[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[debian-users:21150] Re: XFree86 の install について



かわさき@FSDです。

"H. Shigematsu" <sigematu@xxxxxxxxxxxx>さん:
> 前略
>    下記の質問があります、もしご回答頂けるならば、ありがたいです。
> 
> Kawasaki Yoshio wrote:
> 
> > /etc/apt/sources.list はこんな感じ
> > deb http://www.debian.or.jp/debian slink main contrib non-free
> > deb http://www.debian.or.jp/debian-jp slink-jp main contrib non-free
> > deb http://non-us.debian.org/debian-non-US stable non-US
> > deb http://www.debian.org/~jim/debian-gtk-gnome/gnome-stage-slink slink main
> >
> Q1:上記のURLは、slinkにslinkにversion upする為に必要なデータ、code
> が記憶されている場所と解釈して良いのでしょうか?

slink というくくり(?)で纏められた、package 群が存在するURLを示しています。
当時、当方のFireWall がftp protocol を通さなかったため、http で示してあります。
# http://www.debian.or.jp/ にミラーサイトの一覧が記述されているので、それを
# 参考にされるとよいかと思います。

> 
> Q2:上記のURLのfileをPCのHDDにダウンロードし(Dirに保管)、fttpの部分をfile
に変更
> して、aptを行えば良いのでしょうか?
もちろん可能です。ですが、DebianGNU/Linux の特徴として、多数のpackage 群・・・
と各雑誌などに書かれているとおり、そのボリュームは半端じゃありません。
ですから、PCにダウンロードするには、時間とお金(通信費)がかかりすぎて、
おすすめできません。
それにお聞きした内容だと、Windows 機しかinternet に接続されて
いないようですが、実はこのhost では、symbolic link などが多用されて
いますので、普通のFTP tool だと辛いかもしれません。
# 実際に必要なpackage だけ導入する方がおすすめです。

> 
> Q3: 上記の、各4行のdebと各debのパラメータも意味がありますが、下記の疑問を
> するのは、怠慢と無知(http://www......の内容を知らない)をさらす
> 様なもので御免なさい。
> 
> 1.何故slinkが含まれていないdebがあるのですか
> 2.何故mainが含まれていないdebがあるのですか
ははは・・・私の解釈も怪しいのですが -> (^^; 説明してみましょう。
ご存じの通り、DebianGNU/Linux には、bo, hamm, slink, potato... といった
具合に版数の異なるものがあります。
現在のstable は、slink で、frozen がpotato 、unstable がwoody です。
で、DebianGNU/Linux のpackage は、その配布条件(ここの理解が怪しい)
により分類され、local, non-free, non-US などに分類されるわけです。
で、/etc/apt/sources.list の記述ですが、

(1) deb というのは、その行がpackage の所在を示すことを表し、
(2) つぎのhttp://, ftp://, file:/ などはそのpackage の存在する
 URL(若しくはDirectoryPath )を示します。
 anonymous ftp server には、Debian 以外のdistribution を置いている
  ものもありますから、例で言うところの最後の/debian, /debian-jp, 
  /debian-non-US などがDebian を置いているDirectory の元になります。
(3) で、それぞれのURL の下にはdists というDirectory があり、この
 下に、bo, hamm, slink(stable), potato(frozen)といった具合に
 その版数に応じた名前のDirectory があるわけです。
 例に記述されている slink, slink-jp, stable というのは、すべて
 slinkという版数を指定しているわけです。
(4) 最後に羅列してあるmain contrib non-free や3行目のnon-US などは
 そのslink, slink-jp, stable 配下にどのようなDirectory 構成で
 package が納められているかを示しています。

# 1行目を例にすると そのmain に属するpackage 群は
# http://www.debian.or.jp/debian/dists/slink/main/binary-i386(binary-all)/
# http://www.debian.or.jp/debian/dists/slink/contrib/binary-i386(binary-all)/
# http://www.debian.or.jp/debian/dists/slink/non-free/binary-i386(binary-all)/
# 以下に admin,base, x11 など更に機能別に細分されたDirectory にpackage が
# 配置されているわけです。
# 
# でよかったですよね? みなさん  (^^;;;;

=============================================================
  かわさき@FSD ( Fuji Electric Storage Device Co.,Ltd. )

=============================================================