手順をふむ必要があります。
+多くのプロバイダは、ログイン手続きで (テキストモードの認証ではなく)
+PAP や CHAP を使います。両方を使うところもあります。
+プロバイダが PAP や CHAP を要求する場合は、必要な作業も異なります。
 <file>/etc/chatscripts/provider</file> にあるダイアル文字列
 (行の先頭に ``ATDT'' があるもの) 以下をすべてコメントアウトしてから、
 すでに説明した通りに <file>/etc/ppp/peers/provider</file> を修正し、
 <tt>user <var>name</var></tt> を付け加えてください。
-ここで、<var>name</var> には、
+ここで <var>name</var> には、
 接続を試みているプロバイダでのあなたのユーザ名を当てはめてください。
-次に、<file>/etc/ppp/pap-secrets</file> あるいは
+次に <file>/etc/ppp/pap-secrets</file> あるいは
 <file>/etc/ppp/chap-secrets</file>
 を編集して、そちらにあなたのパスワードを入力してください。
     <p>
 さらに <file>/etc/resolv.conf</file> を編集して、
 プロバイダのネームサーバ (DNS) の IP アドレスを加える必要もあります。
-<file>/etc/resolv.conf</file> の該当行は、
+<file>/etc/resolv.conf</file> に記述する行の形式は
 <tt>nameserver <var>xxx.xxx.xxx.xxx</var></tt>
-という形式になります。
-こちらの <var>x</var> で示される箇所には、お使いになる IP アドレスの
-番号を当てはめてください。
+です。
+<var>x</var> で示される箇所には、利用する IP アドレスの
+数字を当てはめてください。
 <file>/etc/ppp/peers/provider</file> ファイルに
-<tt>usepeerdns</tt> オプションを追加することで、
-リモートホストが通常は提供してくれる情報を参照して
-適切な DNS サーバを自動的に選択するように設定することもできます。
+<tt>usepeerdns</tt> オプションを追加すれば、
+通常リモートホストが提供してくれる情報を参照し、
+適切な DNS サーバを自動的に選択するようにも設定できます。
     <p>
 お使いのプロバイダのログイン手続きが、
 大半の ISP と異なるようなことがなければ、これで完了です!
 ルートアカウントで <prgn>pon</prgn> と入力して PPP 接続を開始し、
 <prgn>plog</prgn> コマンドを利用してその手続きを監視してください。
-接続を切断するためには、<prgn>poff</prgn>
+接続を切断するには、<prgn>poff</prgn>
 を再びルートアカウントで使用してください。
     <p>
 静的な SLIP 接続を行うには、
@@ -560,12 +563,12 @@
 <![ %supports-pcmcia [
 <sect>PCMCIA サポートの取り外し
     <p>
-もし PCMCIA を使わないのであれば、
-ここでそのサポートをシステムから取り外すことができます。
-こうすることでシステム起動の過程がよりさっぱりしますし、
-またカーネルの取り換えがより簡単になります。 (PCMCIA は
-PCMCIA ドライバ、カーネルモジュール群、カーネル自体のバージョンの関係に
-大きく影響されます。)
+PCMCIA を使わない場合は、
+ここで PCMCIA サポートをシステムから取り外すことができます。
+こうするとシステム起動の過程がよりさっぱりしますし、
+カーネルの取り換えも簡単になります (PCMCIA を使うと、
+PCMCIA ドライバ、カーネルモジュール、
+カーネル本体の間に、たくさんの依存関係が必要になります)。
 
 ]]>
 ]]>
@@ -573,57 +576,58 @@
 
   <sect id="configure-apt">APT の設定
     <p>
-人々がパッケージをインストールするために使う主な手段は、
+人々がパッケージのインストールに使う主な手段は、
 <package>apt</package> パッケージに含まれている
