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[debian-users:07543] Re: Q: Are these filesystems available?
- From: "Ken N." <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: [debian-users:07543] Re: Q: Are these filesystems available?
- Date: Mon, 10 Aug 1998 18:35:18 +0900
- X-ml-info: If you have a question, send a mail with the body "# help" (without quotes) to the address debian-users-ctl@debian.or.jp
- X-ml-name: debian-users
- X-mlserver: fml [fml 2.1A#45]; post only from members
- Message-id: <199808100545.OAA09098@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- X-mail-count: 07543
- X-mailer: mnews [version 1.21] 1997-12/23(Tue)
In <199808091524.AAA13941@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
[debian-users:07532] Re: Q: Are these filesystems available?, Aug.10 '98 00:24 JST
gotom@xxxxxxxxxxxxxxx says:
= Subject: [debian-users:07527] Re: Q: Are these filesystems available?
= > SunOSのtmpfsは、仮想メモリで自動伸縮ですよね。LinuxのRAMディ
= > スクは、実メモリで自動では縮まないようですから、ちょっと違う
= > かも。
=
= 確かにそうです。訂正 (^^;
= どちらかというと Linux の RAM ディスクは、Linux をインストール
= する際に、ルートディレクトリとして使われることを想定していますし。
= Linux 用の tmpfs を作ろう、という動きはあるのでしょうか?
tmpfsはどちらかというと、「swapの空いてる所を使い捨てファイルシステムに
しちゃえ」という感じですね。完全に仮想記憶上で動作するのはmfsです。
サイズの上限を指定する事もできます。BSD用のmfs daemon がLinuxに移植でき
ればそれで済む話なんだけれど。
ようするに「/tmpなんかにdisk partitionをくれてやるのはヤダ」っていうこ
となんですが、これは何故かと言うと、
o 定期的にcleaningするのが煩わしい。
o diskのpartition設計に柔軟性がなくなる。
o /tmpのsize見積りが難しい/面倒。
o 「もったいない」。
つまり、使い捨てファイルを放り込むためのfsに運用と設計の手間を取られたく
ない、で、できればmfs daemonを走らせてすませたい、というわけです。
= > SunOSだと、/tmpにでかいファイルを作ると、仮想メモリが足りな
= > くなって、新しいプロセスが作れなくなるとかいう問題もあったり
= > しますが。 :-(
=
= 今使っている Solaris マシン(Enterprise2)は 512M のメモリを
= 積んでいるので、この手のメモリ不足に悩まされたことは一度もないです :-)
余談ですが、SunOS4.xではVMアーキテクチャの違いから、「物理メモリをどんな
に増設しても『仮想記憶がたりない』っていわれちゃう。なぜ?」なんて目にあ
うことがあります。(理由はお二人ともご存知でしょうけど;-)
= SunOS 4.1(or larger) の man で調べると、
= tfs : Translucent File Service
= という tfs file system が確かにありますね。なかなか面白そうです。
= Linux では、Inheriting File System (IFS)というみたいですが、
= 最新のものは、sunsite や tsx11 にある 1995 年のもののようで
= さっぱり更新されていません。残念。
tfs については、/usrに応用できないかと考えています。
Debianのpackaging systemの急所の一つは、「unpack動作が無条件なファイルの
上書きである」という所にあります。(まあ、これはrpmもslpも同じですが。)
つまり、折り返し不能の時点が必ず発生してしまいます。この時点以降にエラー
が発生すればpackage管理システムが破綻します。``Event Horizon''ですね。
この問題に曲りなりにもなんらかの解答を出しているLinux base systemは、私
の知る限り、encap による間接インストールをおこなう``NoMad''くらいです。
tfsによって、多層構造のファイルシステムができれば、このfsに対して、
RDBMSが提供するような種類の「読み取り一貫性」や「Rollback」が実現できる
かもしれません。まあ、「そこまでやるかぁ?」ってのはありますが。
#portalとfdescについては説明省略。
-.- . -. -.
Ken Nakagaki <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
「会社は主にそれ自身の慣性によって前進している」-- Gerry Spence