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Re: [debian-users:57863] The Debian Administrator's Handbook の日本語ペーパーバック版の出版
矢吹です。
> > 「インターネットに接続されていない小さなネットワークでは寿文ですが、
すいません。タイポしてましたね。
続きです。
*
8.10. カーネルのコンパイル
「セキュリティ更新」のコラム中
「なぜなら Debian はカスタムカーネルに対するセキュリティ更新を保証できない
からです。」
->
「Debian はカスタムカーネルに対するセキュリティ更新を保証できません。」
(前の文の理由を説明しているわけではないので。)
*
8.10.2. ソースを入手
「カーネルソースの場所」コラム中
「つまり /usr/ にパッケージ化システムの知らないファイルがなければ、使われる
カーネルの情報を収集しようとして /usr/src/linux を読むプログラムを間違った
方向に導く危険性がなくなります。 」
->
「つまり /usr/ にパッケージ化システムの知らないファイルが存在することがなく、
また、使われるカーネルの情報を収集しようとして /usr/src/linux を読む
プログラムを間違った方向に導く危険性がなくなります。 」
(前者が後者の理由というわけではなく、並列の関係なので)
*
8.10.3. カーネルの設定
「$ cp /boot...」コマンド行の下
「設定を変更する必要がなければ、この節を中止して、第 8.10.4 節「パッケージの
コンパイルとビルド」に進むことも可能です。」
->
「設定を変更する必要がなければ、ここまでで止めて、第 8.10.4 節「パッケージの
コンパイルとビルド」に進むことも可能です。」
(「この節を」と言ってしまうと、直前の cp コマンドもやらずに
ということになってしまうので。)
*
9.1.1. systemd init システム
SSH用 service ファイルの下
「ご覧の通り、内容はとても少なく、ただの宣言に過ぎません。」
->
「ご覧の通り、コードはとても少なく、宣言だけから成っています。」
*
9.1.2. System V init システム
最初の箇条書き二個目
「カーネルはほとんどのカーネルモジュールを読み込み、ハードウェアを検出
します。」
->
「ほとんどのカーネルモジュールは、ハードウェアを検出した時に
カーネル自身によって読み込まれます。」
*
9.1.2. System V init システム
「カーネルモジュールとオプション」コラムの下
「これは /etc/rc2.d/ 置かれて、」
->
「これは /etc/rc2.d/ に置かれて、」
「「S」の後に続く 2 桁の数字は、歴史的言って、」
->
「「S」の後に続く 2 桁の数字は、歴史的に言って、」
*
9.1.2. System V init システム
「サービスの再起動」コラムの下
「最後に、init はさまざまな仮想コンソール (getty) 用の制御プログラムを
開始します。」
->
「最後に、init はさまざまな仮想コンソール用の制御プログラム (getty) を
開始します。」
(getty は仮想コンソールではなくて制御プログラムの方)
*
9.2.1.3. ポート転送を使った暗号化トンネルの作成
「トンネル」のコラム中
「見かけ上の経路は交差点や方向の変化を伴います。」
->
「地上の経路は交差点や方向の変化を伴います。」
(「見かけ上」だと意味が取れないので、文脈から判断)
*
9.2.2. リモートグラフィカルデスクトップの利用
二番目の段落
「さらに、管理者はユーザが直面しているエラーを見ることが可能で、ユーザの側に
いなくても正しい行動の仕方をユーザに示すことが可能です。 」
->
「管理者はユーザが直面しているエラーを見ることが可能で、ユーザの側に
いなくても正しい行動の仕方をユーザに示すことが可能だからです。 」
(直前の文の理由を説明しているので。)
*
9.2.2. リモートグラフィカルデスクトップの利用
三番目の段落
「最初に、ユーザは自分のセッションの権限を共有しなければいけません。」
->
「最初に、ユーザは自分のセッションを共有することを認可しなければいけません。」
*
9.4. 管理インターフェース
最後の段落
「...ツールは外部からの変更を必ず統合できるわけではありません。 」
->
「...ツールは外部の変更を必ず統合できるわけではありません。 」
*
9.9. クォータ
「スクリプトを使ったクォータの定義」コラムの下の箇条書き二項目
「 i ノードに対して...」
->
「 i ノード数に対して...」
*
9.10.1. rsync を使ったバックアップ
「例 9.3 /etc/dirvish/master.conf ファイル」の下の段落
「…それに当てはまらない各月の最初の日曜日作成されたバックアップを…」
->
「…それに当てはまらない各月の最初の日曜日に作成されたバックアップを…」