-<prgn>apt-get</prgn> というプログラムを用いるものです。<footnote>
+<prgn>apt-get</prgn> というプログラムを用いるやり方です。<footnote>
         <p>
-実際にパッケージをインストールするプログラムは、<prgn>dpkg</prgn>
-であるということに注意してください。しかし、このパッケージはむしろ
+実際にパッケージをインストールするプログラムは <prgn>dpkg</prgn>
+です。しかしこのパッケージはむしろ
 低レベルなツールです。<prgn>apt-get</prgn> は、適切に
 <prgn>dpkg</prgn> を起動します。
-これは、高レベルなツールです。なぜなら、それは、
+APT は高レベルなツールです。なぜなら APT は、
 あなたが今インストールしようとしているパッケージが必要とする
-別のパッケージをインストールすることを知っているからです。また、
+別のパッケージをインストールしなければならないことを知っているからです。また、
 そのパッケージを CD やネットワークなどの媒体から取得する方法を
 知っているからです。
         </footnote>
-しかし、パッケージを取得する先を知るために、APT は設定を必要とします。
+しかし、パッケージの取得先を知るには、APT は設定を必要とします。
 この作業を助けてくれるのが、<prgn>apt-setup</prgn> というツールです。
     <p>
-次の設定は、他の Debian パッケージはどこを探せば見付かるか、
-ということを APT に教えることです。この設定は、<prgn>apt-setup</prgn>
-を実行するか <file>/etc/apt/sources.list</file> を編集することによって、
-インストール後の任意の時点で再設定することができます。
+設定作業における次の段階は、他の Debian パッケージがどこにあるかを
+APT に教えることです。この設定は、<prgn>apt-setup</prgn>
+を実行するか、<file>/etc/apt/sources.list</file> を編集すれば、
+インストール後の任意の時点で再設定できます。
     <p>
-公式 CD-ROM からブートしている場合、ユーザへの質問を省略し、
-その CD-ROM からパッケージを取得するように自動的に設定されます。
+公式<!--nakano オフィシャル?--> CD-ROM からブートした場合は、ユーザへの質問は省略され、
+パッケージを CD-ROM から取得するように自動的に設定されます。
 CD-ROM がスキャンされ、別の CD-ROM の設定を行うかどうかを
-尋ねられるので、このことに気付くことでしょう。もし複数の
-CD-ROM を持っていれば (ほとんどの人はそうでしょうが)、
+尋ねられますから、お気づきになるでしょう。複数の
+CD-ROM を持っている場合は (ほとんどの人はそうでしょうが)、
 すべての CD-ROM をスキャンしてください。
     <p>
 公式 CD-ROM を持っていない場合には、Debian パッケージに
-どのようにアクセスするかを選択しなければなりません。
+対するアクセス方法を選ぶ必要があります。
 FTP、HTTP、CD-ROM、ローカルのファイルシステムから選択します。
-CD-ROM をお使いの場合には、パッケージ取得先の追加を
-明示的に指示するすることで★★この質問にたどりつくことができます。
+CD-ROM を使っている場合でも、
+別のパッケージ取得先を追加するように特に指示すれば、
+この段階に入ることができます。
     <p>
-たとえ同じ Debian アーカイブに対してでも、複数の APT ソースを
-指定することができることに注意してください。<prgn>apt-get</prgn>
+同じ Debian アーカイブに対して複数の APT ソースを
+指定することもできます。<prgn>apt-get</prgn>
 は、すべての取得可能なバージョンのなかから、いちばん高い
-バージョン番号を持つパッケージを自動的に選択します。あるいは、
+バージョン番号を持つパッケージを自動的に選択します。また、
 たとえばあなたが HTTP と CD-ROM の両方の APT ソースを使えるとき、
-<prgn>apt-get</prgn> は可能であればローカルの CD-ROM を自動的に
-選択しますが、より新しいバージョンが HTTP で取得できる場合にのみ
