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News/weekly/2004/37/index.wml



いまいです。

News/weekly/2004/37/index.wml の訳が終わりましたので、チェックをお願い
します。


* Ubuntu 4.10 プレビューリリース。

"relationship page" を「関係ページ」としたのですが、もうちょっといい訳
があるように思います。


* Debian と Global File System?

"Global File System" はカタカナで書いた方がいいでしょうか?
--
Nobuhiro IMAI <nov@xxxxxxxxxxxx>
Key fingerprint = F39E D552 545D 7C64 D690  F644 5A15 746C BD8E 7106


#use wml::debian::weeklynews::header PUBDATE="2004-09-21" SUMMARY="セキュリティ, Ubuntu, スキャナ, CA, ライセンス, GFS, ソース, インストーラ, CD+DVD"
#use wml::debian::translation-check translation="1.3"

<p>Debian コミュニティのための週刊ニュースレター、Debian
ウィークリーニュースの今年の第 37 号へようこそ。ドイツのコンピュータ雑誌 c't
の最新号では、ノート PC での GNU/Linux が特集されていて、最新の 14 機種がテストされています。
その中の一つ、ASUS M2400N には、<a href="http://www.xtops.de/";>Xtops.DE</a>
によって Debian GNU/Linux がプレインストールされています。</p>

<p><strong>セキュリティを強化した Debian</strong>。
<a href="http://sourceforge.net/projects/debianhardened";>Debian Hardened</a>
は、Debian の公式な<a href="$(HOME)/devel/">サブプロジェクト</a>を<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/09/msg00126.html";>\
目指す</a>新たなプロジェクトです。その目的は、
セキュリティを強化したカーネルやソフトウェアパッケージを標準の Debian
ディストリビューションに提供し、<a href="http://www.adamantix.org/";>Adamantix</a>
のような他のディストリビューションに乗り換えなくても Debian GNU/Linux
で運用しているあらゆるマシンのセキュリティ強化を容易にすることです。</p>

<p><strong>Ubuntu 4.10 プレビューリリース</strong>。
Benjamin Mako Hill さんは、<a href="http://www.ubuntulinux.org/";>Ubuntu Linux</a>
(コードネーム "Warty Warthog") の最初のベータリリースを<a
href="http://lwn.net/Articles/102248/";>発表しました</a>。この新しいディストリビューションは Debian
ベースで、GNOME 2.8 を組込み、x86・AMD64・PowerPC の各アーキテクチャで利用可能です。
Ubuntu は 6 ヵ月毎の新規リリースと、各 <a
href="http://www.netsplit.com/blog/work/canonical/ubuntu_and_debian.html";>\
リリース</a>に対するセキュリティ上の更新を 18 ヵ月間行う計画をしています。この<a
href="http://www.ubuntulinux.org/ubuntu/relationship/document_view";>\
関係ページ</a>には、彼らのリリースプロセスについて詳細にかかれています。</p>

<p><strong>Debian 安定版 (stable) のスキャナとフィルタを更新</strong>。
Joey Schulze さんは、次期 Debian リリースに向けて、ウィルスやセキュリティのスキャナ、
spam フィルタなどのデータベースを更新する手段について<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00795.html";>尋ねました</a>。<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00788.html";>Nessus</a>
と ClamAV はデータベースの更新に特殊なプラグインを使い、<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00793.html";>f-prot</a>
はインストーラパッケージを使います。Martin Michlmayr さんは、まずは安定版 (stable)
のアップデートポリシーを変更するよう<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00801.html";>提案しました</a>。
</p>

<p><strong>SSL 認証局の整備</strong>。
Kai Hendry さんは、<a href="http://www.spi-inc.org/";>SPI</a> は CA
を運用していて、Debian ユーザが楽に暮らせるよう証明書を発行できるだろうに、
なぜ個人で認証局 (CA) を構築しなければならないのか<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00955.html";>疑問に思いました</a>。
Javier Fern&aacute;ndez-Sanguino Pe&ntilde;a さんは、SPI は CA ではなく、
自分自身もしくは閉じたプロジェクト内で使うために証明書を用いているだけだと<a
href="http://lists.debian.org/debian-devel/2004/09/msg00974.html";>説明しました</a>。
</p>

