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[debian-users:35162] NEC Lavie-Z, ACPI, 2.4.18 with acpitable.c from 2.4.19

佐野＠浜松です。

# NLUG の ML には書いたけど Debian の ML に書いたほうが
# google で検索した時とかすぐ見つかって便利なので一応。

NEC Lavie-Z (LZ3001A) で woody と sid を使ってます。

Linux 2.4.18 までは

    tbget-0633 [02] Tb_get_table_rsdt     : Could not get the RSDT, AE_ERROR
  tbxface-0086: *** Error: Acpi_load_tables: Could not load RSDT: AE_ERROR
  tbxface-0116: *** Error: Acpi_load_tables: Could not load tables: AE_ERROR
 ACPI: System description table load failed

という感じで ACPI の情報取得に失敗していてバッテリーの状態とか
Linux 上からは全然わかりませんでしたが、

Linux 2.4.19 で arch/i386/kernel/acpitable.c にいくつか変更があり、
手元の NEC Lavie-Z (LZ3001A) でようやく ACPI が使えるようになりました。

ところが 2.4.19 をそのまま使うと PCMCIA の SCSI カード (APA-1460) を
挿した時に cardmgr のプロセスが kernel can not dereference null address 
を引き起こしてそのままカーネルパニックしてしまう問題が起きます。

で、どうしようかと迷っていたのですが、ふと思いついて
 2.4.19 のソースから acpitable.c だけ持ってきて 2.4.18 に入れると
 ACPI も有効にできて、しかも PCMCIA SCSI を挿しても落ちない
 (もちろん PCMCIA 経由で SCSI な CDROM や HDD が使える) 状態に
することができました。

# 実はけっこう長い間、sid では同じ ソース、同じ設定で make した
# カーネルでも ACPI が有効にならないという問題で悩んでいましたが、
# ある日ふと grub を更新したら直ってしまいました。
# どうも woody の grub_0.91-2 と sid の grub_0.92+cvs20020923-1
# の間でなにか問題があったみたいです。2.4.19 では ACPI が有効に
# なっていたので grub の違いに気がつきませんでした。

ということで Lavie-Z で ACPI を使いたい場合は 2.4.18 のソース
 + 2.4.19 の acpitable.c が良さそう、という話でした。

# 2.4.19 だとなぜ PCMCIA SCSI が使えなくなったのか、という問題は
# 検証してません。SCSI 関連で変更があったのか、PCMCIA 関連で
# 変更があったのか、どっちかな ?

あと、このカーネルだと何故か再起動ができない (いったん電源を
切らないと CPU が動き出さない) という問題が残ってますが、
それは今のところ我慢することにしてます。

# 内蔵の win modem がやたらと hang する、という問題もあったか、、、
# 最近はまた PCMCIA のモデムにお世話になってることが多かったり。

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   ＃ わたしのおうちは浜松市、アカウミガメもやってくる
    <kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野　武俊)