-HTTP を使います。しかし、不要な APT ソースを追加すると、
-新しいバージョンを求めてネットワークアーカイブを検索するプロセスを
+<prgn>apt-get</prgn> は可能ならローカルの CD-ROM を自動的に
+選びますが、より新しいバージョンが HTTP で取得できる場合にのみ
+HTTP を使います。しかし不必要に APT ソースを追加すると、
+ネットワークアーカイブから新しいバージョンを探す処理を
 遅くしてしまうので、不要な APT ソースを追加するのは良い考えではありま
 せん。
 
     <sect1 id="configure-apt-net">ネットワーク上からのパッケージ取得の設定
       <p>
 システムの残りの部分をネットワーク経由でインストールするつもりでしたら、
-通常は、「http」ソースを選択します。「ftp」ソースを使うことも可能ですが、
+通常は「http」ソースを選択します。「ftp」ソースも使えますが、
 ftp は接続が少しだけ遅くなる傾向があります。
       <p>
 次に、non-free ソフトウェアをインストールするつもりかどうかを
@@ -639,34 +643,35 @@
 <prgn>apt-setup</prgn> に、あなたが住んでいる国を教えることです。
 この情報を使って、Debian の公式ミラーサイトのうちどれに接続するかを
 決定します。国を選ぶと、利用可能なマシンの一覧が表示されます。
-その一覧のうちのいちばん上のものを選ぶので十分ですが、
+一覧のうちの一番上を選べば良いはずですが、
 もちろんどれを選んでも構いません。
       <p>
-HTTP 経由でインストールしているのでしたら、プロキシサーバの設定を
-尋ねられます。この設定はしばしば、ファイアウォールの内側や会社の
-ネットワークを使用している場合に必要になります。
+HTTP 経由でインストールする場合は、プロキシサーバの設定を
+尋ねられます。この設定は、ファイアウォールの内側や会社の
+ネットワークを使用している場合に必要になることが多いです。
       <p>
 最後に、設定した新しいパッケージ取得先のテストが行われます。
-テストが無事終了すれば、もうひとつ別のパッケージ取得先の設定を
-行うかどうかを尋ねられます。
+テストが無事終了すれば、さらに別のパッケージ取得先を設定するか
+どうかを尋ねられます。
 
 
   <sect id="install-packages">
     <heading>パッケージのインストール: 簡単な方法と上級者向けの方法</heading>
     <p>
-次に、パッケージのインストールを簡単★★ (simple) な方法で行うか、
-それとも、細かく指定できる上級者向け★★ (advanced)
+次に、パッケージのインストールを簡単 (simple) な方法で行うか、
+それとも細かく指定できる上級者向け (advanced)
 の方法で行うかを尋ねられます。
-最初は簡単な方法を使うことをおすすめします。というのは、
-上級者向けの方法はいつでも使うことができるからです。
+<!--nakano 問題ないと思いますが-->
+最初は簡単な方法を使うことをおすすめします。
+上級者向けの方法もいつでも使えます。
     <p>
-簡単な方法を選んだ場合、<prgn>base-config</prgn> は単に
+簡単な方法を選ぶと、<prgn>base-config</prgn> は単に
 <prgn>tasksel</prgn> プログラムを呼び出します。上級者向けの
-方法では、<prgn>dselect</prgn> が呼び出されます。
-どちらの方法も、インストールの終了後いつでも、追加でパッケージを
-インストールする際に使うことができます。インストール終了後に、
-もし特定のひとつのパッケージをインストールしたいのでしたら、
-単に <tt>apt-get install <var>パッケージ</var></tt> を実行すれば
+方法では、<prgn>dselect</prgn> を呼び出します。
+どちらの方法も、インストールの終了後いつでも、追加パッケージの
+インストールに使えます。インストール終了後に
+ある特定のパッケージをインストールしたいときは、
+単に <tt>apt-get install <var>パッケージ</var></tt> を実行しても
 いいです。(ここで、<var>パッケージ</var> はインストールしたい
 パッケージの名前です)。
 
@@ -675,8 +680,8 @@
