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[debian-users:10345] Re: emacs20-dl_20.3-8.deb



> >> 僕は emacs20-3/slink で BS, DEL それぞれ ←, →の文字を消し
> >> てくれます(つまり思った通りの動作)。X はキーボードエクステン
> >> ションを `ON' にしなければ駄目です。これが Debian の方針だと
> >> 思っています。
> 
>  これです。というか、emacs20-dl でも、そこは emacs20 と同じ動作をする
> はずです。いじってないんで。

個人的には、余計なお世話だなあと思ってしまいます。emacs20じゃ
なくて、たぶんポリシーの問題なんでしょうけど。すごく不便にな
るんですよね。infoを読んでいるときのキーマップを例にすると、
以前は

Major Mode Bindings:                DEL  Info-scroll-down
Function key map translations:      delete DEL

という設定だったので、deleteキーを押すと、正しく
Info-scroll-downが実行されていました。

最近の、すなわち /usr/share/emacs/20.3/lisp/site-init.el に
| ;; Make sure that the delete key deletes char under cursor for Debian
| (global-set-key [delete] 'delete-char)
が入ったやつだと、当然上記の設定に加えて

Global Bindings:                    delete delte-char

となるわけですが、deleteキーを押してもdelete-charが実行され
て、Info-scroll-downは実行されません。Elispパッケージで、
[delete]に対してキーを割り付けず、DELとか\177に割り付けてい
るもの(まだまだそれが主流だと思います)は、軒並deleteキーの振
舞いがローカルではなく、グローバルな設定になってしまいます。

私の使っているキーボードは、BSはFnと一緒に押さないといけなく
て、DELを押すことに慣れているので、これにはまいりました。

結局、.emacsで (global-unset-key [delete]) とすることで、以
前の動作に戻してしまいました。たぶん、元記事の岡本さんも、こ
う設定した方がよいタイプの方ではないでしょうか。

このdeleteキー問題って、Emacsの仕組がわかっていないと、直し
方がわかりにくく、影響もかなりあるものだと思います。FAQにな
りそう…。

-- 
川村 尚生