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Where are the prefered place for manpages written in Japanese ?



佐野@浜松です。

鍋谷さんの Bug report に fab が対応してくれたようで、

  |   man-db (2.3.10-69p) unstable; urgency=low
  |   
  |     * added default LESSCHARSET fo rlatin1 in case of no LANG.
  |       thanx to <lowe@asel.udel.edu>, closes: #46628.
  |     * Added manpages in japanese, translated by Takeo NAKANO
  |       <nakano@apm.seikei.ac.jp>, thanx to
  |       nabetani@kern.phys.sci.osaka-u.ac.jp, closes: #46600

となりました。ここで

  | $ dpkg -L man-db |grep man/ja
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1/apropos.1.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1/whatis.1.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1/zsoelim.1.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1/man.1.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man1/manpath.1.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man5
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man5/manpath.5.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man8
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man8/accessdb.8.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man8/mandb.8.gz
  | /usr/share/man/ja_JP.ujis/man8/catman.8.gz

であることに注意してください。

動作を確認してみたところ、環境変数 LANG と一致したディレクトリ
 (この場合は ja_JP.ujis) がある場合はそこを検索し、無い場合は
3 文字目の _ 以下を省略したツリー (ja) を検索するという仕様に
なっているようです。

従来 (fsstnd) の /usr/man/ 以下では ja_JP.ujis -> ja という
シンボリックリンクがあったのですが、/usr/X11R6/man および
 /usr/share/man 以下では man-db 以前は ja というディレクトリ
だけでした。

従来、日本語 manpage の置き場所として ja が本来のディレクトリ、
 ja_JP.ujis がシンボリックリンク、となった理由は何だったのでしょう ?

 debian-policy パッケージに含まれている FHS 2.0 を読むと
 manpage の置き場所の例として

  Japanese   Japan            JIS               /usr/share/man/ja_JP.jis
  Japanese   Japan            SJIS              /usr/share/man/ja_JP.sjis
  Japanese   Japan            UJIS (or EUC-J)   /usr/share/man/ja_JP.ujis

という記載があります。(実は fsstnd 1.2 にも同様な記載がある)

今後 FHS 準拠を目指していくなら、むしろ

   man/ja_JP.ujis を日本語 manpage の本来の置き場所であるディレクトリ
   man/ja は便宜上の ja_JP.ujis へのシンボリックリンク

としたほうが良いのではないでしょうか。

また、上記のようにするにせよ、従来の方法で行くにせよ、どちらかに
統一しなければユーザーが困ると思います。

 ja_JP.ujis を正式なディレクトリにするのなら、既存のパッケージを
変更する (dpkg とかは Bug Report する) 必要があるし、逆に ja を
正式なディレクトリにするのなら man-db のほうに Bug Report して
変更してもらわないといけません。

この件に関しては devel@JP に

  | Date: Tue, 5 Oct 1999 11:12:37 +0900
  | From: NABETANI Hidenobu <nabetani@kern.phys.sci.osaka-u.ac.jp>
  | Subject: [debian-devel:10533] Fw: Re: Bug#46600: man-db: Japanese manuals are available
  | X-ML-Name: debian-devel
  | X-Mail-Count: 10533

  | 鍋谷です。
  | 
  | man-db のメンテナーに日本語マニュアルを入れてくださいという
  | bug report をしたところ、次のメッセージを受け取りました。
  | 
  | できれば、正確なフォローができる方にお願いしたいです。
  | 
  |  o 日本語マニュアルは .../man/ja/... にインストールする
  |  o LANG は ja, ja_JP, ja_JP.ujis どれでも日本語マニュアルが読めるべきだ
  | 
  | でいいですか?

  | Date: Wed, 6 Oct 1999 00:15:18 +0900
  | From: Fumitoshi UKAI <ukai@debian.or.jp>
  | Subject: [debian-devel:10540] Re: Fw: Re: Bug#46600: man-db: Japanese manuals are available
  | X-ML-Name: debian-devel
  | X-Mail-Count: 10540

  | これ今までこうしてきましたが、これからもこの方針でいきますか?
  | (== 日本語に関してはmanpagesは EUC-JPのみ)
  | 
  | ざっとみたところ 現在 jgroff は EUC-JP しか support していないようなので
  | これでいいですが、そのうち groff が unicode を support とか
  | なった時とか ja == unicode, ja_JP.ujis == EUC-JP となっている方が
  | すっきりするかな とも思ったり…
  | 
  | # ja_JP.ujis にいれて ja には symlink をいれるとかもあり?
  | 
  | 今のところは ja にインストールしておけばいいですかね。
  | 
  | >  o LANG は ja, ja_JP, ja_JP.ujis どれでも日本語マニュアルが読める
  | >    べきだ
  | 
  | そうですね。

というメールが流れてますが、JP として統一方針を持っていたほうが
良いと思うので、 jp-policy で問題提起します。


考えられる対処としては

 1) 従来の方法に従って、man-db の日本語 manpage を ja/ 以下に
    移動してもらう (Bug Report)

 2) FHS 2.0 の「例」に従って ja/ -> ja_JP.ujis 以下に移動する
    (package update & Bug Report)

の 2 つ。ただし 2) の場合には

  2-a) ja/ は ja_JP.ujis にシンボリックリンクする

  2-b) ja/ は unicode 用とする

の選択が追加されます。

私の意見は当面 2-a) で、将来 unicode support が得られるように
なったら 2-b) に移行する、というものです。

早目に統一見解を決めたいので、御意見をお願いします。

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 # (人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し: 徳川家創始者)
    <xlj06203@nifty.ne.jp> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)