[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
Re: [debian-devel:10061] Re: Target of Debian JP Project
- From: Tomohiro KUBOTA <kubota@surfchem0.riken.go.jp>
- Subject: Re: [debian-devel:10061] Re: Target of Debian JP Project
- Date: Tue, 31 Aug 1999 12:57:43 +0900
- X-Dispatcher: imput version 980905(IM100)
- X-ML-Info: If you have a question, send a mail with the body"# help" (without quotes) to the address jp-policy-ctl@debian.or.jp;help=<mailto:jp-policy-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ML-Name: jp-policy
- X-MLServer: fml [fml 2.2]; post only (only members can post)
- References: <19990831011340R.xlj06203@xlj06203.nifty.ne.jp>
- Message-Id: <19990831125743T.kubota@surfchem0.riken.go.jp>
- X-Mail-Count: 00052
- X-Mailer: Mew version 1.93 on Emacs 20.3 / Mule 4.0 (HANANOEN)
久保田です。
> 佐野@浜松です。
>
> # jp-policy にもっていきます。
了解。
> > 一方、Debian Project も Debian JP Project も、いつも
> > 人材不足です。しかし、Linux のプログラミング系の本はけっこう
> > 売れているみたいだし (たとえば、www.linux24.com の書籍
> > ランキング)、開発とかをやってみたい人は潜在的には
> > かなりいるのではないかと思います。それをどう掘り起こして
> > いくか、というのが問題ですが。
>
> そうですね。その「掘り起こす」部分で JP Project が手助けをできれば、
> それは良いことだと思います。ただ、そこで止まってしまっては不充分なのでは
> ないかと。「Debian の普及」のためには「JP Packages への登録」で満足して
> しまうのではなく、「Debian Official Package への登録」まで進んだほうが
> 良いと考えているのです。
それはその通りだと思っています。
私が考えているのは、ちょっと違うことです。JP に参加する人はいずれ
Debian に参加してもらう、という前提のもとでも (この前提は、JP で
かなり議論され、結論されたものだ、ということは、私も認識していますし、
賛成しています)、JP メンバーだけども Debian メンバーではないという
人がいなくなることはありえないし、その存在を無視してはならない、
ということです。
たとえば、新規 JP メンバーが参加する速さを平均 x人/日 としましょう。
JP メンバーが Debian メンバーになるまでにかかる時間を平均 y日 と
しましょう。JP メンバーは遅かれ早かれ必ず Debian メンバーになるので、
JP メンバーが Debian メンバーになる速さは x に等しいとしましょう。
そうすると、JP メンバーだけど Debian メンバーではない、という人の
数は、いつまでたっても x*y人 です。ただしそのメンバーは入れ替わりますが。
つまり、JP メンバーはいずれ必ず Debian メンバーになるという前提の
もとでも、JP メンバーであるけど Debian メンバーではないという人は
いなくなることはないのです。
# 行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、といった感じですね。
JP メンバーは全員 Debian メンバーでもある、という状況を将来達成
しようと思ったら、新規 JP メンバーを受け入れない (x=0 にする) か、
新規 JP メンバーは参加と*同時*に Debian にも参加してもらう
(y=0 にする) かしか、方法はありません。
x*y が具体的にどれくらいの数になるかは、分かりません。もしかしたら
無視できるほど小さくなるかも知れません (たとえば 1 以下)。でも、
それを無視するという態度に出ると、新しく JP に参加しようかなと考えて
いる人が参加できなくなるのでは、と思うのです。(それでも参加する
ようなパワーのある人は、JP に参加せずにいきなり Debian に参加する
のでは、と思います)。
上記の x*y の議論は、そのまま、JP パッケージ集にあるパッケージの
個数の議論にもあてはまります。JP パッケージ集をからっぽにしようと
思ったら、新規パッケージの受け付けを打ち切る (x=0) か、JP パッケージは
即座に Debian に提供する (y=0) かしかありません。
# 意図としては y=0 に近づけたいと言うのは、了解しています。しかし、
# x は大きいほうがいいのでは?
> そして、「Debian JP Project」が「Debian の普及」を目標としている以上、
> そのことは最初から確認しておいたほうがいいんではないかと。
まったくその通りです。私は、すでに決まったことをひっくり返そうとしている
のではありません。
/***********************************************************
* 久保田智広 Tomohiro KUBOTA
* tkubota@riken.go.jp / kubota@debian.or.jp
***********************************************************/