<p><strong>Open Software License v2.1</strong>。
Matthew Wilcox さんは、<a
href="http://www.opensource.org/licenses/osl-2.1.php";>Open Software License</a>
のバージョン 2.1 について新たな議論を<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/09/msg00179.html";>始めました</a>。
かつて、バージョン 2.0 が <a href="$(HOME)/social_contract#guidelines">Debian
フリーソフトウェアガイドライン</a>によればフリーとは<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/05/msg00118.html";>みなされなかった</a>からです。
Anthony DeRobertis さんは、この新しいバージョンでもまだフリーではないと<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/09/msg00220.html";>主張し</a>、
Andrew Suffield さんの<a
href="http://lists.debian.org/debian-legal/2004/09/msg00182.html";>\
意見</a>に従いました。</p>

<p><strong>Debian と Global File System</strong>?
Newsforge の<a
href="http://newsvac.newsforge.com/article.pl?sid=04/09/09/028214";>記事</a>で、
Angelo Ovidi さんがオーソドックスな 2.6.8.1 カーネルで Global File System (GFS)
をサポートした非公式な Debian カーネルパッケージを<a
href="http://xfdeb.sourceforge.net/";>発表した</a>、と報告されました。GFS
はジャーナリングや、クライアントフェイルからの回復など多くの機能をサポートしています。
Bastian Blank さんは、既に <a href="http://lophos.multibuild.org/svn/cluster/";>\
公式パッケージ</a>一式をビルドして不安定版 (unstable) にアップロードしていますが、
一つだけ incoming キューで止まっているパッケージがあります。</p>

<p><strong>sarge でソースパッケージが見当たらない</strong>。
Jeroen van Wolffelaar さんは、対応するソースパッケージが <code>Sources</code>
ファイル中に見当たらないバイナリパッケージがいくつかあるのに<a
href="http://lists.debian.org/debian-release/2004/09/msg00210.html";>気づきました</a>。
これは、アーカイブ署名鍵からの信頼できる経路が確保できず、また、
<code>apt-get -b source</code> で同じバージョンがビルドできなくなるということです。
</p>

<p><strong>インストーラのリリース候補計画</strong>。
Joey Hess さんは、新しい <a href="$(HOME)/devel/debian-installer/">debian-installer</a>
がこれまでのリリースに比べていい形になっているのに<a
href="http://lists.debian.org/debian-release/2004/09/msg00291.html";>気づきました</a>。
彼は間もなく新たなリリース候補を発表し、今週ドイツのオルデンブルグで行われる<a
href="http://meeting.ffis.de/Oldenburg2004/";>\
開発者会議</a>に向けて全ての開発が同じ作業に取り組めるよう、
グループの目標を練りたいと思っています。</p>

<p><strong>ウィークリー CD/DVD ビルド</strong>。
Santiago Garcia Mantinan さんは、sarge 用のウィークリー CD/DVD の自動作成を再開したと<a
href="http://lists.debian.org/debian-cd/2004/09/msg00081.html";>発表しました</a>。
今回それらは <a href="http://www.einval.com/~steve/software/JTE/";>JTE</a>
を使ったイメージの高速な生成を実現しています。作成過程の変更により、
新しいイメージには新たなバグがあるかもしれないので、どんな問題でも <a
href="http://lists.debian.org/debian-cd/";>debian-cd</a>
メーリングリストまで報告してください。</p>

<p><strong>sarge のリリースノート</strong>。
Rob Bradford さんは、ついに sarge の<a href="$(HOME)/releases/sarge/">\
リリースノート</a>を書き上げたと<a
href="http://lists.debian.org/debian-doc/2004/09/msg00033.html";>発表しました</a>。
以前に英語版ができていないためにがっかりした翻訳者も、<a
href="http://cvs.debian.org/ddp/manuals.sgml/release-notes/?cvsroot=debian-doc";>\
ドキュメント</a>の翻訳を始められます。</p>

