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[debian-users:08786] Re: package documents & source package



香田@徳島大学です。若葉マークですが,

From: Taketoshi Sano <sano@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-users:08783] package documents & source package 
Date: Thu, 8 Oct 1998 12:18:07 +0900

> 佐野@浜松です。
(略)
> 具体的に言うと、例えば /usr/doc/nkf/copyrigt (他にも同様なものが
> たくさんありますが) では最初に "This package was debianized by ..."
> があって、その次に "It was downloaded from ..." の記載があり、
> その次にオリジナルコードの nkf.c から引用されたと思われる
> 
> Copyright:

これが普通の書式だと思います。オリジナルの Copyrigt と
言ってもコピーするとか手が入っているのでしょうから
どこにあるソースに含まれる Copyright を誰が引用したのか
を明示している訳で問題とは思えませんが。

> という部分があるのですが、これを彼は「順番が逆ではないか?」と

順序が問題でしょうか???

> 彼の主張では「パッケージについての情報は README.debian など
> に書くか、もしパッケージとしてのライセンス情報が重要なら
>  copyright.debian というファイルを別に作ったほうが良く、
>  ".debian" 抜きの "copyright" というファイルにパッケージ化に
> 関する情報を、しかもオリジナル (上流) コードに関する情報より
> 優先して書くというのは許容できない。これではオリジナルコード
> の開発者が尊重されていないように感じる。」ということらしいです。

ですから上に書いたように copyright に書いてある情報は
パッケージ化に関する情報ではなく Copyright に関する情報
だと思います。(誰がどこにあるソースから引用したかという)
私なんかはここに名前を見るとドキドキしてしまいます。
書かなくていいなら書きたくないのが本音です。

> なお、パッケージによっては、例えば cdda2wav のように GPL が
> そのまま copyright ファイルになっているものや checker, cron,
>  gpm, gzip などのように copyright ファイルには最初に上流開発者
> の Credit があって、後のほうに Debianize に関する情報があるもの、
> また file, imagemagic のように Debian に関する情報は copyright 
> ファイルにはまったく無く、 README.debian に Debianized に関する
> 情報が書かれているものなどがあることは確認しています。

後でささやまさんが書かれているよう,全てに共通して含まれる
のはオリジナルの Copyright ですよね。

> パッケージによって異なるということは、具体的な構成はメンテナー
> にまかされているということなのかもしれませんが、 debmake の
> サンプル /usr/doc/debmake/examples/sample.multi/copyright を
> 見ると最初に Debianize に関する情報が記載されているパターン
> になっているので、これがそういうスタイルの多い原因なのかなとも
> 思ったり、、、

はい,その通りだと思います。

> あと、ソースパッケージの .dsc ファイルに上流コードをダウンロード
> した場所や適用したパッチなどが書かれていると、 .orig.tar.gz を
> ダウンロードしなくても手元にあるオリジナルコードのアーカイブが
> 流用できるかどうか判断できて便利だとか (diff ファイルを見れば
> わかるだろうと言ったら、 diff.gz として圧縮されているとダウン
> ロードせずに lynx で読むことができないから不便だとか) 、

# netscape でなく lynx なのがそれらしい?
# でも lynx でも gz は読めるはずですが。

> そもそも上流コードは独自に (他の公開パッチを当てたりディレクトリ
> 名を変更したりして)  .orig.tar.gz にするより、ネットワークや
>  CD-ROM などで配布されているオリジナルの上流コードアーカイブを
> そのまま利用するかたちにして、適用する公開パッチなども入手した
> そのままの形で置くようにしたほうがソースから make する場合には
> 便利なんじゃないか、とも言っていました。
> 
> 私が想像するに、おそらく .orig.tar.gz という形で独自に上流コード
> を固めておくことには、「ソースパッケージ」を構成する上での
> それなりの理由があるんじゃないかと思うのですが、いろいろと
> 資料を眺めていてもどうも理解できなかったので、これについても
> 質問させて頂きます。

これは良くわかりません。迷ったことがあります。
最近は基本的なパッチを当てて orig.tar.gz を作ることに
しています。ただ

* 「手元にあるオリジナルコード」は大抵何らかの修正している
ことが多いのでどうせ make するにしてもオリジナルを取りなお
さないといけない(パッチがすんなり当たらないなどで)。
* パッチを当てるのも誰でもできるとはいえない。
* diff.gz が大きくなる?

など少なくとも Debian 利用者には不都合はないような気が
します。
ただ他の方がどうされているかは知りません。私が間違ってるかも。

				平成10年10月8日(木)
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 香田 温人(こうだ あつひと)
 http://www1.pm.tokushima-u.ac.jp/%7Ekohda/