[debian-devel:10610] Re: Debian JP popularity contest results (Mon Oct 11 23:31:57 JST 1999)

[ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxxxx>]

むつみです。

 UNO Takeshi <uno@xxxxxxxxxxxxx> さんは
   Subject: [debian-devel:10609] Re: Debian JP popularity contest results (Mon Oct 11 23:31:57 JST 1999)
   Message-ID: <19991012191623F.uno@xxxxxxxxxxxxx>
 において言いました

>> 宇野です。

>> Emacsに関しては全くの無知ですが、-dlなしの環境でwnnやcannaは使えないので
>> しょうか?

＃以下の話は SKK は念頭においていません。SKK は現状 Emacs になんの手を
＃加えなくても利用できますんで ;-)

 まず Canna + Wnn + Sj3 をサポートするためのパッチが作成されています。
(要するに dynamic loading するんじゃなくて 旧 Mule のようにスタティッ
クにリンクする)これをマージするというのが 1 つ方法としてあります。
＊しかし＊ このCanna や Sj3 のサポートというのは Emacs20 への Mule の
マージの時に Reject された機能 だったりします。つまり、これも Upstream
へのマージの望みはない = -dl パッチと同じ状況です。

 つぎに XIM パッチを利用するという方法があります。この場合 kinput2 な
どの XIM クライアントを利用して日本語入力を行うと。この場合 Wnn や
Canna 以外に ATOK や VJE などのを利用できるというメリットもあります。
ただし、かな漢字入力のインタフェースは XIM なクライアントのものとなる
ので、今まで Emacs 上で egg などを利用して日本語入力を行っていたのと、
かなり操作性が異なることになります(もう一点 Emacs20.4 の XIM パッチの
upstream での扱いがどうなるかってのもわからないというのもあるんですが)
さらに、non-X な環境では日本語入力できません。

 もう一つは、ライブラリなどのリンクを行わずに elisp のみの処理でかな漢
字変換サーバとのやり取りを行うパッケージを利用すること。具体的には
Canna なら yc.el あたりが、これにあたります。この場合、Emacs 側にはな
にも手を入れる必要はないので、elisp パッケージを用意するだけということ
になります。ただし、これも現時点では Canna 対応のものしかない(yc.el。
しかも canna-egg なインタフェースじゃなくて boild-canna をベースにして
いるようです)という問題があります。

 Tamago Ver4 (http://www.m17n.org/tamago/)が出てくれば、最後の方法がベ
ストであろうと思うのですが、いかんせんものが出てこないので、どうしよう
もありません ^^;;;

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 ＊＊ 石川 睦％DMLG 該当者は速やかに申告しなさい!?＠日本 Linux 協会 ＊＊
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