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[debian-devel:01936] Re: Comments on "A social contract"



八田です。

From: Kiyota Hashimoto <hash@xxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:01932] Comments on "A social contract"

> 橋本@聖和大です。
> なかなか社会復帰ができないですが、今日、DDPの辺りも回ってきて、いろいろ
> 文書を落としてきました。
> で、とりあえず以前書いたようにコメントを先に出します。

連休の谷間で、一息つけたというところでしょうか:-)
ありがとうございます。

> これは「社会契約」のやつです。以下の番号はセクションに対応します。
> 
> Social Contract
> 1. 原文のentirelyはfree softwareに係ります。ですから、「ディストリビュ
>   ーション全体」ではなく、「Debian GNU/Linuxディストリビューションを
>   完全にフリーなものとして維持する」です。

言い訳にもなりませんが、構文はきちんと捉えてました。ただ、entirely の
意味を誤解していました。

>  「フリーではないソフトウェアにシステムが依存するようには」
>  好みの問題ですが、「フリーではないソフトウェアがなければ動かないような
>  システムには絶対にしません」の方が分かりやすい?

ええ、分かりやすいです。

> 2. 「構成要素」は分かりにくいのでは?これなら「コンポーネント」の方が
>  通じる気がする。

訳者怠慢な部分のひとつです。でも「コンポーネント」も分かりやすくはない
ですよね。もう「構成するソフトウェア」くらいにしてもいいでしょうか。

>  , so thatをどのように捉えるかは翻訳者と状況に寄るんですが、筆者らの
>  熱意を考えると、
>  「私達は可能な限り最良のシステムを作っていくつもりです。そうすることで
>   フリーソフトウェアがより広く配布され、使用されるようにしたいのです。」
>  くらいでもいいかな。

この部分はどなたかのコメントを反映させて、現在の表現になってます。
ちょっと、検討させてください。

>  「上流」は英語ではupstreamでも通じると思いますが・・・難しいですね。
>  「元の作者」としてしまうのはまずいですし。

そんな...橋本さんに難しいと言われると。

> 3. 「一般に公開しておきます」
>   これよくやるんですが、「公開」はとうぜん、一般を対象とします。です
>   から、「一般に」は不要です。(でも、これ、いつのまにか、「一般公開」
>   という訳の分からないことばが普及してるんですよね・・・)

あう、日本語も怪しいですか...

>  「ユーザーがオンラインで書き込んだ」では、パソ通のオンラインリプライ
>  みたいです。「ユーザーがネット上に報告した」でしょう。ただ、現実を
>  考えると、これはdebianのバグ報告MLに報告されたものについてですよね?
>  この理解が正しければ、少し工夫をした方がいいかもしれません。

ここはまあ、好みということで。

>  このセクションは私だと次のような感じにします。
>  「バグ報告データベースは常に完全に公開します。Debianユーザがバグ報告
>   をしてくれたものはすべて公開されます。」

参考になります。

# はやくこんな断片ではなくてまとまった文章の訳を読ませて下さい、と
# プレッシャーを掛けてみよう。

> 4. 
>  これは重箱の隅ですが、「様々」は「さまざま」と開きましょう。

  別に思い入れがあって漢字にしてるわけじゃないので、ひらくことにします
が、ひらくのが一般的なのでしょうか。

>  いまJFでもJF文書を書籍にするという話が出てきてますが、出版物としての
>  品質にこだわるとかなりの改変が必要になるといった意見も出てますね。
>  Debianも近い将来、ドキュメントを書籍にするってことを考えて、そのとき
>  あまり改変しないでいいように、と考える視点もあっていいかな。

あってしかるべきでしょう。すべての著者・訳者に課するのは今は無茶と思い
ますけどね。

# 私も努力はしてみますが、自信ありません。

>  上と同じで、run programsの意味でのrunは「走る」よりも「動かす」です。

  これは、職業病ですね。変更しときます。
  ソフトウェア(あるいはプログラム)は「書い」ていいですか。

>  ちなみに読みやすさという意味では、英語の方はすべてwe will, we won'tで
> 始まってるんですが、日本語の方はこの辺りがうまく行かないので、適当に
> 接続語を補うといいです。例えば、2文目と3文目の間には「また、」くらい
> を入れると読みやすくなります。

  正直言って訳してるときに、ここまで考える余裕ないです。入れときます。

> 5. 
>   standardは「基準」です。
>   acknowledgeも「承知している」くらいかな。「認める」では認可するみたい。
>   4文目のThusはsloppyですね。これは訳文からカットするのがいいでしょう。

  はい。
 
> ガイドライン

こちらは井上さんにおまかせ。

JF を ROM してたり、ここでコメント頂いたりして、主に翻訳に役立つ英語の
知識が増えてきて嬉しいかぎりです。基礎を固めましょうと思って、昨日、高
校生向の英語の学参買ってきました(すみません、橋本さんの著書じゃないで
す:-)。これがもう、目から鱗がバリバリ取れていって爽快です。
思えば、高校の頃って英語の時間は隠れて SF を読んでいたのだった。赤点一
杯とってたからなぁ。

# JF にはいつか恩返しをしたいと思っています。ごめんなさい。ROM で。
# 学参購入のついでに フィフスエレメント 見ました。最高のバカ SF 映画です。

// 日本インターシステムズ(株) 共通システム部 八田修三
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