長南です。
自分のメールを読み直してみたら、ちょっと説明が不十分なようです。
念のため説明を追加しておきます。
6) dpkg-scanpackages の実行。dpkg-scanpackages の引数は、
バイナリ・パッケージがあるディレクトリ、override_file の順です。
コマンドについて詳しいことは、man dpkg-scanpackages で調べてください。
dpkg-scanpackages debs filefordeb | gzip >debs/Packages.gz
この dpkg-scanpackages を実行しているカレント・ディレクトリは、
/var/local/localdeb です。ですから、引数の debs と filefordeb は、
カレント・ディレクトリからの相対パスです。
ついでに書いておくと、あわしろさんの記事をざっと見てみましたが、
あちらの記事とわたしのメモは、一般ユーザで実行するか root で実行するか、
dpkg-scanpackages の引数に override_file を指定するかしないか、それと
sources.list (あるいは、sources.list.d/mate.list) におけるスラッシュの
数以外は、大体同じです。
あわしろさんの記事は、「第335回 MATEデスクトップ環境をビルドする【前編】」
と併せて読むと、理解できます。ディレクトリ構成が下記のようになっている
ようです。そして、カレント・ディレクトリを mate にして (ここに deb
バイナリ・パッケージができている)、mv や dpkg-scanpackages を実行して
います。
$HOME/mate/
$HOME/mate/packages/
$HOME/mate/mate-common-1.8.0/