[debian-users:57447] Re: # apt-get upgrade でのメールの不便解消

[Kenshi Muto <kmuto@xxxxxxxx>]

武藤＠Debianぷろじぇくとです。

At Sat, 10 Jan 2015 00:47:34 +0900,
kmatsui@xxxxxxxxxxxxxxxxxx wrote:
> mutt をインストールしておいて apt-listchanges で「なし」に設定した場合は、
> ローカル配信ができるのならば
> 特にメールの設定をしなくても
> これまでアップデート時に表示された NEWS.Debian を後で mutt で読むことができたように
> これからも NEWS.Debian を mutt で読めるのかな、と思いましたがどうでしょうか。

実際にdpkg-reconfigure apt-listchangesをまだしていないものと見受けますが、
それを実行したときにメッセージで
"デフォルトでは'なし'以外のすべての選択肢は、コピーのメール送信も行います。"
と出ます。ですから、ご希望の挙動にする選択肢は「メール」です。

> ついでに質問させていただきたいのですが、
> debian は再起動なしで長期間動かし続けることができる
> という記述をどこかで読んだ記憶があります。
> Windows ではOSの更新があると必ず再起動する習慣があったのですが、
> http://lists.debian.or.jp/debian-users/201401/msg00003.html
> の
> > カーネル更新の場合は再起動しろと指示があります。
> という記述からすると
> カーネル更新の場合以外はシステムの再起動は debian では特に必要ないのでしょうか？

Subjectから外れますが、
「カーネル以外はおおむねソフトウェア再起動だけで済み、それはDebianのパッケージ管理
システムが面倒を見てくれている」が原則です(Windowsの場合も、本来はソフトウェア
レベルの再起動だけで済むことも多いのでしょうが、関連するサードパーティのアプリ
ケーションなどの面倒を見きれないので安全側に振っているのでしょう)。

ただ、Debianの次期リリースとなるJessie以降でデフォルトになるinitシステムの
ソフトウェア「systemd」は必ずしもこの限りではない印象で、systemdを更新した
場合にはカーネルと同じ扱いでマシンの再起動をしないといろいろ奇妙な現象
(ネットワークが見えなくなるなど)が起きています。

よって、更新を反映しようとするとき、

・カーネル、systemd、ブートローダ(grub) : マシンの再起動が必要。現安定版のWheezy
  ではsystemdについては考慮する必要はない。
・デスクトップ環境(GNOMEなど): ログインし直しが必要。
・起動中のユーザーアプリケーション(ブラウザ、エディタなど): アプリケーションの
  起動し直しが必要。
・それ以外のもの(サーバーアプリケーションなど): Debianが暗黙に再起動作業をして
  くれるのでユーザーは考えなくてよい。

というまとめになるかと思います。
-- 
武藤 健志＠ kmuto @ kmuto.jp
           Debian/JPプロジェクト   (kmuto@debian.org, kmuto@debian.or.jp)
           株式会社トップスタジオ  (kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx)
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