     <p>
 「簡単」なインストールを選んだ場合、タスクインストーラ
 (<prgn>tasksel</prgn>) が起動します。タスクインストーラは、
-Debian によって前もって★★された多数のソフトウェア設定を提供します。
-もちろん、新しいマシンにインストールすべきパッケージを、
+Debian によって前もってまとめられた多数のソフトウェア設定を提供します。
+もちろん、新しいマシンにインストールするパッケージを、
 ひとつひとつ選ぶこともいつでもできます。これは、以下で説明する
 <prgn>dselect</prgn> プログラムの目的です。しかし、Debian には
 &num-of-distrib-pkgs; 個ものパッケージがあるので、その方法は
@@ -685,18 +690,19 @@
 そこで、まず最初に <em>タスク</em> を選択し、そのあとで個々の
 パッケージを追加する、ということができるようになっています。
 タスクは、「デスクトップ環境」「C での開発」「ファイルサーバ」
-のように、コンピュータを使って行いたいと思う、
-さまざまな異なる仕事やものごとをゆるやかに代表しています。
+のように、コンピュータを使って行いたいであろう、
+いろいろな仕事やものごとをおおまかに表わしています。
     <p>
-ひとつひとつのタスクを強調表示にして「★★Task Info」を選択することで、
-そのタスクに関する追加情報を見ることができます。詳しい説明と、
-そのタスクを選択することでインストールされるパッケージの一覧が
-表示されます。計画を立てるための、さまざまなタスクの大まかな
-サイズの一覧が、<ref id="tasksel-size-list"> にあります。
+それぞれのタスクを反転表示させて「タスク情報 (Task Info)」を選ぶと、
+そのタスクに関する詳しい情報を見ることができます。タスクの詳細と、
+そのタスクを選択するとインストールされるパッケージの一覧が
+表示されます。いろいろなタスクの大まかな
+サイズの一覧が、<ref id="tasksel-size-list"> にありますので、
+計画段階で利用するといいでしょう。
     <p>
-タスクを選択し終わったら、「Finish」を選択してください。そうすると、
+タスクを選び終わったら「Finish」を選択してください。すると
 <prgn>apt-get</prgn> が、あなたが選択したパッケージをインストールします。
-ひとつもタスクを選択しなければ、standard、important、required の
+ひとつもタスクを選択しないと、standard、important、required の
 優先度を持つパッケージがインストールされます。この機能は、
 コマンドラインから tasksel -s を実行したのと同じで、
 今のところ、およそ 37 メガバイトのアーカイブをダウンロードします。
@@ -707,7 +713,7 @@
 Debian には &num-of-distrib-pkgs; 個のパッケージがありますが、
 タスクインストーラのタスクでカバーされているのは、そのうちの
 ほんの少数にすぎません。より多くのパッケージの情報を見るためには、
-何らかの検索文字列に対して
+何らかの検索文字列を使って
 <tt>apt-cache search <var>検索文字列</var></tt> を実行するか
 (<manref name="apt-cache" section="8"> のマニュアルページを参照)、
 以下で説明する <prgn>dselect</prgn> を実行してください。
@@ -715,24 +721,25 @@
   <sect id="install-advanced">
     <heading><prgn>dselect</prgn>を使った上級者向けのパッケージ選択</heading>
     <p>
-「上級者向け」のパッケージ選択を選んだ場合、<prgn>dselect</prgn>
-プログラムが起動します。<prgn>dselect</prgn> を実行する前に、
+「上級者向け」のパッケージ選択を選ぶと、<prgn>dselect</prgn>
+プログラムが起動します。<prgn>dselect</prgn> を実行する前には
 <rul id="&url-local-dselect-beginner;" name="dselect チュートリアル">
 を読んでおいてください。<prgn>dselect</prgn> を使うと、
