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[debian-users:19438] "dpkg --purge" is "_" in "dselect" (Re: About netscape ! & KDE)
佐野@浜松です。
In article <384B23DDE6.AF39MARKSUMI@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
MARK <marksumi@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:
> KDEの件でお世話になった人にも書いたのですが、
> purgeってどういう意味なのでしょうか?
> iiっていうのが、インストールされているパッケージかなぁ?
> と思いながら、一覧をながめていたのですが。。。
> deselectで、configやremoveをしても、--purgeという
> オプションはついてなかったので、一度もしたことが
> ないような気がします。
「初心者のための dselect 入門」(Ste'phane Bortzmeyer 著、鴨志田さん訳)
http://www.jp.debian.org/releases/slink/i386/dselect-beginner.ja.html
より引用: (ちょっと編集あり)
===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== =====
2.3 ``Select''
驚かないでください。 全てのことをここで行ないます。
ここでは、インストールしたいパッケージを選択します。
Enter を押してください。 遅いマシンの場合、画面がクリアされても 15 秒程
そのままになるので、キーを連打しないように注意してください。
最初にヘルプファイルの 1 ページ目が表示されます。 選択画面の
どこからでも "?" を押せば、いつでもこの画面を出すことができます。
"." キーで続きを見ることができます。
始める前に次のことに気をつけてください。
* すべての選択が終った後に選択画面から抜ける時は Enter を押して
ください。 選択に何も問題がなければ、これでメイン画面に戻ります。
何か問題が生じれば、それらについて聞かれます。 出てきた画面が
適切であれば、 Enter を押して抜けてください。
* 問題の発生は当り前のことで、予想されたことです。 A という選択
したパッケージとそのパッケージが必要とする B というパッケージ
があるとき、dselect はその問題を指摘し、最も適した解決法の提案を
します。 もし A パッケージが(互いに排他的な) B パッケージと
衝突したとき、どちらを選ぶか聞いてくるでしょう。
選択画面の最初の 2 行を見てみましょう。
dselect - main package listing (avail., priority) mark:+/=/- verbose:v help:?
EIOM Pri Section Package Inst.ver Avail.ver Description
これは、いくつかの特別なキーを知らせています。
"+"
インストールするパッケージを選択 (install)
"="
パッケージを保持(hold)します - 壊れたパッケージに有用です。
古いバージョンを再インストールして保持(hold)することにより、
新しいパッケージが登場するまで待つことができます。(hold)
(開発版のユーザーには便利な機能ですね)
"-"
パッケージの削除指定 (remove)
"_"
パッケージを設定ファイルとともに削除 (purge)
i,I
パッケージ情報画面を切替える (information)
o,O
パッケージ情報の並び順を替える (order)
v,V
表示 (view) を切替える。 このキーを使うと 2 行目に EIOM の
意味が表示されます。 サマリを以下に示します(大文字と小文字の
効果は違うので注意してください)
フラグ 意味 可能な値
E エラー Space, R, I
I インストール済 Space, *, -, U, C, I
O 一つ前の選択 *, -, =, _, n
M 現在の選択 *, -, =, _, n
ここで全ての説明をするよりは、すべて書かれているヘルプ画面を
参照した方が良いでしょう。 とはいえ、一つの例を示します。
dselect では次のような行があります。
EIOM Pri Section Package Description
** Opt misc loadlin a loader (running under DOS) for LINUX kernel
これは前回 dselect を実行したときに選んだ loadlin をそのままにし、
選択した状態になっています。 しかし、インストールされていません。
なぜでしょう? これは loadlin パッケージが物理的に利用可能になって
いないからに違いありません。 パッケージのコピーに失敗しています。
全パッケージが正しくインストールされたという、 dselect が使う情報は
パッケージ自身に埋め込まれています。 これは完全なものはないので、
パッケージの依存関係が正しくなかった時などに dselect が単に解決できない
ことがあります。 ユーザには操作を元に戻すことができる方法があり、
"Q" と "X" が選択画面で利用可能なコマンドです。
"Q"
上書き。 依存関係を無視して選択する。 結果は、もちろん、
自分自身の責任です。
"X"
すべてを破棄したいときに X を使います。 変更内容を破棄して
終了します。(dselect を使っていて混乱してしまった場合には、
とりあえず "X" で一度すべて元に戻して、一晩寝てからやり直す、
というのも操作に馴れるまでは良い選択でしょう ;)
失敗しないための手助けをしてくれるキーは "R" と "U"、"D" です。
"R"
今回の選択をキャンセル (revert) します。 過去の選択には
影響しません。(Select の画面に入ってから既にいくつかの
パッケージを選択していた場合、直近の選択結果だけを
キャンセルします。それ以前に選択していた、これから
インストールするパッケージの選択には影響しません)
"U"
dselectが提案した変更に、さらに変更をしていた場合、Uでdselectが
提案した選択に戻ります。(undo)
"D"
自分の選択を残して、dselectの選択を削除する (delete)
===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== ===== =====
以下は引用を省略しますが、いくつか参考になる例が紹介されているので
"dselect" について知りたい場合は見ておくと良いでしょう。
最近は apt method が普及しているので Access の部分だけはちょっと
時代に遅れてきていますが、他の部分の説明、特に "Select" の部分の
説明は非常に参考になるものです。
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# (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
<xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)