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[debian-devel:08852] Re: mule を debianize したい



前原です。

From: "Katsura S. Yoshio" <shishamo@xxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:08850] Re: mule を debianize 	したい
Date: Mon, 26 Apr 1999 01:27:25 +0900

> ぜんぜん作業をお手伝いできなくて、こんなこと言えたぎりではないんですが、
> して、きためさんが「無駄でしかない」とおっしゃることも分からんではない
> のですが、しかしながら、まあ、問題点は多いにせよ、「無駄でしかない」っ
> てのはちと言いすぎかと…。

うーん、言い過ぎというのはわかるのですが、今回は、それくらい極端に言って
おかないとちゃんと伝わらないんじゃないか、というのも…。

> * Debian 自体の Internationalize への貢献

これはむしろ逆になっていないでしょうか。すぐ Debian JP でローカルに解決
するという方向に走ってしまい、国際化からはむしろ遠ざかっていないでしょう
か。

さらに、Debian の場合、パッケージ単体だけではなくパッケージ間の有機的な
結び付きが重要になることも多いですよね(alternative、emacsen-common、
menu など)。

これらに対して一方向(Debian JP 側)からやれることには限界があります。今回、
多くの突っ込みが入ったのも、そういった理由ではないでしょうか。

> * Debian JP プロジェクトの Worldwide へのアナウンス効果

杞憂かもしれませんが、最近中国あたりでも Debian の活動が盛んになってきて、
Debian JP 的なことをやろうという話も出ているようです。でも、各国が現状の 
Debian JP のスタイルで活動するようになると Debian 自体の国際化がますます
後退するのではないかと不安に思っています。

# 現状ですら、debian-i18n での議論は活発とは言えません。

> * パッケージの質の向上

個人でパッケージを作っているよりは、公開した方が質が向上するという部分で
は同意しますが、本家に出した方が、質の向上という点ではさらに有利ではない
でしょうか。

# さらに、Debian JP の porter や tester の作業も軽減されます。

> * Debian GNU/Linux の普及活動

これには賛同します。

そういったことを踏まえた上で、今回のリリースでは JP リリースにかけていた
労力を、もっとつぎこまないといけないところがあると感じました。今は、JP 
リリースが最大の目標になってしまっていて、かなりの労力がそこにつぎこまれ
てしまっています。

-- 
Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>