 あなたのシステムにインストールされるべき <em>パッケージ</em>
-を選択することができます。<prgn>dselect</prgn> を起動するときには、
+を選択できます。<prgn>dselect</prgn> を起動するときには、
 あなたはスーパーユーザ (root) でなければなりません。
 
   <sect id="debconf">ソフトウェアインストール中の質問
     <p>
 <prgn>tasksel</prgn> や <prgn>dselect</prgn> を用いて選択した
-パッケージは、ひとつひとつ、<prgn>apt-get</prgn> と <prgn>dpkg</prgn>
-によって解凍されてインストールされていきます。この過程の途中で、
+パッケージは、<prgn>apt-get</prgn> と <prgn>dpkg</prgn>
+によって解凍され、ひとつひとつインストールされていきます。この過程の途中で、
 あるプログラムがユーザからの追加情報を必要とする場合には、
-あなたに対して質問がなされます。また、インストール上のエラー
-を監視するためにも (パッケージのインストールができなくなるような
-エラーを★★通知するかどうかどうかを尋ねられるでしょうが)、
-この過程でなされる出力を見ていたいと思うかもしれません。
+あなたに対して質問がなされます。また、インストール中にエラーが
+起こっていないかどうかを監視するためにも、
+この段階での出力を見ているといいかもしれません
+(パッケージのインストールができなくなるようなエラーの場合は、
+それを確認するよう求められるでしょうが)。
 
 <![ %powerpc [
   <sect1 id="xserver">X サーバの設定
@@ -752,18 +759,19 @@
 あなたが指定した一般ユーザのアカウント名とパスワードを入力して、
 ログインしてください。これで、あなたのシステムは準備完了です。
     <p>
-もしあなたが初心者ユーザなら、システムを使いはじめることができるように、
-すでにインストールされている文書を読んでみるのがいいでしょう。
-現在のところ、数種類の文書システムがあり、異なる種類の文書を
-統合するための作業が進められているところです。以下に、
-読み始めるのに最適な位置をいくつか示します。
+初心者のユーザは、
+システムを使いはじめながら、
+すでにインストールされている文書を読んで見るといいでしょう。
+現在のところでは文書システムは数種類存在しており、別々の形式の文書を
+統合するための作業が進められているところです。以下に
+出発点をいくつか示します。
     <p>
 インストールしたプログラムに添付する文書は、
 <file>/usr/share/doc/</file> の中の、
 プログラムの名前のサブディレクトリに収められています。
-たとえば、
+たとえば
 <prgn>apt</prgn> を使って
-あなたのシステムにプログラムをインストールするための
+システムへプログラムをインストールする際に参考になる
 APT User's Guide は、
 <file>/usr/share/doc/apt/guide.html/index.html</file>
 となります。
@@ -782,12 +790,12 @@
 <tt>lynx .</tt> (lynx スペース ドット) (ドットは
 カレントディレクトリを意味する) と入力してください。
     <p>
-また、コマンドプロンプトから使えるほとんどのコマンドについて、
-<tt>info コマンド</tt> または <tt>man コマンド</tt> で文書を読むことが
+また、コマンドプロンプトから使えるほとんどのコマンドに対し、
+<tt>info コマンド</tt> または <tt>man コマンド</tt> によってその文書が参照
 できます。<tt>help</tt> と入力すると、シェルコマンドのヘルプが
 読めます。コマンドを <tt>--help</tt> つきで入力すると、
-たいてい、そのコマンドの簡単な使い方が表示されます。
-もしその結果が画面からスクロールして消えてしまう場合には、
+たいていそのコマンドの簡単な使い方が表示されます。
+その結果が画面からスクロールして消えてしまう場合には、
 そのコマンドのあとに <tt>| more</tt> と追加すると、
 画面ごとに一時停止してくれます。ある文字で始まるコマンドの
 一覧を知りたいときは、その文字を入力してからタブを 2 回押します。