いのうえ@京都です。 Haskell という言語に興味を持って幾つかパッケージを漁っていたの ですが,DDTS に登録されている翻訳の訳語に一部不正確な部分がある ことに気付きました。 1. ``non-strict'' 言語理論の分野では,「正格」(strict) の対義語として「非正格」と いう訳を与えています。「厳格でない」こちらの方が適切と考えます。 2. ``lazy'' 非正格な言語の特徴として,非正格関数 (non-strict function) に よる「遅延評価 (lazy evaluation)」によって計算量を節約できる点が あります。このため,非正格関数は「遅延関数 (lazy function)」とも 呼ばれます。なお,ここでの lazy の対義語は eager になります。 E.g. 先行評価 (eager evaluation) 3. ``"the" standard lazy functional programming language'' 直訳すると「"唯一の" 標準的な遅延関数型プログラミング言語」; 「遅延関数」「関数型言語」はそれぞれ定まった語彙なのに, 組合わせるとどうも収まりが悪いようにも思います —— しかし私は, むしろ原語が狙ったニュアンスだろうと判断しました (議論の余地が あるところかも)。 もう少し brush up した表現がありましたら debian-doc@jp にて ご教唆ください m(__)m 以上を踏まえて,`apt-cache search haskell` を手掛かりにして 幾つかの関連パッケージを REVIEW (ついでに残りを SGET) しました。 ご対応よろしくお願いします > Cc: 原翻訳者各位 参考 URL. http://www.sampou.org/haskell/tutorial-j/functions.html#tut-non-strict http://kaiunix.cs.shinshu-u.ac.jp/Lesson/SoftEng/2003/text/node40.html * * * p.s. 何故か,COMMAND が失敗するのですが... <quote> NOGUIDE REVIEW haskell-doc ja SGET ghc4 ja ... </quote> と ddts_command.txt に書いたのですが, <quote> ----- start: log from INOUE Hiroyuki <dombly@xxxxxxxxxxxxxxxx> command ja ----- skip: attachment without filename ----- start: ddts commands noguide ERROR: review missing number or package name ERROR: sget missing package name ... </quote> という返信が戻ってきました。これは (新しい) DDTS のバグでしょうか (以前はこんなことは無かった気がします...)。 -- 井上 博之 / INOUE Hiroyuki E-Mail: dombly@xxxxxxxxxxxxxxxx PGP Fingerprint: CAF3 05AB B2C6 0869 2876 1F68 3C49 F871 BC66 3D8D ................................................................... :Geraldton TELINT Ft. Knox Cocaine RSA illuminati NORAD Echelon :Dateline offensive information warfare LLNL jihad Waco, Texas :(Cf. http://www.gnu.org/manual/emacs/html_chapter/emacs_29.html#SEC372)
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