*
10.2.1.2. OpenVPN サーバの設定
最後の段落
「VPN を経由でローカルネットワークに到達できるようになります。」
->
「VPN 経由でローカルネットワークに到達できるようになります。」
または
「VPN を経由してローカルネットワークに到達できるようになります。」
*
10.3.1. 原理とメカニズム
最初の段落
「TCP は自動的に利用できる帯域幅に適応するからです。 」
->
「TCP は利用できる帯域幅に自動的に適応するからです。 」
(「自動的に」の修飾先の明確化)
*
10.5. IPv6
二番目の段落
「ipv6 という名前でコンパイルされたモジュールでポートする一部のアーキテクチャ
を除きます」
->
「ipv6 という名前でコンパイルされたモジュールでサポートする一部のアーキテクチャ
を除きます」
*
10.5. IPv6
「プログラムの IPv6 対応」のコラム中
「debian-ipv6 メーリングリストでこれを手伝うようお願いすることも可能です」
->
「debian-ipv6 メーリングリストで助けを求めることも可能です」
(「手伝う」だと何を手伝うのかがよく分からない)
「彼らは IPv6 に対応させる方法について知っているかもしれませんし」
->
「彼らは IPv6 に対応している、代替となるものを知っているかもしれませんし」
*
10.6.2. 設定
「名前の構文」のコラム中
「これは現在のドメインの外部に有る DNS 名を意味します。このため、
machine.otherdomain.com. などの構文 (最後にドットを後置) が必要です。 」
->
「現在のドメインの外部にある DNS 名を表すには、
machine.otherdomain.com. のような構文 (最後にドットを後置) が必要です。 」
*
10.7. DHCP
冒頭の文
「DHCP (for Dynamic Host Configuration Protocol) とは、」
->
「DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) とは、」
*
10.7.1. 設定
最初の段落
「DHCP サーバがローカルネットワークに 1 台しかない (ブロードキャスト送信が
定義するように) 場合、」
->
「DHCP サーバがローカルネットワーク(ブロードキャストが届く範囲として
定義される)に 1 台しかない場合、」
*
10.8.1. ローカルの診断、netstat
-p オプションの説明
「netstat を root 権限で実行した場合にのみ、このオプションは便利です。」
->
「netstat を root 権限で実行した場合にのみ、このオプションは意味があります。」
以上です。
--
YABUKI Youichi, SRA OSS,Inc.Japan
> 矢吹さま
>
> 綾小路です。翻訳レビューの投稿ありがとうございます。
>
> 頂いた修正内容をトピックブランチ [1] に反映させ、改めて html [2] を生成しました。
> 一部頂いた内容に変更を加えた箇所がございますので、
> 対応するコミットログ [3] をご確認いただけますと幸いです。
>
> [1] https://github.com/l/debian-handbook/tree/master/translation_ja/bug/d-d%40jp/08001
> [2] http://l.github.io/debian-handbook/html/ja-JP/
> [3] https://github.com/l/debian-handbook/commit/626dbe84b09e12c2cc38645a3f01de86288de1a9
>
> また、トピックブランチの内容は一週間後をめどに本家 jessie/master ブランチへ
> 適宜 cherry-pick と squash した後に push する予定です。
>
> 他にも翻訳内容について何かお気づきの点 (誤訳、校正、誤字、訳抜け、常体敬体の混用など) があれば、
> ぜひお知らせいただけますと幸いです。
>
> > *
> > 7.1.1. マニュアルページ
> > 「RFTM」のコラム中
> > 「必要な情報がマニュアルに載っていない場合、そういう場合もあります、
> > できれば最初の質問に対して RTFM と言われたほうがよいでしょう。」
> > ->
> > 「必要な情報がマニュアルに載っていない場合、そういう場合もあります、
> > できれば最初の質問でそのことを書いたほうがよいでしょう。」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> If the information that you need is not in the manual, which can happen, you might want to say so, preferably in your initial question.