<p><strong>sarge での LSB の状況</strong>?
Martin Michlmayr さんは、Debian sarge における <a
href="http://www.linuxbase.org/";>Linux Standard Base</a> (LSB) の状況について<a
href="http://lists.debian.org/debian-lsb/2004/08/msg00002.html";>疑問に思いました</a>。
Jeff Licquia さんは、既に LSB 2.0 に取り組んでいると<a
href="http://lists.debian.org/debian-lsb/2004/08/msg00004.html";>説明しました</a>。
問題となりそうなのはダイナミックリンカ、glibc、<a
href="http://packages.debian.org/diff";>diff</a>、<a
href="http://packages.debian.org/coreutils";>coreutils</a>、<a
href="http://www.pathname.com/fhs/";>Filesystem Hierarchy Standard</a>
ぐらいだと見込んでいるそうです。</p>

<p><strong>セキュリティ上の更新</strong>。
いつもの手順はご存知でしょう。
もしこれらのパッケージがひとつでもインストールされていたら、
システムを更新してください。</p>

<ul>
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-545">cupsys</a> --
    サービス不能 (DoS) 攻撃。
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-546">gdk-pixbuf</a> --
    複数の欠陥。
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-547">imagemagick</a> --
    バッファオーバフロー。
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-548">imlib</a> --
    任意のコードの実行。
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-549">gtk+2.0</a> --
    複数の欠陥。
<li><a href="$(HOME)/security/2004/dsa-550">wv</a> --
    任意のコマンドの実行。
</ul>

<p><strong>先週紹介された Debian パッケージ</strong>。
毎日、様々な Debian パッケージがテスト版 (testing) ディストリビューションから<a
href="http://www.livejournal.com/users/debaday/";>取り上げられています</a>。
もし他の人も知っているべきだと思っている、世に埋もれたパッケージを知っているなら、<a
href="http://www.livejournal.com/userinfo.bml?user=debaday";>Andrew Sweger</a>
さんまで知らせてください。先週、「今日の Debian パッケージ」
では以下のパッケージが紹介されました。</p>

<ul>
<li> <a href="http://www.livejournal.com/users/debaday/34629.html";>logjam</a>
     -- LiveJournal ベースのサイト用クライアント。
<li> <a href="http://www.livejournal.com/users/debaday/35014.html";>sash</a>
     -- スタンドアロンなシェル。
<li> <a href="http://www.livejournal.com/users/debaday/35264.html";>k3b</a>
     -- 洗練された KDE CD ライティングアプリケーション。
<li> <a href="http://www.livejournal.com/users/debaday/35503.html";>ntlmaps</a>
     -- NTLM 認証プロキシサーバ。
<li> <a href="http://www.livejournal.com/users/debaday/35599.html";>openvpn</a>
     -- 仮想プライベートネットワーク (VPN) デーモン。
</ul>

<p><strong>みなしご化されたパッケージ</strong>。
今週 1 個のパッケージがみなしご化され、新しいメンテナを必要としています。
これでみなしご化されたパッケージは合計 154 個となりました。
フリーソフトウェアコミュニティに貢献した以前のメンテナ達に感謝します。
完全なリストが、<a href="$(HOME)/devel/wnpp/">WNPP
のページ</a>にあります。もしパッケージを引き取るつもりがあるなら、
バグレポートに一言付け加えて、タイトルを ITA: に変更してください。</p>

<ul>
<li> <a href="http://packages.debian.org/unstable/x11/regexplorer";>regexplorer</a>
     -- 仮想正規表現エクスプローラ。
     (<a href="http://bugs.debian.org/271737";>Bug#271737</a>)
     </li>
</ul>

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#use wml::debian::weeklynews::footer editor="Andre Lehovich, Martin 'Joey' Schulze"