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[debian-users:11602] Re: rcファイルの構造



In <199901041421.XAA02338@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
[debian-users:11527] Re: rcファイルの構造, Jan.04 '99 23:27 JST
summer@xxxxxxxxxxxxxxxx says:

=   LinuxがSYSV系の管理方式を踏襲しているのであれば、これは本気で憶えなくて
=   はいけない問題だし、どのディストリビューションであっても、パッケージシス
=   テムと関連付けて習得していかないといけない知識だと考えています。

パッケージのアイソレーションという事でDebianがSYSVスタイルのrc
構成を取っている事の根拠にできると思います。各種サービスdaemon
を提供するパッケージでは、/etc/init.d にstart/stop用のスクリプ
トをほうりこんだ後でupdate-rc.d を適宜実行するだけで済みますか
ら。

これがもし、/etc/rc, /etc/rc.localを適切に更新する必要があった
としたら結構複雑になります。特に、適切な起動タイミングを判断し
て起動処理を挿入するということをやろうとすると、いろいろ考えな
くてはならないでしょう。

必ずしもSYSVスタイルのrc構成が優れているとは私は思っていなくて、
それなりにいやらしい部分は感じていますが、なんらかのパッケージ
システムとともに提供されるLinux based systemでは現状良い構成だ
ろうとは思っています。


=   ちなみに、bo とはなんのことなのですか?

Debian 1.3のことです。

=   /etc/runlevel.confとはおもしろそうです。これはデフォルトで使える物ではな
=   く、自分で導入すべきものなのですね。

そうです。
その他のパッケージと全く同じようにインストール/ アンインストー
ルできます。お気軽に試してみてはいかがでしょう。

/etc/init.d/rcとしてなかなか面白いスクリプトがインストールされ
ます。

ただ、/etc/runlevel.confをcorrupt するとブートシーケンスが破綻
する恐れがあるという点でオリジナルのrcのスタイルよりは脆弱です。
冗長度を下げたのだからこれはしかたがない。どちらを取るかです。


=   ちなみに、LinuxPPCをインストールすると、kdmが立ち上がるのですが、startx
=   で立ちあげたいため、kdmを起動している起動スクリプトがあるのかと思って、
=   随分捜したら、/etc/inittabの一番下に1行書いてありました。コメントしてや
=   っと起動しないようにできました。でも/etc/inittabに書くのって反則じゃない
=   かな?

たとえば、

    x:5:respawn:/usr/bin/X11/xdm -nodaemon

こんな感じの行(もちろんこの例ではkdmではなくxdmですが)の事なら、
これはrunlevel 5でしか実行されませんから、もしもこの行のコマン
ドが自動的に実行されるのだとしたら、inittab の上のほうできっと

    id:5:initdefault:

のようにdefaultの runlevelを 5にしているのだと思います。コメン
トアウトするまでもなく、

    id:3:initdefault:

のようにしてやれば良いと思います(RHLベースならば多分3でOKでしょ
う)。特に反則というわけではないです ;-)


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Ken Nakagaki <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
「会社は主にそれ自身の慣性によって前進している」-- Gerry Spence