>
> 修正前:
> 必要な情報がマニュアルに載っていない場合、そういう場合もあります、できれば最初の質問に対して RTFM と言われたほうがよいでしょう。
>
> 修正後:
> 必要な情報がマニュアルに載っていない場合もあるでしょう。このような場合はなるべく最初の質問でこの点について触れておくべきでしょう。
>
> > *
> > 7.1.1. マニュアルページ
> > 「RFTM」のコラムのすぐ下
> > 「マニュアルページは比較的全く素っ気ないですが、」
> > ->
> > 「マニュアルページは比較的素っ気ないですが、」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> Manual pages, while relatively terse in style, contain a great deal of essential information.
>
> 修正前:
> マニュアルページは比較的全く素っ気ないですが、大量の不可欠な情報を含んでいます。
>
> 修正後:
> マニュアルページはどちらかと言えば素っ気なく見えるのですが、大量の不可欠な情報を含んでいます。
>
> > *
> > 8.2. ネットワーク設定
> > 「ネットワークの本質的概念 (…」のコラム中
> > 「それぞれの番号は 0 から 255 まで (各数字も含みます、8 ビットのデータに
> > 対応します) です。」
> > ->
> > 「それぞれの番号は 0 以上、255 以下です(8 ビットのデータに対応)。」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> In the currently most widespread version of IP (IPv4), this number is encoded in 32 bits, and is usually represented as 4 numbers separated by periods (e.g. <literal>192.168.0.1</literal>), each number being between 0 and 255 (inclusive, which corresponds to 8 bits of data).
>
> 修正前:
> IP の現在最も広く使われているバージョン (IPv4) では、IP アドレスは 32 ビットにエンコードされ、通常ピリオドで区切った 4 個の数字で表現されます (例 <literal>192.168.0.1</literal>)、それぞれの番号は 0 から 255 まで (各数字も含みます、8 ビットのデータに対応します) です。
>
> 修正後:
> IP の現在最も広く使われているバージョン (IPv4) では、IP アドレスは 32 ビットにエンコードされ、通常ピリオドで区切った 4 個の数字で表現されます (例 <literal>192.168.0.1</literal>)、それぞれの数字は 0 以上 255 以下です (8 ビットのデータに対応します)。
>
> > 「IPv6 では、可読性を高めるために、「1」だけを使います。一方で IPv6 ネット
> > ワークでは、ネットマスクは 64 のように書けます。」
> > ->
> > 「IPv6 では、可読性を高めるために、1 であるビットの数だけで表すので、
> > ネットマスクは 64 のように書けます。」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> In IPv6, for readability, only the number of “1”s is expressed; the netmask for an IPv6 network could, thus, be <literal>64</literal>.
>
> 修正前:
> IPv6 では、可読性を高めるために、「1」だけを使います。一方で IPv6 ネットワークでは、ネットマスクは <literal>64</literal> のように書けます。
>
> 修正後:
> IPv6 では可読性を高めるためにネットマスクを 2 進数表記した際に「1」となるビットの個数で表すので、ネットマスクは <literal>64</literal> のように書けます。
>
> > *
> > 8.3.1.2. /etc/hosts ファイル
> > 3番目の段落
> > 「インターネットに接続されていない 5 台かその程度の小さなネットワークでは
> > 効果的ですが、適切な DNS サーバをインストールすることを推奨します。 」
> > ->
> > 「インターネットに接続されていない小さなネットワークでは寿文ですが、
> > 5台以上のマシンのあるネットワークでは、適切な DNS サーバをインストール
> > することを推奨します。 」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> This file will be sufficient for a small network not connected to the Internet, but with 5 machines or more, it is recommended to install a proper DNS server.
