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[debian-users:41937] Re: カーネル再構築でエラーになります
- From: <shimono@xxxxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: [debian-users:41937] Re: カーネル再構築でエラーになります
- Date: Wed, 10 Nov 2004 00:39:55 +0900
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下野です。
黒岩さんから直接メールを頂いたのですが、せっかくですのでこちらに投稿させて
いただきます。(黒岩さんの了解をもらっています)
黒岩さんからのメール
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> ・bcm5700-source_7.3.5-3_all.deb
>
>http://packages.debian.org/unstable/net/bcm5700-source.ja.html
> ・kernel-source-2.4.19_2.4.19-4.woody2_all.deb
>http://packages.debian.org/cgi-bin/search_packages.pl?keywords=kernel-source-2.4&searchon=names&subword=1&version=all&release=all
>
> これで、カーネルを再構築、bcm5700を組込、grubのmenu.lstを編集し
>て無事 カーネル2.4.19で起動し、NICが使用できるようになりました。
私も同じサイトからbcm4400のソースパッケージをダウンロードしてCDに焼い
たのですが、以後のやり方が解りません。
Debianマシンにコピーしてdpkg -iでインストールは出来たのですが、ソースパッ
ケージのせいかmodoconfにbcm4400は現れず、再起動してもNICは認めてくれませ
ん。
BCM5700はどのようにして組み込みに成功されたのですか。makeコマンドを調べ
てみましたが具体的にどうするのか解りませんでした。
参考にするサイトなどでも教えて頂ければと思うのですが、よろしくお願いしま
す。
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で、上記のメールに対して私の下記のインストールメモを紹介させていただきました。
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debian NIC bcm5700 デバイスドライバの組込
1.debianをインストール後ブートローダをgrubに変更する。
※「カーネル追加手順」参照
2.必要なツールのインストール(apt-get install,debファイルを持ってきた場合はdpkg -i)
・kernel-package
・debhelper
・module-assistant
・libbz2-1.0
・bzip2
3.実際に使用するカーネルソースをサーバに持っていく。
この時点ではネットワークが使用できないので、下記URLからダウンロードした
カーネルソースをCD-R/Wに焼いて持っていく。
Debianのパッケージ
http://packages.debian.org/cgi-bin/search_packages.pl?keywords=kernel-source-2.4&searchon=names&subword=1&version=all&release=all
kernel.org
http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.4/
#mount /dev/cdrom
#cp /cdrom/xxxxxx /usr/src
4.bcm5700 デバイスドライバをサーバに持っていく。
下記URLからダウンロードして、CD-R/Wに焼いて持っていき、インストール。
http://packages.debian.org/unstable/net/bcm5700-source.ja.html
#mount /dev/cdrom
#cp /cdrom/bcm5700-source_7.3.5-4_all.deb /usr/src
#cd /usr/src
#dpkg -i bcm5700-source_7.3.5-4_all.deb
5.カーネルソースのアーカイブを展開する。
#cd /usr/src
#dpkg -i kernel-source-2.4.19_2.4.19-4.woody2_all.deb
#tar xjfv kernel-source-2.4.19.tar.bz2
これで/usr/srcに kernel-source-2.4.19ディレクトリが作成される
6.bcm5700 デバイスドライバを展開する。
#tar xvfz bcm5700.tar.gz
これで/usr/srcに modulesディレクトリが作成される
7.インストールするカーネルソースのディレクトリにシンボリックリンクを張る
#ln -s kernel-source-2.4.19 linux
8.カーネルの設定ファイルをコピーする。
#cd linux
#cp /boot/config-2.4.18 .config
9.カーネルの設定
#make oldconfig
#make menuconfig
必要無ければ内容はさわらない
10.カーネルとデバイスドライバモジュールのコンパイル
#make-kpkg clean
#make-kpkg --revision=xxxxxxxx kernel_image modules_image
※かなり時間がかかる
11.コンパイルしてできたカーネルとデバイスドライバのパッケージを
インストール
#dpkg -i kernel-image-2.4.19_xxxxxxxx_i386.deb
#dpkg -i bcm5700-module-2.4.19_7.3.5-3+xxxxxxxx_i386.deb
※grubを使用しているのでliloに書き込まないようにする。
書き込むとliloが有効になり、再度grubの設定が必要となる。
12.grubに設定追加
#update-grub
#vi /boot/grub/menu.lst 編集する
13.今インストールしたカーネルで再起動する
14.bcm5700のモジュールを組み込む
#insmod bcm5700
#lsmod
でbcm5700が組み込まれていることを確認する。
エラーが出る場合はmake-kpkgがうまくいっていない。
念のため、3.の手順からやり直す。
15.ネットワークの設定を行う。
・/etv/network/interfaces
例)
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.8.110
netmask 255.255.255.0
network 192.168.8.0
broadcast 192.168.8.255
gateway 192.168.8.254
# The loopback interface
auto lo
iface lo inet loopback
・/etc/resolv.conf
例)
search
nameserver 210.172.193.70
nameserver 210.172.192.2
16.起動時にbcm5700を認識するよう/etc/modules.conf に設定追加
### update-modules: start processing /etc/modutils/arch/i386
・
・
alias eth0 bcm5700 <- この行追加
・
・
### update-modules: end processing /etc/modutils/arch/i386
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−