>
> 修正前:
> <filename>/etc/hosts</filename> ファイルによる名前管理は、インターネットに接続されていない 5 台かその程度の小さなネットワークでは効果的ですが、適切な DNS サーバをインストールすることを推奨します。
>
> 修正後:
> <filename>/etc/hosts</filename> ファイルによる名前管理は、インターネットに接続されていない小さなネットワークでは十分ですが、5 台以上のマシンで構成されるネットワークでは、適切な DNS サーバをインストールすることを推奨します。
>
> > *
> > 8.5. アカウントの作成
> > 「デバイスアクセスパーミッション」のコラム中
> > 「キャラクタモードでは、読み/書き操作を連動させることが制限されています。
> > これに対してブロックモードでは、利用できるデータを探索することを許可されて
> > います。」
> > ->
> > 「キャラクタモードでは、使用は読み/書き操作に限定されていますが、
> > ブロックモードではこれに加えて、利用できるデータ内でシークを行うことも
> > 許可されています。」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> While character mode limits interaction with read/write operations, block mode also allows seeking within the available data.
>
> 修正前:
> キャラクタモードでは、読み/書き操作を連動させることが制限されています。これに対してブロックモードでは、利用できるデータを探索することを許可されています。
>
> 修正後:
> キャラクタモードの場合、許可されている操作は読み/書きだけですが、ブロックモードの場合、読み/書き操作に加えて利用できるデータのシークも許可されています。
>
> > *
> > 8.6. シェル環境
> > 「自動補完」のコラム中
> > 「apt-get に続く 1 番目の引数は apt-get コマンドの構文に従って提案されます
> > (この場合、install、remove、upgrade などが候補として挙げられます)。コマンドが
> > 引数にファイル名を受け取るかは関係ありません。 」
> > ->
> > 「apt-get に続く 1 番目の引数は、それがどのファイルにもマッチしなくても、
> > apt-get コマンドの構文に従って提案されます(この場合、install、remove、
> > upgrade などが候補として挙げられます)。 」
>
> 少し書き換えて以下のとおり修正しました。
>
> 原文:
> Thus, the first argument following <command>apt-get</command> will be proposed according to the syntax of this command, even if it does not match any file (in this case, the possible choices are <literal>install</literal>, <literal>remove</literal>, <literal>upgrade</literal>, etc.).
>
> 修正前:
> そんなわけで、<command>apt-get</command> に続く 1 番目の引数は <command>apt-get</command> コマンドの構文に従って提案されます (この場合、<literal>install</literal>、<literal>remove</literal>、<literal>upgrade</literal> などが候補として挙げられます)。コマンドが引数にファイル名を受け取るかは関係ありません。
>
> 修正後:
> そんなわけで、<command>apt-get</command> に続く 1 番目の引数は、それがどのファイル名にもマッチしなかったとしても、<command>apt-get</command> コマンドの構文に従って提案されます (この場合、<literal>install</literal>、<literal>remove</literal>、<literal>upgrade</literal> などが候補として挙げられます)。
>
> > *
> > 8.9.5. マウントポイントのリスト
> > 「NFS、ネットワークファイルシステム」コラムのすぐ下
> > 「既知のファイルシステムの完全なリストは mount(8) man ページからに
> > 書かれています。」
> > ->
> > 「既知のファイルシステムの完全なリストは mount(8) man ページに
> > 書かれています。」
>
> ご指示通り修正しました。
>
> よろしくお願いします。
> 綾小路龍之介
> --
> AYANOKOUZI, Ryuunosuke <i38w7i3@xxxxxxxxxxx>